KHD Sir Tone 5.5sq




株式会社KHD電線とあ

Sir ToneやClassy Acoustic Cableというブランド名で売り出してる

楽天市場で購入可能
5.5sq 切売りは 4500円/m
SPC-2508は 850円/m

KHD Sirtone 5.5sq
導体 自社製法導体「D-on Cu5」を使用
  (導電率110%(計算値)を実現)
0.08mm/1100本(合計2200本)
外径 約13.5mm
特徴 ・音圧・音質においてSir Toneの自信作
・ハイグレードモデル
・弱電シ一ルドを採用
・信号伝達時に欠損する信号が少なく、本来もっている音の形を崩さない
・編組仕上げ・重さがあるため無駄な振動を制御します
・5.5sqと太いですが、しなやかさがあり取り回ししやすい







凛としたキレイな音!


廉価の切り売りSPケーブル「KHD Sir Tone SPC2508」を購入してかなり印象がよかったので、リファレンス用になると期待して購入しました。KHDは日本のメーカーで、そのケーブルは家電製品内部やブレーカーの電線等にも使われている。元々はそちらの方面の人らしい。
D-on Cu5採用。導電率110%(計算値)(←普通のCuとの比較かな?)だからか、長距離引いても濁らずまっすぐな音。3mのKHD SirTone 5.5sqのほうが、1mの古河電工μ-S1より鮮明な音になった。音のコクは古河電工やMonitor PCのCobraの方があって空気感にもハイエンドの要素を感じるけど、KHDはリニアリティが高い方向性。パースペクティブ感があり、宇宙空間の無の世界。映画やゲーム機用途で、このケーブル以上のものはあんまりないんじゃないかと思う。モニター仕様で売られてるマイクケーブルと同じく雑味がなくすっきりしているけど、KHDは無味乾燥ではなく、ちょうどこの青の繊維が輝く外部シースのように、凛としたキレイな音で鳴ってる。







断面の白色の部分は綿糸。かなり厚く充填されている。抑圧感がないサウンドはその綿糸によるものかもしれない。仕上り外径:約13.5mmという太さだけど樹脂が少ないので軽い。環境にも優しい。導体: D-on Cu5 0.08mm/1100本(計2200本)という極細線の密集タイプ。昔のmonitor pcのコブラ 4Sみたいな線の構成(純銀コートOFC 0.07mmφ×2100本)。でも出てくる音は全くちがう。monitor pc コブラ 6Sが中域が太くて成分に満ちていて嫌な音がしないので人気が出た。
ちなみに単線の導体だと迷走電流が少ないらしいけど、この結果を受けて自分は迷走電流を軽視することとなりました。。南無南無。Sir Tone 5.5sqは絶縁体が弱電シールド採用とあってこれが効果してる可能性もある。

青い外装は細い糸状で、中は大量の綿糸で、きれいにするのは大変でした。自分は見た目のきたないまま使っています^^
導体も極細なので、バナナプラグやYラグが必須かと思います。自分は純銅やベリリウム銅のものを探して使ってます [URL]。Amazonの「純銅」プラグはBrass(真鍮製)のことが多いので注意。ランタン(提灯みたいなやつ)のバナナプラグは、ランタンの部分が音が悪い懸念があるので避けましょう。



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自分の6つのリファレンスケーブルと比較
  Tiglon MS12 Soundgeek KHD 5.5sq Monitor PC S/A LAB 古川電工
解像度
空気感
S/N感
リニアリティ
解放感
高域の伸び - - -
中域の伸び
低域の伸び - - - -
高音の深み -
中音の深み
低音の深み - -
Point 80 85 85 85 80 85
(Soundgeekは綿の撚り線タイプ[URL]、S/A LABはHIGHEND HOSE 3.5[URL]、Monitor PCはSilverline6.0[URL]、古川電工はFurukawa μ-S1)
方向性としては、KHD Sirtone 5.5sqは楽器やAV再生向けの印象。古河電工μ-S1は中庸で、Monitor PCはフルオケ等のアコースティック音楽再生向け。ハモリ感がよい。KHDのフルオケは分解能が高く、オペラの歌声は前へ出てくる感じ。これはこれで気持ちがいい。センタースピーカーのパルプフルレンジ16cmの声のうっとりしっとり感はサウンドギーク綿が最高で、これを超えるものはない。Sirtone 5.5sqはAV5.1chのフロントで使ってる。このパースペクティブ感にうっとり&爽快。



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