BLOSSOM BLO0160EW (BLO0169EWのサイズ)


Blossom BLO-0160EW
Blossom BLO-0160EW
(サウンドエンハンサー&スタッキング・サイドパネル標準装備モデル)


[商品説明] オーディオ機器のパフォーマンスに於いて大変重要となる電源回路部を大幅に見直し、幾度にわたる試聴を繰り返した上で完成したBLOSSOMオーディオ製品専用の強化電源ユニットです。BLO-0160外部強化電源ユニットで駆動したオーディオ機器はあらゆる面でその性能を大幅にグレードアップし、実体感を伴った極めて音楽的なサウンドを解き放ちます。
・BLOSSOM BLOシリーズ用強化電源ユニット / ・リニア電源方式 / ・低漏れ磁束、低輻射ノイズ 密閉型トロイダルトランスを採用 / ・大容量コンデンサ使用 / ・ポイント to ポイント パターンデザイン / ・FURUTECH社製 ロジウムメッキIECインレットを採用 / ・OYAIDE社製内部配線材を採用 / ・FoQ制振材を採用した 制振機構 / ・堅強なアルミ押し出し材ボディー / ・磁気ノイズ低減 コッパースタビライザー / ・3系統パワー出力 / ・汎用2P電源ケーブル6ft及びBLO-DC220 DCケーブル1.5ft 付属 (1本)


BLO-0160 専用ケーブルBLO-DC220以外での接続はできません
ブロッサム製品に3機種同時にOUTPUTできる
専用ケーブルBLO-DC220以外での接続はできません
極性反転ケーブル。45cm \2600




左:BLO-0160EW (BLO0169EWのサイズ) 右:BLO-0299(ヘッドホンナンプ)
裏返してみた感じ
左:BLO-0160EW 右:BLO-0299


電源ユニットの有/無では音質の違いがあるのだろうか…。ブラインドテストをしてみた。
BLO-0299の付属のACアダプターとBLO-0160EW。付属はスイッチング電源、BLO-0160EWはリニア電源。どちらを接続したかわからないようにゴム手袋をして抜き差しする。結果…5回中4回外した。付属のACアダプターは元気な音に思えた。ヘッドホンよりもスピーカーから音を出した方がわかる気がする。と思ったけど当てられない。どちらがBLO-0160EWか。ブラインドで接続し、2分聴いて付け替えて2分聴いて付け替えてと聴いてみたけど…付属のACアダプターよりBLO-0160EWの時の方が響きに品があるのだろうか。ACアダプターの時は空気が雑だろうか。でもミクロすぎてわからない。子供ならわかるのかな。
結論: ほとんど変化がないか、僕には見抜けなかった。ナノテックシステムズのデモでは電源ケーブルの違いがよくわかったので、ヘッドホンアンプとパワーアンプの消費電力量の差や、使ってるシステムの差の問題はあるかもしれない。そんなわかるわからないの微妙な違いに3万円出すか、付属の秋月電子のACアダプターでもよしとするか。でも無意識に堆積するものには差が出ることはあるかもしれない。精神的には使ったほうがいい。
消費電力をワットチェッカーで計測したところBLO-0299は2Wで、BLO-0160を介在させたら3Wになった。BLO0160単独では0W。




正直言って、音質的に大差ない。詳しくは下記にて

BLOSSOM BLO-0299Panasonic SL-PS700LUXMAN DA-100musica hpa60の比較。
【音質】 BLOSSOM BLO-0299musica hpa60は輪郭感のない優しい音。LUXMAN DA-100の方は厚みの中に粒立ちがある。LUXMANは新しいモデルをヤフオクで出品すると2000ぐらいアクセスの出る全国的に人気のあるメーカーだからか陽性な音がでる。BLOSSOM BLO-0299はある種の方向性に偏ったマニアが好きそうな陰性な音。コクがある。メーカー製品の割には機械的な無難さや普遍的な再現性ではなく音質一辺倒のつくりをしていて高域に特徴が目立ったり全体的にのっぺりしたりオンキョーのD-77FXIIほどではないけど鼻がつまっていたりもする。LUXMAN DA-100よりも空気の層は厚い。木のキャビネットが影響しているのか独特の音色ももってる。オーガニックな音を出す。まだ試してないけどバランス駆動したら圧倒的にBLOSSOM BLO-0299が良い音だと思う。バランス駆動をする事が前提のような設計だから。空間再現性はBLOSSOM BLO-0299は広い。musica hpa60は比較的広くは無い。musica hpa60は音色の良さで聴かせている。LUXMAN DA-100は情報が厚く間隙をエーテルに満たされている。音像はマシュマロ感に包まれていて団子が弾ける。アグレッシブなパートで痛さがない。往年のCDプレーヤーPanasonic SL-PS700のヘッドホン出力は最もすっきりとしていて空間感がある。古いからか僅かに雑味感は無意識の領域に残っているものの安っぽい音では一切ない。据え置きのヘッドホンアンプは既にある臨界点に収斂していて大差ない。ここまで書いたもののブラインドで区別つかないぐらいの違いになる。ウォークマンは搭載できる素子に制約があるからモデル間で音の違いが出てくるけど。BLOSSOM BLO-0299(シングルエンド)とPanasonic SL-PS700LUXMAN DA-100の3機種の間には本当に僅差しかなかった。予想以上に変わらない。LUXMAN DA-100に関してはデジタルフィルターの1と2の切り替えもまるでわからない。至福さはやはりPanasonic SL-PS700よりLUXMAN DA-100の方がある…かな。聴き疲れの度合いも低い気がする。LUXMAN DA-100BLOSSOM BLO-0299は音のふくよかな昔のヘッドホンで聴いてみて心地よい。musica hpa60はアンプにシビアな反応をする先進的なヘッドホンでも和らいで聴ける。
wav/√ドラゴンクエスト8のプロローグ…ライン録音してみたけどぜんぜん差異が出なかった。どちらかといとTASCAMのDR-1で解釈された音になった。




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