KOZY STUDIO SC-S1 MC-S2
解像度は平均的だけど一番純粋無垢で素直で透き通った音のするケーブル



単芯のSC-S1は¥1450、二芯のMC-S2は¥1800。要約するとカナレが正常進化したような音。
KOZY STUDIO SC-S1 / MC-S2。「PCOCC by Furukawa」と書かれた純正PCOCC-H導体を採用したケーブル。結晶粒界が存在しない銅線。ステレオやPAで使うプロ用ケーブルは廉価であることが求められるが、これは高額になってるぶんオーディオ的に理想的な音になっている。解像度は平均的だが自分が所有しているケーブルの中で一番優等生な音。トーンは一言で言うと「爽やかな音」。無機質な美質☆☆☆☆☆
「当社(KOZY STUDIO)が古河電工にPCOCC素線を作ってもらい、関連会社にケーブルにしてもらった当社オリジナルの製品です。プロの演奏家の依頼で、製品化したケーブルです。既に古河電工を定年退社されていた根岸さんに特別に設計してもらいました。」
SC-S1が1芯でΦ5mmぐらい。MC-S2が2芯でΦ7mmぐらい。シースは弾力性がある。環境に優しい素材。少しべたつくのでTechflexのFlexo PET(メッシュスリーブ)で包んだ。メッシュを使うと方向性がわからなくなる。このケーブルにおける方向性に関してKOZY STUDIOに質問したところ
「精神衛生上は方向性があるようですので、揃えていただいた方が良いと思います。ちなみに当社では印字の初めの方を出力側に統一しております。もちろん、逆に接続して、マイク−ミキシングコンソール−パワーアンプースピーカーで生音によるチェックをしても、どちらが良いかは誰も判らないようです。PCOCCの場合、結晶が理論的にも物理的にも存在しませんので、変わりようがないのかもしれません。」 とのこと。気にしなくてもよさそうだ。自分にもわからない。古河のμ導体も方向の矢印はついていない。
MC-S2
【音質】…プロの演奏家の依頼で製品化したケーブルとのこと。オーケストラ向けか単楽音向けかでは中庸。輪郭線が鉛筆画のようにしっかりあっさりしている。単芯のSC-S1も2芯のMC-S2も共に低域方面は痩せている。ACROLINK 6N-A2050II等のように、ふくよかな鳴り方はしない。スタジオ用途なので大型の機材が揃っている事を前提としたような帯域のバランス。中域から高域方面は爽やかでかつ具体的で異例の解放感がある。CanareやMogamiと同じように明晰で静観していて楽音の分離感も良いが、線材が古川電工のPCOCC-Hである分だけメリットがあるのか、聴感上「いい音」で鳴っている。芯がしっかりしているけどハモりも程よくある。ホールトーンは抑圧的ではない具合。Canareと違って出てないこともない。欲求不満に陥らないし聴いていてくどくもない。かつて古河電工が製造していたμ-P1とは違った感じの音になるのが不思議。μ導体を採用しているμ-P1はもっちりしていて中域に湿度感・肉質感がある。こちらはジンジャーエール。μ-P1は肉。
補足…どこかの変なケーブル販売業者のサイトにPCOCCが高音質である事は科学的根拠はないのだというような程度の低い事が書かれていたが、科学的根拠があるから音質が良いのだと思うので正しい知識を持つためにリンク先のpdfを読むことをお勧めします。
http://www.kozystudio.com/bu2bu2/pcocc/pcocc.htm



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PCOCC-H導体のオーディオケーブルでポータブル用3.5mmケーブル自作
MC-S2の2芯をLとRに使って3.5mmステレオミニプラグ作成。折り曲げは90°〜150°までだけどポタアンに使ってる。今まで使ってた廉価の細い3.5mmケーブルはゴム系の音だった。どちらがいいかは好みだがこのPCOCC-Hケーブルはクセがなくすっきりした感じがよい。細かな音が鮮明に出てくる。CDPのように出力される信号が大きい場合はケーブルにこだわることはあまり意味のないことだけど、ポータブル機のヘッドホン出力やボリュームを介したプリアウトなどではケーブルの音の違いは出やすくなる。長さ(10cm〜30cm)による音質差はほとんど聞き分けられなかった。はんだの違いは少し出て和光テクニカルの「銀入りはんだ」は高域が澄んでいる。ケーブルの銘柄の違いが一番大きい。