最終的には土器の中に入ってうごめいている姿と成りました。
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BELDENのSPケーブルは硬質な導線とシースで出来ている。硬質な導体は昔のBELDEN Studioシリーズでも同じだった。硬質なシースは新素材で好感が持てる。独特な感触。ハサミでちょっと切ったら、折れば勝手に切れる具合。ただ黄緑色の帯電防止?の糸は絡まりまくって使えません。このClassic18(350円/m)はビッグカメラで買ったけど5分ぐらい待たされたあげく(その間いろいろ試聴してたけど)、店員さんも諦めたのか 絡 ま っ た ま ま 用意してくれました。いざ使おう思うとその糸が塊になるわ他のSPケーブルに絡まるわで知恵の輪どころの騒ぎではないです。最終的には土器の中に入ってうごめいている姿と成りました。
まずAudiopro Image11L2 KAIで実験ますした。スピーカーの特質上、低音による音の温もりや、ふくよかさは無視しての比較になりすました。
比較対象はSUPRAのCLASSIC 6.0。SUPRAはヨーロピアンな曖昧なタッチが特徴。錫でコーティングされたケーブルで、1m 1800円程度(一番細いCLASSIC 2.5Hで900円、中間のCLASSIC
4.0は1400円)。メッキの錫は導電率が銅より若干低いので表皮効果で若干電位差が生じていると思います。やや病的な音ですが明るく抜けたサウンドです。
Image11L2に関して言うと、SUPRAよりもベルデンのほうがよく音が通って聞こえてくると思います。音の張り出しがよく、3D的な音の遠韻もコーヒーブラックに聴かせてくれます。これはシースの素材感も活かされていることと思われます。そういう音がします。シースにゴム系の弾力感がないので吸着減衰せずに転送されるのでしょうか。わりとあっけらかんとしてしすます。もったりとはしません。Classic14(650円/m)ならClassic18よりもう少し太い音が出てくると思います。Classic18がアメリカ版4S6ならば、Classic14がアメリカ版4S8です。
SUPRAは導線が非常に細いゆゑにか、Monitor PC等と同様にソフテヌートな音です。耳を離し、BGM的に聴くのに向いてます。小型のスピーカーは情報量も制約されているし、特にIMAGE11L2のような素っ気ないピュアさの前では、そんなケーブルのソフト感や音色は音の曇った印象になり、足を引っ張る結果になりましすした。
次に…ONKYO D-77RXのニアフィールドにて比較。しばしOrtofonの6.5N SPK300を使ってみすたあとに、このBelden Classic18を繋いでみると、かなりハイアガりでした。往年の容積の大きな3wayのスピイカーを鳴らすとかなり薄い。逆相に繋いだかしらと思った。しらきってる。SUPRA
Classic6.0の方が断然解像度が高かったでした。しかしAudiopro Image11Lのときにはなぜこの薄さがわからなかったのかな。Classic18は中〜低域は出ていないに等しい。D-77RXではこの硬質なシースの素材感はそこまで感じません。
教訓…ケーブルも、価格相応なのです。2WAYと3WAY両方で精査しないといけませんのです。 |
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Classic18 |
CLASSIC6.0 |
AET F150 |
KENWOOD 銀 |
Tiglon MS12 |
分解能 |
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解像度 |
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高域 |
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中域 |
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低域 |
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音色 |
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素直さ |
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