BLOSSOM BLO-0299


ブロッサム BLO-0299

スピーカーのように、ヘッドホンをバランス駆動(+と−で駆動)する事ができるヘッドホンアンプ。
バランス駆動するにはヘッドホン側を改造する必要があるがシングルエンド駆動でも充分音が良い。
かなり手の込んでる基板。完全バランス設計。高品位シンプル思想の極みといえる回路構成。倒産寸前。
RCA出力のプリアウトの音質も良く、ELSOUNDのEPWS-5Sが初めて生気に満ちた音を出した。







翻訳ソフトにかけると、CREEKは小川で、QUADが中庭で、BLOSSOMは花。花です。

ラインアウト出力の音が最高峰。肩の力の抜ける音を出す。純度が高く遠近感がある。オーディオ出力はアンバランス一系統。入力は二系統でバランス入力とアンバランス入力。音質には差がない。マスターボリュームコントロールと書いてあるけど音聴くとバッファアンプを使ったプリアウトに思える。単に蒸留水のような音ではなく、純度の高い中にも生命感や音楽味がある。例えるなら「楡の木」「鷲」「土筆の野原とドクダミ茶」「アメリカンコーヒー」「ヨーロピアン」「カリビアン」「」「」 ←思いついたら書くね。



バロメーターで比較。Blossom バランス駆動ヘッドホンナンプ BLO-0299

ラックスマンは物量投入して厚い音を出す。P-700uの構成はまるでプリメインアンプみたい。価格COMで読んだことによると山水電気などのバランス型のプリメインアンプのヘッドホンアンプ部を改造すると至福の音が出るらしい[URL]。たしかにそうかもしれない…。プリメインアンプでは細かいエッセンスは出ないかもしれないけどシングルエンド駆動のヘッドホンアンプよりも開放的に鳴るだろう。でもどの道その技術力がないのなら、ラックスマンのP-700uを買うしかないか…! とヤフオクを漁っていた折に巡り会ったのがブロッサムというメーカーだった。知名度がないためかラックスマンに比べて中古がかなり安かった。でも取扱説明書とか読んでみると部品をつなぐ配線バターンは一本一本独立させていたり手の込んだことをしている。ゲインは0。音質を落とす回路は省いてある。ラインアウト時はハムノイズ?がプーンと細かく鳴ってる。ノイズ対策素子など使う気はさらさらないのだろう。電源投入するとスピーカーからボンっという。ラインアウト時には電流制限形保護回路が機能しない。故ジェームス・ボンジョルノ氏のSAEとかGASほどではないと思うけどオーラデザインよりはあやうい感じ。すぐに紅葉して簡単に壊れてしまふ思春期。大手だと出来ない事をしてる。ボリューム位置も寄生キャパシタンスを減らすためかなり上げる設定になっている。たしかにボリューム位置は出来るだけ上げたい。デジタルボリュームでも音量絞るほどに変な音になる[RSDA302]。











PIONEER C-90aとの比較 [URL]






Pioneer C-90aの上にブロッサム


BLO-0299取り扱い説明書 [URL]
ヘッドホンとの組み合わせ [URL]
Blossom専用強化電源 BLO-0160 [URL]



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