SST Inc. Ampzilla2000


 ヴァカンスで南の国へ行ったときのことを思い出す。現地の料理はおいしくなくて最後の方はいやになってた。でも味付けないままに空が色濃く海は透明であたたかくてまるでコダックブルー、原地の人もホットで街にはその街の独特の匂いがあった。催しものも飾り物も踊りも今になって思えば原始宗教的で文化人類学的な探求の世界に誘われながらエネルゲイア抽出するや否や現地にあるものすべては大いなる大地とおおらかな生命そのものの裸形を留めており音楽が本来もつ原始的な色彩が色とりどりどりに目の前にハッとしたところで目が覚めた。



Amozilla 2000
   
「巨人」、「復活」。
ジェームス・ボンジョルノ。その名を巨人といって異論はあるまい。SAE、GAS、SUMO、DYNACOなどかっての名機が彼の手になるものであったことはすでによく知られています。再生される音楽の素晴らしさによって、それらをいまも愛用するオーディオファイルは少なくない。その彼がいま、長い沈黙と思考の末にこれまでにない着想を得て全く新しい回路構成によって復活。Spread Spectrum Technologies Inc.(S.S.T. Inc.)からの第1作は無能な高価格アンプへのアンチテーゼともいえるハイパフォーマンス価格のモノーラルパワーアンプ。あのSUMO「The Power」のバランス・ブリッジ回路を発展させたアンプ回路の新しいリファレンスとなるであろうコンプリメンタリーフローティングアウトプットのフル差動バランスアンプ、基本的にノンフィードバック回路であり、シングルエンド入力に対する完全で比類のないアンバランス・バランスコンバーターを装備、2000VAの電源トランスを搭載、100,000μFの電源フィルターコンデンサーを擁する出力200Wモノーラル・パワーアンプである。その音は信号とパワーの時間軸上のズレを解消して、消え入るようなピアニッシモの吐息からフルオーケストラのフォルティッシモを完璧に再現、アンプジラ2000、ここに新しいアンプの歴史が始まる。


製品仕様
■定格出力:Mono 200W(8Ω/20Hz〜20kHz)、400W(4Ω/20Hz〜20kHz)
■入力インピーダンス/感度:1V R.M.S.(50kΩ/200W/8ΩBalanced),±1V R.M.S.(±70kΩ/200W/8ΩUnbalanced)、バランス/アンバランス入力切替スイッチ付属
■周波数特性:8Ω/20Hz〜20kHz(±0.2dB以内)4Ω/20Hz〜20kHz(±0.3dB以内)
■定格出力帯域幅:20〜20kHz
■SN比(A加重):−120dB以下(フルパワー時)
■全高調波歪率/混変調歪率:0.05%以下(4〜16Ω/20Hz〜20kHz)
■ダンピングファクター:250以上(20Hz)
■電源:100V(50/60Hz)、10A(UL/CSA規格)
■プロテクション:サーキットブレーカー付パワースイッチ、インジケータ付4DCパワーサプライフューズ、ピーククリップインジケータLED、サーマルLED
■シャーシ:#14ゲージスチール、パウダーコート仕上
■外形寸法:267W×206H×400Dmm
■重量:23.8kg
■価格:900,000円(2台1組)(税別)





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