JBL EVEREST ELITE 300
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JBLの最上位ヘッドホンEVEREST
EVEREST 300はオンイヤー型
EVEREST 700はアラウンドイヤー型
ELITEはノイズキャンセリング機能がついてる
(EVERESTが最上位なのはたぶんオーディオが売れていないからだと思う
往年のイメージからすると最上位を冠するモデルなら20万は下らないはず)







箱のデザインがいい。でも合理的に作られている。
箱とか付属品の高級感でいったらV-moda Crossfadeが最高峰。







このハンガー部分は凹凸でスイッチングしてカチカチというタイプじゃなくて、滑らかに上下する。
(自分の力量では説明できない。ボリュームのノブで例えるなら固定抵抗型と可変抵抗型の違い)。
どの位置でも固定する絶妙な 嵌め合い精度。大量生産しているからこそ、そこにコストがかけられる。
このスムーズに動くハンガーはほかにないです。ただ砂やほこりが入り込んだら、いやだけど。









Victor HP-DX700と大きさの比較
重さはEVEREST 300:245g、HP-DX700:380g。1.5倍。









比較 解像度 遠近感 分解能 低音 高音
JBL EVEREST 700 Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆
JBL EVEREST 700 有線時 ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
JBL EVEREST 300 Bluetooth ☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
JBL EVEREST 300 有線時 ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆
SONY WH-1000Xm2 Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
SONY WH-1000Xm2 有線時 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
V-moda Crossfade Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
V-moda Crossfade 有線時 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
V-moda vibe v2 : イヤホン ☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆
Victor HP-DX700 : 木のヘッドホン ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
遠近感は、蛇足のない振動がもたらしてると感じます。付帯音が少ないことにより。
もちろんそれ以外にも理由はたくさんあるけれど。
※解像度と分解能は英語では共にResolutionだけど、あえて「分解能」と言うとき
個々の画素が細かに描写されているかという意味になるかと思います。
たとえばTIFF画像と高圧縮JPG画像とでは、同じ画素数=解像度=音の量でも
拡大すると細部がぼやけている/いないの違いが出てきます。


比較 ジャズ ボーカル ゲーム 交響曲 室内楽
JBL EVEREST 700 Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
JBL EVEREST 300 Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆
JBL EVEREST 300 有線時 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆
SONY WH-1000Xm2 Bluetooth ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
SONY WH-1000Xm2 有線時 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
V-moda Crossfade Bluetooth ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆
V-moda Crossfade 有線時 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
V-moda vibe v2 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆
Victor HP-DX700 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
Victor HP-DX700 : 木のヘッドホン を基準に相対的に評価。






比較 EVEREST 300 EVEREST 700
ジブリ ゲド戦記の『テルーの唄』(手嶌葵) しっとりとしている からりと歌い上げる
ドビュッシー 『夜想曲』 祭
(Grammophone 4D アバド指揮)
低音の濃密感に包まれている。 ストレス発散してる。
クレッシェンドしてきても崩れる要素と、がなる要素が少ない。
全体的に より濃密な傾向。 音離れのよい傾向。
ほぼ共通する音の傾向。高域にはハーシュなところがなくJBLらしさを感じる。
バランスとしてはEVEREST 700が4312Dとすると、EVEREST 300は4312M。20Hz〜20kHzのスイープ信号を再生してみるとボディが震える低音もSONY WH-1000XM2と同じ程出ているが、なぜか音楽を再生すると低音が聞こえなくなる。このヘッドホンは付属品のケーブルしか実質使えないのが難点 (干渉したりする。2.5mm4極プラグ。断線しても自作はちょっと出来ない。ゼンハイザー HD570 Symphonyの付属ケーブルなら使えるかなぁ?)。


EVEREST 700の音の詳説はこちら[URL]か、Amazon、価格コムをご参考ください。









Bluetoothノイズキャンセリング
EVEREST ELITE 300は小柄でヘッドホンヘッドホンしていないので
audio-technicaのイヤースーツと同様、スーツで使っても違和感ない形状。
でもBluetoothの性能は…。ノイズキャンセリングは結構実用的で価格差の分はある。

Bluetoothの接続具合はよくない。
SONYのWalkman NW-S760やNW-A10でBluetooth接続(SBC高音質)すると
ブツブツがやや酷く、NW-A40でも操作時に多少ブツブツという。
プツプツを避けるため通信優先モードにすると今度は楽音のピーク部が崩れる。
でも店頭で触ったJBL ELITE 700ではプツプツ出なかったので個体差なのかな。

ノイズキャンセリング機能はSONYやBOSEほど面白く消えないけど
意外と外の音は消えていてボリュームを下げられる。必要最小限の能力はある。
アンビエントモード(アナウンスなど外の音を取り込むモード)をONにすると
風がマイクに当たるとぼーぼーいう。

音漏れは気にしなくていいと思う。
最高域はシャリシャリしていないし、イヤパッドがもちもちで厚く、密着するので。
オンイヤー型だけど心配ないぐらい密閉性が高い。
そのかわり自分の場合、40分使うと耳介がつぶされてるのが痛くなる。

オンイヤー型の300には300なりの良さがある。
audio-technicaのオンイヤー型のように音像が乗り出してくる傾向は
JBLの場合控えられているけど、700より音像の生々しさは増していて
痛さがない絶妙な刺激感や不足のない分解能で各ジャンル隔たりなく聴ける。
絶妙具合に、技術の恩恵を感じる。

低音について
左のV-moda Crossfade Wirelessの場合、フラットに最低域まで伸びている。
30cmのウーファーを搭載しているスピーカーの場合はその低音がふつう。
右のJBL EVEREST 300の場合かなり軽い低音になる。
フラットを求められた音だけど低音は薄くて遠くで鳴っている印象。
そのかわり爽やかな音で草原の風が吹いてる。
JBLは老舗のスピーカーのメーカーらしく低音の音階は明確で余分な帯域が振動していない。ちゃんと説明のなせる音。JBL EVEREST 700の場合、EVEREST 300よりは低くまで伸びていると思うけど300と同じく付帯するような低音。全体的にフラットなバランスになる。JBLになにを求めるかだけど、肉付きのよい90年代のJBLのイメージからするとV-moda Crossfadeの方が近い。






内臓アンプの音質は有線時と差があり、Bluetoothだと最高の音質にはならない。ヘッドホンマニア的にはBluetoothの付属したJBLのヘッドホン。ヘッドホンとしての音はすでに完成された域に達してる。有線でつなぐと、一部の側面で往年のJBLのハイエンドの音調が出てくる。交響曲の中のトランペットの音が色艶を伴いながら一音一音一瞬一瞬分解されて聴こえる。その音色、ぶわっとした物体の厚みが往年のJBLらしい。交響曲の中のヴァイオリンの色艶は普通レベル。だから一側面なのなのだ。ヴァイオリンに色艶があるのは城下工業のSW-HP20やVictor HP-DX1000の方面かな。







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