HUBER+SUHNER S-04272 B

 



スーナー社の単線ケーブル「ブルースーナー」で自作したケーブル
HUBER+SUHNER社の単線銀コート仕様のケーブル「ブルースーナー」(S-04272 B)
【使い心地や素材感】単線ケーブルで導体が硬めともあり形状記憶するケーブル。硬すぎて使えないほどは硬くはない。ぐにょぐにょさせて使う。このケーブルは、なによりシース(外装部)の素材感がたまらない。叩くとカチコチと鳴る。
【音質】ブルースーナーは一時流行ったみたいでかなり独特の音色だと言われている。CDPの出力ではそれでもいまいちわからないが、パッシブプリ⇔パワー入力間に使うとよくわかる。単線らしい完満通直な鳴り具合とハーモニーや空気感レベルの音の揃ってる心地よさがあるが、全体的には曇ったところのある不思議系な音。厚い銀コートの表皮効果もあってかソフトで甘い音色も伴っている。単線は表皮効果にメリットがなく振動の影響を受けやすいが浮遊電子が悪さをしないメリットはある。絶縁体の素材が絶妙なのか面白い音に成ってる。甘い音味で、DAISOの100円均一のカナル型イヤホン(落雁や生クリームの音味をしてる)をケーブルにした感じ。解像度や分解能は平均より低い。ホールトーンは弱いが、中高域の楽音にエネルギー集約して空間感を産み出している。f特はフラットではなく凹凸があるが、音像自体は凹凸なく滑らかで、おもちゃケーブルの高級版といってもいい(ブッシュドノエル)。同じ単線でもStereo & Oyaideの単線ケーブル[URL]とはかなり個性の違う音色をしている。どちらも魅惑的。シールドはしっかりしている(メッシュ&アルミ箔)。
後記:プラグ内でセンターを綿で包むと音がかわる。綿は音をこなす効果がある。ブルースーナーのケーブルの個性を好む場合、綿とセーム皮で包まないほうがよい。詳説:URL