ELSOUND ELMUSE7





ELMUSE7;エルミューズ7(7W+7W)
従来のEPWS-5 / EPWS-6から回路を一新したモデル。貸出機にて試聴。
2013年頃購入したELSOUND EPWS-5Sは、他のアンプと取っ替え引っ替えして9年、未だにメインのパワーアンプです。結局EL SOUNDに戻ってきます。EPWS-5Sは組み合わせるプリアンプによってはMcIntoshのような厚みのある音が出ますが、基本的には純度が高くて軽妙な音だと思います。
早速ですがEPWS-5と比較… ELMUSE7は羽毛のようにふわっとしていて、音色的には寒色系で、爽やかな音調でした。EPWS-5に比べて分解能が高めで音の厚みはやや減る傾向。音の厚みは画像で例えると「ぼかし」が入ってるだけかもしれず、ELMUSE7を使っていて解像度や量感の不足はまったく感じませんでした。EPWS-5と解像度が変わらないとしたら、ぼけが引き締まって音像が滑らかで分解能が高くなった事になる。このアンプのおかげで、あまりみんなの評判のよくなかったDIATONEの先進素材の3WAYスピーカー(今回はDS-1000ZAを鳴らしました)が、30年経ってやっと水を得た魚のようになって、B4Cドームの解像度と分解能が遺憾なく発揮されました。正確な音だけれど硬質な音ではなく、女性ヴォーカルも瑞々しくて心地よく、管弦楽のホールトーンも豊かで、音楽性豊かです。DIATONEはきっとこういう風に鳴らして欲しかったことでしょう。不遇のメーカーだったなぁと思いました。
次はSHARP SM-SX10と比較検証… SHARP SM-SX10は11.2MHzの超高速スイッチングLSIを搭載した1ビットデジタルアンプ。シャープの技術の集大成でSM-SX300下位の最後のプリメインアンプです。DIATONE DS-1000ZAはデジタルアンプで鳴らせば解像度や造形の正確さなど潜在的なポテンシャルを遺憾なく発揮しますが、ELMUSE7で鳴らすとSHARP SM-SX10を超えてる印象です。SHARP SM-SX10のほうがデジタルアンプである分、低音まで分解能が高いけれど、ELMUSE7の場合は音像が角張らないのが良いです。ふっと音像が自然に浮き出てきます。強調感がないし、正しい音像をしています。EPWS-5でも同じです。ゆがみのない高解像だからか、きつさがなくて優しいタッチで、ニアフィールドで聴いててもずっと疲れないです。3時間ぐらいストレスや不満なく聞けました。

あとボリュームのノブの感触が重厚でした。EPWS-5やEPWS-6は外観系は捨ててた印象だけど、ELMUSE7はマットな仕上げで本体の触感が良かったし、色もわりとキレイでした。値段が10万なのでしばらくしたら購入したいです。購入後はメインアンプになるから保証が延長で5年のプランがあればなぁと思います。末永く在ってほしいメーカーです。




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