Furutech ADL H128
フルテックのヘッドホンH118の上位モデル






FURUTECH ADL H128





形式: 密閉ダイナミック型
ドライバー: 口径40mm特殊高性能マグネット
出力音圧レベル(1kHz): 98dB SPL/mW
イヤーパッド素材: ソフトレザー
コネクター: 非磁性ロジウムメッキ仕様のα(Alpha) mini-XLR
コード: 片出し3.0m ストレート(着脱式)
質量: 約280g(ケーブル含まず)
ADL H128はADL H118の兄機にあたる後発モデル。H118とはまったく異なる音だけどフルテックらしいやさしさは健在。H118の10代の手のようなヒューミッド感はないけど、すっきり突き抜けたサウンドステージは上位クラス。澄んでいるのにやさしい音で、優等生型だけど無機質ではない。シルク、ビロード、和菓子、落雁











側圧が若干強め。カラーはブラックとネイビーと茶色がある。ネイビーがとてもかっこよい。
H118は弟に数日貸したら壊された。質実剛健で頑丈そうだったけど、折りたたみ式で脆弱な部位がある。H128は折りたたみ式ではなくなったけど、Amazonのレビュー見るとプラスチックの部分が折れるみたいだ。箱にnewというシールが貼ってあるものは改善されているとのこと。





FURUTECH HP-35X






・「コネクターの材質もすべて非磁性特殊銅合金を採用」
・「HP-35X のプラグ仕様は非磁性ロジウムメッキ処理の3.5mmステレオミニジャックと非磁性ロジウムメッキ処理のミニXLR プラグ、ハウシングは非磁性ステンレス材質採用しています」。
とのことで重量感がある。
音質:フルテックらしい感触の良い音色にバランスの良さ。暗くもないし冴えて明るくもない。BELDEN 88761に比べて日本らしい繊細な鳴り口。BELDEN 88761はスマートな音像だったけどフルテックはふわっとしていてクラシックがイケます。なにより使い勝手がよく、シースの触感が過去に触れた事のない心地良さ。曲げの良さも付属品と同じぐらい。BELDEN 88761は実使用で使い物にならなかった。言われているほど良いわけでもなく。。安いけど。
HP-35XとCottonが絶縁体のサウンドギークで自作したヘッドホンケーブルに較べると、その自作品のほうはスピーカーケーブルみたいに導体が太いというのもあって、解像度・厚みはそちらが上だけど、樹脂なのに樹脂らしい違和感(誘電率や帯電)を感じないところがすごい。導体との接着面にシルクでも巻いてあるのかな。なによりHP-35Xは「てこの原理」でジャックを破損する心配がなさそうな所がいい。とにかくやさしい。実用的にはこれに優るものはそうない。


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