定価:¥38,000 PHONO入力対応。Output端子はプリアウト。バッファアンプとボリュームを介している。光角形なし。24bit/96kHz対応。電源はACアダプター。高級オーディオ専用部品の採用。オーディオ銘器賞2011、ビジュアルグランプリ2011受賞。150×111×57mm、約785g(本体)。モデルチェンジしてGT40αに。 |
オーディオフェスタ[URL]に行ってこのモデルを知った。RCA端子はFurutech FP900.. 誠実に造られてる。派手に冴えた音の機種が多い中、このモデルは遠慮して引きこもっていたが、その音が忘れられなかった。やはり丁寧な音がする。USBバスパワーではなくAC電源での駆動ともありしっかりした音の造形を為すが、オーディオファイル向けの音質仕様なのかヴォイシングによる賜物なのか、いかにもハイフィデリティーな音ではなく、耳がおっとりする音の具合。ただしLUXMAN DA-100でも同じであったけど、Victor HP-DX700等を使うと耳(有髄神経)が痛くなる。beyerdynamic DT990PROやSennheiser HD650のやうにやはらかな(攪拌された)音のヘッドホンなら多少やはらぐ。高域までリニアに出ているからだと思う。PC環境ではそれは毒にもなりうる。 |
【関係ないコラム】 「モニタースタジオ仕様か音楽鑑賞用のものか、我々は一体どちらを選ぶべきなのか」 音楽には「創り手」と「聴き手」があるが、創る人は偉そうにモニタータイプを選べばよい。一切の音を普遍的なバランスで出す(音色は汚くても良いからとにかく埋没成分の少ない)機種が理想。聴き手側の人なら素直に音色の良さで選べばよい。一般的にオーディオファイル向けのモデルの方が実力がある (フラットに音が出れば良いというものでもないし、欲望は無限に拡大するので)。f帯域やDレンジなど無理をさせてないものは音が素直である。フルテックは音が素直。多少は現代的でfレンジが広いしトランジスタ的に力強さを感じる音だが、虚飾が少なく甘美で、マニアに理解されるところがあると思う。電源をONにするとポップノイズが生じる。使用時の音質が優先されているから。 |