オーディオの足跡様より
DIATONE P-610FA(16Ω)
DIATONE P-610FB(8Ω)
¥3,980(1本、1983年頃)
定格入力:7W
最大入力:20W
再生周波数帯域:70Hz〜20000Hz
出力音圧レベル:92dB
DIATONE P-610FB(16cmパルプフルレンジ) P-610DA、P-610DBのフェライト磁石版。 フェライトのメリットは減磁しにくいこと。 P-610DAとP-610DBはアルニコニコニコマグネット。 |
沸騰して泡が出ている。これ静止画だから泡の瞬間を捉えているものです。今もなお、蒸発して泡が出ているんです・・・。 ダイヤトーンの傑作との評判どおり、ホットなスピーカーなのである |
いつかこのユニットを壁に埋め込む 予 定(まだこの人生で聴いたことないのにレビュー書いている) |
あれから3年…やっと作り始める。(2021) |
壁に埋め込みました。作業時間10時間。 @ヒノキのまな板を購入 A鉛筆で下書きし電動のこぎりで切断 Bサンダーで綺麗に面取りをしてやすりをかける CP610FBの取り付け穴を電動のこぎりで開ける(バッフル開口径145φmm) DSP端子の取り付け穴をドリルで開ける E蜜蝋ワックスを塗って1日放置し、からぶき Fひとまずボルトで装着、確認して外す GSoundgeekの配線材をP610FB+−にはんだ付けする H今回、スピーカー端子ははんだづけせず。バッフルに穴開けて配線材を裏から通す。直接SPケーブルと接触させる。こうすると音がいいし楽だった…。(なぜ思いつかなかったのか) |
\( ^)o(^ )/ 完成 |
忘れてた、一番大変なことを。I隣の部屋に穴を貫通させる。Jこのスピーカーを取り付ける。壁の貫通穴がズレたので神棚用の八足台(右)でふさいでカムフラージュしましたよ。 音質・・・AURASOUND AS-525という14cmパルプ・フルレンジからの変更。そのAURASOUNDがうっとりする声質だったため、ちょっと勇気がいった。ジブリ『コクリコ坂から』をソースに比較。センタースピーカーで使用。EL34の真空管アンプで鳴らす。結果的にはP610にして良かった?。レンジと解像度ががらりと変わった。ただしうっとりする色気は減った。DIATONEは静観している。ぼやけない。DS-203やDS-1000ZXとは音色的に共通するものはないけど、鳴り方は共通。スタジオの声。空間が広くなって開放的。同じフルレンジでもこんなに違う。手嶌葵 『さよならの夏〜コクリコ坂から〜』 はエコー感が良い音源だけれど、そのエコー感はすっきりめになってしまい、AURASOUNDのほうがうっとりする馥よかなエコーがあってよかったなぁ。だけど、P-610FBの方が歌声に芯がある。AURASOUND AS-525は一般的なフルレンジユニットと同じく高音は歪んでしまいキンキン成分がたまにあるけど、DIATONE P-610FBはフルレンジなのに高音が不愉快ではない。このユニットの形状もカットアンドトライで完成したもののようだ。 アルニコマグネットのP-610DA/DBがヤフオクでも高騰しており、5ちゃんねるなどでも熱烈に推奨されていて伝説的な扱いを受けている。復刻版のP-610MA/MBもアルニコで、良いみたい。自分のP-610Fはスタジオみたいな音で聞き取りやすくて声の痩せもなくていいけど、Facebookの方の言う「マタタビスピーカー」のような魅力は・・・。うーむ。 |
壁埋め込みこそが理想のスピーカーユニットの活かし方。 「前面バッフル(取付板)の強度が不足しやすい。」 「DENSO TENの卵型スピーカーやB&WのNautilusのように球面波が出ない。」 「低音が出にくい(バックロードホーンとは反対)」 「そもそもオーディオのための家ではない。壁に穴を開けたら後戻りできない。」 などなどデメリットも数限りなく挙げられるけれど、デメリットより数少ないメリットの「量」が優っていればいい。 「背圧の影響から解放される。」 この1点だけですべてのデメリットを補って余りある。そういうものなんです。ケーブル肯定派否定派論争でも。。人は敵・異教徒・別の政党を糾弾する際には出来る限り数多くの相手の落ち度を探して見つけて相手が屈服するまで目の形相を変えているけれど、「結局トータルとしてどうなのか」が問題。だから試聴をしないといけない。手間がかかってもそういうことをしないと、連言錯誤に陥ったり印象が操作される。パルプコーンとケプラーコーンとではどちらの方が音離れが良いだろう。 |
【予定】 もう壁に埋め込むスペースがなくなってしまったので、次は、鉛筆の貧乏削りみたいな発想で、バッフル四方にユニットを取り付けて、未接続のユニットをパッシブラジエーターとする密閉型のスピーカーを生きてるうちに作ろうと思ってます。2024年現在まだ作っていない。 バックロードホーンも作ってみたいけど、音の進路が90度曲がるたびに濁って「洞窟音」になるみたいなのでやめとく(Sunvalleyの表現)。3Dプリンターで巻貝とかトランペットのような形状のスピーカーを作っている人がいる。バックロードホーンの究極はそれになるのかな。木工でそれは無理だ。工芸の世界になってしまう。 |