SMT model W38L
(JBL E140? 2225H? のリファービッシュ品)








それを壁埋め込みした








木材:けやき(欅)
値段 約12000円 (W120 H50 D5 cm)
耳は塗装、表面はRYOBIのサンダー(研磨機)で仕上げた状態

もうこれで完成でよかった。うっとり




SMT model W38L


仕方ないので取り付ける

SMT model W38L
(JBL 2225HかE140のリファービッシュ品)
非常に丁寧に仕上げられている
本当に好きでないとこの仕事はできない
製作者の方はもう娘も結婚?してみえるのでこういうことができる



オーディオの足跡様より拝借
ねじ穴の位置は対角で370mm
バッフルの穴あけは355mm







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Cone paper / D130
Voice Coil / 1810-8
Damper / FS7000-C
Center Cap / DCP440G
Gasket / GXC1560
Base SP / JBL E140








輸送時はプラスとマイナスを銅線でショートさせる。少しでも振動板の揺れ(ボイスコイルの擦れ)を防止するため。フィクスドエッジの場合、硬質だからあまり意味ないとは思うけど一応。
SMT W38Lはフィクスドエッジ採用。38cm(15インチ)はほぼすべてフィクスドエッジ採用。これは硬くてウーファーを押しても動かない。その分はクリアな低音が出てくるようだ。そして半永久的に使える。エージングする価値がありそう。硬さはメーカーや型で異なり、KAWAIの38cmウーファー(オルガンに取り付けられていたもの:中古)のフィクスドエッジはこのリファービッシュ品よりゆるゆると動いた。

製作者の方のコメント
フィックスドエッジは他のエッジと違い耐久性は抜群です。多分一生ものだと思います。JBLのD130が1948年、130Aは1950年から発売され1980年代まで販売されていたようです。これらSPがいまだに使えるものがオクに出品されますので、その耐久性は実証されていると思います。
以前私が使用していたタンノイHPD385Aは4年間家を出ている間にウレタンエッジがボロボロになってしまいました。このときは自分で修理しましたので、それほど費用はかかりませんでしたが、プロにエッジの修理を依頼すると結構な金額がかかってしまいます。
現在私はフィックスドエッジのコーン紙のみを使用しているのですが、国産SPやタンノイ、アルテック(604-8G、416-8A)等を使用してきた中で、フィックスドエッジの低域が分解能・レスポンス共に優れているからです。






JBL 2225H
JBL 2225H on 壁面






欅に穴開けて壁に穴開けて取り付けて、ユニットを欅に取り付けて完成。腰が痛くなったが、背圧の影響のない低音のためだから仕方ない。
15インチは初体験で、包み込まれる感覚が初めてでした。往年のJBLなのでJazzやPops系に関してはもうこれ以上なにも言葉が出ない。厚みのある平面的な低音。しかしクラシックの再生には向いてない。テスコ(TEISCO)というKAWAI傘下で電子オルガンのスピーカーユニットを作っていたメーカーがあるけど、KAWAIの電子オルガンが「クラシックの音に対応」するまでは、たぶんこういう音だったんだと思う。KAWAIはふわんとした低音。
フルレンジ接続すると高音にキンキンした成分を感じる(最新の国産のPegasus PN755Aでもフルレンジ接続だと多少汚れる)。KAWAIでも同じ。中音は最新のスピーカーみたいにきれいではない。音は分厚いが、分解能が低くて淀んでいる。最近のJBLのバーサタイルな音のせいか希望的観測が入っていた。あのホットでグルービーな管弦楽が聴けるかと。ナイーブな肉みたいな低音は出るけどオーケストラがダメなので売却を検討中。
ONKYOのAVプリアンプ[DTC-9.8]で低音のみを出力すると凄まじかった。このONKYOのAVプリアンプは便利で、10Hz単位で設定できる。このJBL E140は80Hz以上が出てきてほしくない感じだった。90Hzに設定すると汚れ成分を感じる。THXが80Hzでカットされるのは検証を繰り返した結果だと思われた。すごい合理的な値。80Hz以上が出なくなったことでストレスが消えて、おなかの底にくる低音がたまらなくなった。
あと高品位ケーブルでコイルを自作して音を出してみたところ、90Hz以上の帯域も悪くはない感じに思えた。なにかハモる。












 AMP + SPEAKER
(第三者にはなんの役にも立たないメモ帳)

組み合わせ JBL E140 KENWOOD Pioneer 鹿毛混コーン
Att60ELSOUND
Pri60v2ELSOUND
DTC-9.8ELSOUND -
Att60雷鳥3pow
Pri60v2雷鳥3pow
DTC-9.8雷鳥3pow -
雷鳥ルシード
Pri60v2Pow60v2
Pri60v2Pow60/ta
Pri60v2Pow62
Att60真空管2W
Thomann S-75mk2 - -
イシノラボAU-900XG - - -


アンプの相性:JBLは4312マークIIでもそうだったけど、アンプとの相性問題が深刻で、TechnicsのプリメインSU-A700だとスカスカだった。オーディオフェスタ2007でサンバレーの300BでALTECの38cmシステムが鳴らされていてそれが心地よかった。それを踏まえる。ムジカ雷鳥ルシードではオーケストラがスカキン。ジャズや電子音は冷えていてよいけど。pow60v2が温柔な音質なので具合よかった。電源が弱いためか、音像ぼやけているけれども。独ThomannのS-75mk2+ステップアップトランスはしっかりと駆動される。電源トランスが良いため音像に奥行きが出てくる。イシノラボのプリメインだと汚さを感じることが減った。軽量アンプだし電源も貧弱だけど、ノイズフロアが非常に低いので100dB/W/mのウーファーから汚さが出てこない。
38cmはすごく重たいのでアンプにパワーが要るというのは、感覚的な話。電源や出力トランスの大きさが影響する。メーカー製のアンプは増幅素子の大きさに比例したものしか搭載しない。だから大きいパワーだと音が良いということになってる。理想を言うと、その物量投入で増幅率の低い素子を採用したアンプがいい。たとえばエルサウンドのウーファー駆動専用アンプ[EPM-10]など。これは通常モデルの電源強化版で電解コンデンサーの容量も大きい。
パワーやドライブ能力で音の問題が解決できれば良いけど感覚は非常に怪奇。そのアンプやスピーカーの音を 誰かが自分とは異なる評価をしていても、それは許してほしいと思う。オーディオの試聴会など、同じ条件なら同じ評価になる傾向。でも自宅だと相当みんな意見が異なる。









過大入力に弱かったのか、動作しなくなり、中がどうなってるか解体中。ボイスコイルが外れたか歪んで干渉していた模様。しかし・・・原因はわかったけれどもう遅い。







ボイスコイルを外す。ボイスコイルがフレームの磁石&ヨークの溝にハマっている。今回ボイスコイルのスレという現象を理解した。ボイスコイルが干渉しないよう、ちゃんと中心にくるよう、ダンパー(スパイダーとも呼ぶ)という茶色いパーツがある。ボイスコイルにセンターキャップとコーン紙がくっついている(URL)。ウーファーの音の良しあしはそれがセンターにきているかズレているかで大きく決まりそうだ。特にフィクスドエッジの場合は。(セーム革だと関係ないですけどね。過大入力だけは気を付けないといけない)。




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