さすが日本製品で異例の質感があるけれど、一部の販売業者とかその信者(ステマか?)のせいで相当印象が悪くなってるケーブル。彼ら曰く「CanareとかMOGAMIとかBELDENはレコーディングスタジオで使われているのでそれと特質を合わせるために同じケーブルを再生機でも使うべきだ」とのこと。それは一理あるけどその論理を通用させるにはアンプとかスピーカーの内部で使われてる線材もCanareとかMOGAMIとかBELDENに統一する必要があるのではあるまいか?。既にプリント基板の銅箔を音楽信号は通過してるんですけど。また逆に同じケーブルを使えば同じ特質のまま継続して減衰する事になるからピークとディップの差が大きくなるという負の側面もあるのではあるまいじゃまいか?自分が思うにCanareやMOGAMIのケーブルがレコーディングスタジオで採用されている理由は、安いし取り回しが楽だしシースが変質しにくいし日光に強いしキャプタータイプでノイズに強いしシールドがしっかりしてて機械的強度があり特性がフラットで信頼性が高いからではないのかと思う。各スタジオにアンケート調査してみる必要がある。普通、何十メートルと必要な消耗品に三菱電線工業株式会社の7Nとか古河電工のPC-Triple
Cを採用したケーブルは選択しない。選択しないからといってその品質を悪いとは言っていない。半ばブランド化しているメーカー品のケーブルは値は張るけど音も良い
(舶来品にはぼったくりが多いが)。価格ほどの音質であるかは疑問であってもそれなりの良音は出ている。MOGAMIはピークの部分は生音のように生々しいが少々簡素な音がする。PCOCCのスタジオケーブル[URL]はNEGLEX OFC導体よりもクセのない音で鳴る。信号は常に減衰しているしジオメトリックな影響を受けている。特にMOGAMIにこだわりがあるわけでなく単にステマの影響を受けやすい人は、家で使うオーディオケーブルはどうせ短いのだからピュアオーディオ・グレードのものを使えばよいと思う。
― ちなみにCDPからプリアンプに接続したオーディオケーブルの音質の違いはほとんどわからないけど、プリアンプからパワーアンプに接続するオーディオケーブルは伝ってる信号が小さいゆえか結構わかる。自分は使わないがレコードプレーヤーでも違いが出るようだ。出力が小さい分相対的にノイズや振動・素材音等の影響を受けやすいのだろう。また、パッシブプリ(のプリアウト)は出力インピーダンスが高くその分外来ノイズの影響を受けやすいのでケーブル選びは重要のようだ。[URL] |