AUDiO SPACE ML-3



AUDiO SPACE ML-3

AUDiO SPACE ML-3
標準価格:89250円(ペア)中国製
寸法:192(W)x300(H)x165(D)mm
インピーダンス:8Ω 能率:86dB
再生周波数帯域:50〜20KHz+-3dB
許容入力:80W
付属品:2種類のジャンパーピン



AUDiO_SPACE_ML-3 スタンドはtAOX
往年のBBCモニターLS3/5AをAUDiO SPACEというメーカーが現代的に復活させたもの。Adytonのプリメインアンプで鳴らすともふもふとした基調で濃密な空気を放出する。やさしい鳴り方です。BBCはクラシック以外の現代のソースに対応するためのスピーカーをPMCとかATCに依頼し、やがてLS3/5Aは消えたけど、このML-3はジャズも淡泊になることなく鳴らせた。楽器の浮き上がるジャズではないけどやさしくてよかった。






キャビネットの奥行きは浅め。密度の高い四角いボックス。そそる外観。(・_・)
いまどき珍しい音調。デッドでにぶい音。真空管アンプの雰囲気良い。
知名オーディオの溶接アンプで鳴らすとふくよかな中に音楽エッセンスが湛えられる。
Ls3/5Aはツイーターや前面バッフルの周辺にフェルトが貼ってあるけど、それは音は回折現象でキャビネット表面を這っていくようなイメージでキャビネット外に放射または乱反射するので、そこで吸収している。そのイメージはWikipediaのプラズマシートみたいな感じ。理想は卵型やちょんまげ型。




金メッキ製のジャンパーピン、美しいオーディオプレート。
箱鳴りをするからか、音の形象においても右下左下方面に四角さを印象づける?。

デッドでにぶい音といっても解像が滞ってるわけではない。
それはよく響く箱にピークをセーブされたようなユーフォニーで、
振動板より放出される粗密波には諧和とゆとりがあります。
にぶい感触のねじ巻き時計を思い描いて戴ければと思います。
箱の響きや形状、フェルトの作用、二種類のジャンパーピン
職人によるユニットの形状調整 等々 よく手の込んだスピーカー。
AUDiO SPACEというメーカーの真面目さが伺える。