●寛ぎのある音楽空間を目指し、素材と音響の技術を北欧に求めたヨーロピアンサウンド仕様。 ●スピーカーユニットはあの名高いデンマークのピアレス社製造。 ●エンクロージャー、バッフル板も欧州独特の肉厚の高級木目外装。 ●低域には、14.5cmCSC(Composite Sandwich Cone)ウーファーを搭載。 ●CSCウーファーは、2種類のポリプロピレン素材をラミネート。 ●このCSCウーファーのラミネート構造により、剛性と内部損失の理想的融合を実現。 ●背圧の相互干渉を低減するため、フレーム後方にポートを設置。 ●新開発フラットダンパーや無反射ダストキャップ等新技術により、より高品質な低音再生を実現。 ●高域には、2.5cmの定指向性WA(Wide Angle)トゥイーターを搭載。反共振をコントロール。 ●このWA(Wide Angle)トゥイーターより自然な音像定位と音場感を獲得。 ●WAトゥイーターの傾斜を持たせたフロントプレートが直接音と反射音のバランスをコントロール。 ●さらに、WAトゥイーターは、ソフトドーム形の採用と相まって、フラットでスムーズな特性を獲得。 ●外部への磁気漏れの無い防磁型となっており、テレビの映像などに悪影響を与えません。 ●ネットワークには、高音質コンデンサやOFCケーブル、チョークコイルなどを使用。 ●端子部には信号の伝送ロスを抑えるため、金メッキ真鍮削り出しネジ式ターミナルを採用。 ウーファーの面はささやかに平坦で、前面の板はささやかに立体的で、ツイータ周辺は奥へケーブして時間軸を合わせているのが目にも優しい。暗い木目調のキャビネットのみならず造り自体にも高級感がありました。サランネットの質感もとても繊細な感じで、見よ、このキューティクルって感触だった。音の通りもよかった。 後ろからのデザインはケウンッドのS270と区別つかないでございます。 |
「ヨーロピアン指向の小型2ウェイシステム。トップモデルSC-E757がもつ高音域の絹ごしのような質感はないが、ヴォーカルなどの音域に独特の暖かさと肌合いのよい質感表現を得意とする。さらに音像の力強さや陰影の濃い描き出し方もこのクラスとしては上々だ。出力よりも質感描写のよいアンプを使って鳴らしたい。」(細谷)ステレオサウンド
'96 WINTER SC-E757には憧れるが名器としてその存在は定着してしまったので発売から10年経過した現在でも中古価格は4万以上する。SC-E737は比較的安いが価格なりになるかもしれない。微粒子はそこそこながら空気感を聴かせるのでホールトーンを醸す必要なく、クラシックに使いやすいが、さほど緻密な界面ではない。このホールトーンはなかなか上質なダウンを使っていると感じるけどジャズとかヴォーカルの再生は聴きやすくも平均的、ハービーハンコックのBE STILLなど重低音がボンつくソースになると駄目。振幅の大きいのは苦手なもよう。通奏低音はいい感じに伸びるので、響かせる系のハーモニーなら優秀。トーン自体にはさほど色付けのないサウンド傾向。その点は国産。 組み合わせとしては、AuraとかREGAとかElectro CompanietとかMusical Fidelity A1などの肌触りのよい洋物アンプや、musicaのアンプが向いてると思う。一部の国産アンプで鳴らすと少々きつかった。marantz PM-99SEなど。 |