DIATONE DS-1000ZA |
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ちょっと写真がベタツキ感がありそうな撮れ方になってしまったけど、個人的にはDS-1000ZAのデザインが一番好き。DS-2000ZXは発売当時は至高の麗しさだったけど塗装シートが経年劣化で剥がれてしまっている。それがなぜかDS-1000ZAは剥がれていないものが多い。 アンプはSHARPのフレッシュで混濁感のないSM-SX10とELSOUNDのELMUSA7で使用しました。本当、録音しておけばよかったわ。文章が冗長になるよ。(読了まで5分〜10分) |
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B4C(ピュアボロン)のドーム 2022年現在でも先進的な素材。もうオーディオ売れないからハイエンドでしかこういうの作られてない。YAMAHAならNS-5000のZYLONに相当。 |
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このドームはヤフオクで発掘すると割れてるのが多い。奇跡的に割れていない。 |
DIATONE DS-1000ZX(29kg)との比較 DS-1000ZA(31kg)のほうがカチコチにキャビネットを固める設計をされている。1995年のDS-900EX(21kg)は裏面バッフルに米松合板を採用されていた。そのぶん明るいポップなサウンドになる。DS-800ZX(25kg)も軽量化されて響きを活かす方向性だったと思う。DS-1000ZAは豊かさではなく忠実な音像。自分はそれ系の音をずっと避けてきたけど面白くて仕方ない。正直な音で下まで伸びていて腹の底が落ち着く感覚。なぜ密閉型を採用しているのかは音を聴いて初めてわかる。中域も高域も各音像がきれいにそこにある。オーディオライクに浮き立つこともなく。密閉の低域はぼーぼーという共鳴のない低音。付帯音ではなくコクのある本当の描写力。次のDS-1000ZX(1995年)のほうはもう少し明るい音が出ていたかな。DS-1000ZAはしっとりとした音。両方ともクラシックが素晴らしい。ジャズやポップスは落ち着いている。DIATONEぐらいでしか大編成の管弦楽は忠実に再生できない。アコースティック系は特に分解能の高さが必要だけど、DS-1000ZAはそれに応えてる。自分の耳が、誤魔化されていないことをわかってる。ピュアボロンのドームがとにかくすごいのである (語彙力不足。 |
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270mmアラミッド・ハニカムコーン 本当に美品を手に入れた |
ずっとDIATONEのカタログを見て育ってきたのでこの姿を見るとうれしい。落ち着く。やっぱりDIATONEを再購入してよかった。 SHARP SM-SX10というデジタルアンプで鳴らしてみたらやっとDIATONEの実力がわかった。ウーファーの口径が大きいしデジタルアンプの分解能が理想的塩梅。オーディオ系のイベントでAccuphaseで鳴らされていたDIATONEの音は晴れやかさがなく、ずっとDIATONEはつまらない音だと思って生きてきた。けれどこんなに実力と才能を秘めていた。以前DIATONE DS-1000ZXを使ってみたときはアンプの選択に苦心してやっと方向性が見えたところで売却。当時はmusicaのアンプが良いと思った。今回エルサウンドのエルミューズ7で鳴らしてみたら理想的な鳴り方をした。角張らなくてふっと出てくる。リンク先を参照してほしい。SHARP SM-SX10を超える。 |
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いっちょにドライブを楽しんでいる。 |
音楽とか宗教のように自由度の高いジャンルへの接し方を見るとその人自身のことが見えてくる。たとえば、単純か、複雑か。頭がよい人は複雑な反応をする。あと妄想が得意。いろんなものが多角的に見えているようだ。声をかけると様々な表情を持っている。 日本人のなかには地味だけれど話していると魅力的な内容をもつ人がたまにいる。人類発祥から最も遠い大地の日本。全方向からの混血。DIATONE DS-1000ZAはそれを思い起こされる(強引な解決)。あるいはわびさびの音。価格コムのレビューを読むとDIATONEはDS-2000以上を使ってみるべきらしい。本当はDS-2000ZXを使いたい…。でも重量38kgは椎間板ヘルニアの自分にはちょっと無理かな。DS-2000ZXの所有者がいらっしゃいましたら、ぜひ遊びにいかせてください。 |