KENWOOD K7001
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ここにはL-A1&LS5000が置いてある。すごかった。36万のスピーカーだけどいまだと100万近くするもの。あの形の3WAY型は厚みがある。中域高域に特有のうねりがあったけれど全域にわたってエネルギー感に滾っていた。あのような熱気のある音は最近見ない。 ほかにもマニア垂涎の品が・・・。 K's Esule Silver Signature C270SS これは5台しか売れてないらしい(2004年現在)。世界で5人しか持ってない...。 空気がふくよかで音色はリッチで感性をくすぶる。やや機械的な面白さで響ききる。 純銀製オーディオ…。デッキは全面的に光沢で、えらくきらきらしていて、それでいてケバいと思わない。ただ純粋に美しい。スピーカーも工芸品のようでうっとりする。 以前のK'sシリーズが終了したのでもう作れないようだ。もともと売るためのものではなく、最高の製品を志してのもの。これを理想にK'sシリーズを作っていた。
そしてこれを聴かせてくれた。ミニコンはべつにいいよ、と一瞬思ったけど(゜д゜)あらまと拍子抜け。 K7001のシステムはシルバーシグネチャーに比べれば見劣りするかもしれないが、安いものには安いものとしてのよさがある。あらゆる音素を描写しきることはないが細みに奇麗。半面的ではない管弦楽。奥まで届くレゾリューションの高さがある。S/Nが高い。新しい音がする。 オーディオは高いか安いか。中間の価格のものは置いてもらえない。10万越える商品になると置いてくれる店が5/1になってしまうので、もっといい音のものを作りたいけどこの価格帯に抑えた。かなり安い値段設定だ。 店頭ではもっと安く売られてしまう。故障が問題になっているようだ。4万のものは4万分の部品として設計してあるのに修理をすると整備費用込みで買値より高くなってしまう。だったら新しいものを買ってしまえばいいとなる。KENWOODはラジカセはやめたみたいだ。そういえば一時期ミーシャが宣伝していたものがあった。あれはラジカセのわりに自然な音だった。 MDX-E3 音はなかなか自然だった。 しかし写真のものはCDプレーヤーは壊れていた。 オンキョーのミニコン(X-N3X)も一年でプレーヤーがいかれた。SONYのCDP-XA5ESの場合は2013年時点で18年、TEAC VRDS25xも14年稼働中(操作系やサーボ系に問題は出てるけど)。デスクトップのパソコンと同じく、電源の安定度の問題だろうか。 なんでかはよくわからない。(電源投入時の瞬間的な大電流が半導体などの素子を悪化させるとか)
K7001は従来のミニコンの音ではない。ミニコンによくあるキンキンのサウンドからキラキラのサウンドにレベルアップしている。ヴォーカルが綺麗にはっきりと再現されている。スピーカーのLS-K701は2万。こんな値段でいいのか?と思う。評論家の方もなんでこれが2万なの、と言ったそうだ。本物に目覚める人が増えてくれば今後につながるね。 R-K700にAUTO ROOM EQという機能が付いている。マイク集音でKENWOODのリファレンスルームの響きに近づけるというもの。これが使える。マニアの人は部屋のセッティングにエネルギー惜しまずに費やす事ができるけれど普通の人でも手っ取り早くリファレンスルームのバランスで聞けるというイコライザー。ニアフィールドでは回路の余計な歪みが介入して耳に痛いだろうけど、離れて聴ける場合はその場所でEQを設定してポンと聴ける。 小音量でもよく聞こえる。これほどいい音で聴けるのは奇跡的に思える。20歳ぐらいまでは自分は大音量が嫌いだった。高校の頃これがあればよかった。 それと評論家の方はチューナーの音がよいことにびっくりしたらしい。チューナーのコードをつなげて広げるだけであんなにもクリアルなFMが聴けた。かつてTRIOで培った技術が生きているんだろうか。
LS-9070-ML このスピーカーはアキュレートに迫力ある。4万なのに甘んじてない。AV用だけどピュアとして十分に対応できる。これとR-K700を組み合わせてもよい。 ALRジョーダンを目標として音ぎめしている。それに基調が近い。シンプルで且つ歪み感がない。クラシックはどちらかというとLS-9070よりLS-K701のほうが合う。柔らかい。
VRS-N8100 N7100 デジタルアンプで結晶がきらめく。L-K700とVRS-N8100は共通したものがあり、キラキラした硬質感がまたたく。マルチチャンネルでは自然に広がっていた。 20年前、オーディオはシルバーという時代にKENWOODがブラックのデッキを出して、それが評判よくてブラックの時代に突入したらしい。今はゴールド、シャンパンゴールド、シルバーとなっている。ミニコンなんてどこもかしこもシルバーで没個性している。でも今はシルバーが一番売れるらしい。どこかからブラックのミニコンも出されたけど売れなかったみたい。
ブラックのほうがかっこいいと思うことが多い。このブラックのAVアンプはあたたかみのある黒で、光の反映も橙色っぽい感じでよかった。直に見るとかっこよかった。KENWOODの場合はブラックはブランドイメージに合う。ロゴの赤い点もブラックと調和するのでかっこいい。
スピーカーも黒は売れないらしい。店頭でみかけるのは木の色のみ。でも設計者は本当は黒を作りたかったみたいだ。目立ちはしないけど黒はシックでかっこいいと思う。黒ならば照明を落としたときシアターで消えている。 |