ELECOM AQUA EHP-BA100BK
一言でいうと かまぼこかまこぼかままぼっこ (・└◇┘・)



ELECOM AQUA EHP-BA100BK

澄み渡るような中高音で、透明感と広がりのある瑞々しいサウンドを実現。低域もバランス良くカバーする米国Knowles社製バランスド・アーマチュア型ドライバーを採用したステレオヘッドホン“AQUA”。
 

銅合金製のボディで重量感があって、ぶら下げていると重みに引っ張られて断線が気になる。その重さによる恩恵は振動板の挙動を安定させること。金属製だからこういう音色になるという音叉的な側面の他に、この重量だからこういう安定感になるという側面もあると思う。かまぽここ (・└◇┘・)

音質はBA型が出た当初の、海外で食べる寿司や日本食のような(美味しいところもある)、なにか抜けた感じはしなくなっている。繊細さ・スムーズさはそのままに階調が良くなりレンジも広くなり同価格のダイナミック型と甲乙がつけられなくなってる。
密度の濃いしっとりとした音は最新のBA型の恩恵。最低域までは沈まないけどハイ上がりなところは皆無で、たぶんかまぼこ型。かまぼこかまぼこかまぼっこ。周波数特性のグラフがかまぼこの断面のようになっているところから「かまぼこ型」というのだけど、かまぽこのような冷たくて軟質感覚が、EHP-BA100の音色を表現するのにふさわしい。周波数レンジはきっと狭くない。Dレンジは深くて分解能も高い。

トゲトゲしいところは皆無で そのうえ昔のBA型とは違って滑らかでクラヴィオーラ等の癒しの音楽を再生すると『アクア』という名称がまさにそれだなと思える。ゲーム音楽も優しく聴こえる。反面、ロックはやや張合いがない。直情的なところがない。でも綺麗なハモリはある。クラシックはアーノルドの交響曲第3番&第4番などがセンチメンタルな感傷に包まれやすい。イヤーキャップの密着度も高く外界の音はよく遮断されてる。

KENWOODのDAPとの相性が抜群によい。SONYのウォークマンはNW-ZX300なら理想的。NW-A40は爽やかかもしれないけど、NW-A10だと雑味が目立つ感じだった。