
ステラオーパス ステラメロディー ステラハーモニー
その音は…! (・└◇┘・)ちゅんちゅんちゅんちゅん



方式 |
2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁型 |
使用ユニット |
低域用:16cmコーン型×2
高域用:3.5cm逆ドーム型 |
周波数特性 |
33Hz~25kHz -3dB |
クロスオーバー |
3.2kHz |
音圧レベル |
89dB/m/W |
入力レベル |
200W(ミュージック) |
インピーダンス |
8Ω |
仕上げ、定価 |
ラッカー仕上げ(ポプラ, ピアノブラック, エラブルレッド): \490,000/台
マット仕上げ(ピアー, オーク): \430,000/台 |
外形寸法 / 重量 |
幅250×高さ1010×奥行320mm / 38kg |
(・└◇┘・)ちゅんちゅん |
認知ウェブではなく心に訴えてくるスピーカー |


Cabinet Manufactured in Germany
1999年頃発売のアコースティックラボのスピーカー。最上位のStella Eleganceはマンガー・ユニットを搭載しているが、Stella
Opus / Melody / Harmony はバイオセルロース+カーボン繊維振動板の逆ドームのツイーター(日本のフォスター電機製造)を搭載。これは音楽鑑賞に有害なパルス性ノイズを抑えるため、マンガーユニットに近い理想的な音響出力を出すユニットの研究が為されていた模様。ウーファーは自然材のパルプを逆ドームに成形したもの。バスレフはドイツのアーヘン工科大学の新共振理論の応用。参照:audio-jp (山脇正俊様)。
実際、耳が疲れにくい。こころを委ねることができる。眠ることも容易。認知ウェブ(Hi-Fi・論理性)を満たすだけでなく、超自我(無意識・感性的)に嫌われない音を出してる。Acoustik-lab.的には本当はマンガーユニットで構成したかったようだ。マンガーユニットのStella
Eleganceもいつか聴いてみたい。マンガーユニット自体はMANGER ZeroBox 109IIe LE(定価\1,000,000)やMANGER
P-1などで聴ける。 |

BOLERO Made in Switzerland
スピーカーネットワークのカバーには「SWISS-MADE」の印字。FABRIQUÉ EN SUISSE。醸される音はフランスのスピーカーよりはしっかりしていて時計っぽいけど同じフランス語圏なので母音がボインボインしてる。鼻でgateau(ケーキ)をくんくん嗅いで味わえてしまえそうな芳しさ。美しいトゲにはバラがあるというけど、この
Stella Opus はまどろっこいぐらいに甘くて、最後までハーモニックな鳴り方をする。あとが怖いですよ?
比較… Stella Opus はハイエンドらしいナイーブな音色があって教会音楽も美しいけどQUAD 21Lほどストレートには澄んでいない。Jazz系はソースによりけりでVocalも人によりけりです。Norah Jonesの鼻声はStella Opusだと若干惚気てる。Brad Mehldauなどロックっぽい音はMeadowlark Audio Kestrelの方が荒さがあるけど自由闊達な意気を感じる。Stella Opusは角の円い音のロックになる。遠い海から来たCoo等のエレクトリカルサウンドではFinal Audio Design FI-DC1350M2のように獅子座O型♂の欄に書かれているような「優しさの中に不意に見せる生々しさ」はない。はじめから終わりまで甘美。それっきり。でも…『子猫物語』←は
Stella Opus じゃないとだめだった。Stella Opus だと泣いちゃうんだぞ(; - ;)。♪僕の足元に、ひかりが跳ねま~わる。…このくらいまでピュアな時代に遡るなら、この Stella Opus でなくてはならない。ドラクエのサントラもいいでしょう。「私・・耳がナイーブすぎて適応障害があるんです」とかいう人もどうぞ。Stella Harmony / Melody / Opus はパルス性ノイズを出さない。その価値がわかる。 |

Unit

トーンと振動板の親和性は音響の質に正相関するけれど
音樂とスピーカーの親和性も音楽の感動の質に深く関わっている

比較つづき… 解像度、音の量を比較するとMeadowlark Audio Kestrelとは変わらず。ジャンルにもよるけどJazz系の実力は同じぐらい。Kestrelは低音などで締まりがないところがあり(Kestrelはそれを含めたチューニングが快い)、Stella Opusのほうは優等生に整えられている。タンゴなどは明るく美しい(録音ファイル:Tango.wav)。再現の難しいフルオーケストラになるとMeadowlark Audioはいまいちになる。フルオーケストラが得意なB&W Nautilus 803Dと比較すると、Nautilus 803Dの方が分解能が高く分離感もある。爽やかな音響。Stella Opusの方は精緻な描き方で楽音楽音に厚みと湿度感が伴う。でもそれでいて十分な分解能があるから甲乙つけがたい。小編成の楽曲になるとアコースティックラボの優秀さが際だつ。Boleroとの比較ではBoleroの方が素朴な鼻音でStellaの方がより甘美な鼻音です。どちらも素朴で甘美な鼻音ですが。ん・・・。空間の広さとか高域の速度感はELACの様にはいかない。DIATONE DS-1000ZAのような精確極まりない静かな落ち着きはない。でもStellaシリーズはELACの2WAY機のような抑圧的なところはなく、開放感はある。またStella Harmony / Melody / Imago / Opusのウーファーはダブルボイスコイル構造で、これが独特な濃厚さを湛えている。そのLentoな具像はほかに代え難い。特にStella Opusは2基搭載で、内容積も大きく、Acoustik-lab.の音色を深めている。DALIのROYAL TOWERは楽器的にかなりポイントの高い製品で名器と言ってもいいけど、さすがに1/4の価格のROYAL TOWERとは解像度など比較にならず、Stella Opusは無骨さのない形にとろける。弦の響いた感じは、箱を鳴らしてでも導き出すROYAL TOWERやSpendorやTANNOYには負けると思うけど、微細な響きまでちゃんと振動板から引き出される。出てくる音色の幅が広くてAKGのK-701 / K-702と同時比較しても断然Stella Opusはよかった。参考:K-702, SW-HP10。それゆえイギリスやスイスやイタリアのアンプでも日本製品の硬質なアンプでも、各々の音楽性にまんべんなく順応できる自由自在な幅広さも備わっていた。ただダブルボイスコイル構造のウーファーが2基なので、ある程度の駆動力はあった方がいいらしい。 |

『子猫物語』 演奏:Stella Opus : 
『ゲド戦記』 Stella Opus : / Kestrel : 
『DRAGON REELS』 Roger Landes (Bouzouki) :
Delius 『夜想曲~ パリ 大都会の歌』冒頭 : 
Debussy 『月の光』 ブリュートナー製のピアノ : 
Janacek 『ブロウチェク氏の旅』 冒頭 : 
Madetoja Sym No.2 : / ML-3 : 
Schnittke Symphony No.1 : 
Shostakovich Symphony No.8 : 
Brad Mehldau "FreeWilly" : / Kestrel : 
Norah Jones "Come away with me" : 
Mind Relaxation 森の森林浴 : 
(対象をファイルに保存 で聴けると思う)

|