MOGAMI NEGLEX 2534 マイクロフォンケーブル
高域がサイダーのように爽やか。この高域だけで一本持っておく価値ある。
低域はあまり出てない。



MOGAMI モガミ マイクケーブル 2534 …クセが少ないので比較用にはよい。
MOGAMI NEGLEX 2534
さすが日本製品で異例の質感があるけれど、一部の販売業者とかその信者(ステマか?)のせいで相当印象が悪くなってるケーブル。彼ら曰く「CanareとかMOGAMIとかBELDENはレコーディングスタジオで使われているのでそれと特質を合わせるために同じケーブルを再生機でも使うべきだ」とのこと。それは一理あるけどその論理を通用させるにはアンプとかスピーカーの内部で使われてる線材もCanareとかMOGAMIとかBELDENに統一する必要があるのではあるまいか?。既にプリント基板の銅箔を音楽信号は通過してるんですけど。また逆に同じケーブルを使えば同じ特質のまま継続して減衰する事になるからピークとディップの差が大きくなるという負の側面もあるのではあるまいじゃまいか?自分が思うにCanareやMOGAMIのケーブルがレコーディングスタジオで採用されている理由は、安いし取り回しが楽だしシースが変質しにくいし日光に強いしキャプタータイプでノイズに強いしシールドがしっかりしてて機械的強度があり特性がフラットで信頼性が高いからではないのかと思う。各スタジオにアンケート調査してみる必要がある。普通、何十メートルと必要な消耗品に三菱電線工業株式会社の7Nとか古河電工のPC-Triple Cを採用したケーブルは選択しない。選択しないからといってその品質を悪いとは言っていない。半ばブランド化しているメーカー品のケーブルは値は張るけど音も良い (舶来品にはぼったくりが多いが)。価格ほどの音質であるかは疑問であってもそれなりの良音は出ている。MOGAMIはピークの部分は生音のように生々しいが少々簡素な音がする。PCOCCのスタジオケーブル[URL]はNEGLEX OFC導体よりもクセのない音で鳴る。信号は常に減衰しているしジオメトリックな影響を受けている。特にMOGAMIにこだわりがあるわけでなく単にステマの影響を受けやすい人は、家で使うオーディオケーブルはどうせ短いのだからピュアオーディオ・グレードのものを使えばよいと思う。 ― ちなみにCDPからプリアンプに接続したオーディオケーブルの音質の違いはほとんどわからないけど、プリアンプからパワーアンプに接続するオーディオケーブルは伝ってる信号が小さいゆえか結構わかる。自分は使わないがレコードプレーヤーでも違いが出るようだ。出力が小さい分相対的にノイズや振動・素材音等の影響を受けやすいのだろう。また、パッシブプリ(のプリアウト)は出力インピーダンスが高くその分外来ノイズの影響を受けやすいのでケーブル選びは重要のようだ。[URL]

自分でも作成した。自分で作ると愛着が湧くけど、音はやっぱりハスキーだが果実の実りは抜けてる。OYAIDEのホームページでは「2549より中低域に厚みがあり」と書かれていたけど、2549よりはそうなのかもしれない。比較するとVIABLUEのNF-S1の方が中域〜低域の量感があり諧調が滑らかだった。ナノテックシステムズの#MS207とは異質な中域高域の再生音。#MS207は諧調が滑らかでハスキーには感じない。NEGLEXは空気感こそないもののサイダーみたいに爽やかな中高域で解放感がある。2534と2549はシースが剥きやすいし触感もよい。柔らかくて曲げやすい。ただし熱には弱そう。はんだの熱で軽く溶けた。使用温度は -20℃~ +70℃ (-4゜F~ +158゜F)とある。夏場の車内では熔けるだろう。

リファレンスモデルの2497がピュアなファンに人気で価格も900円/mなのだけど、2534は200円/m程度。このプラグは4ヶ500円。合計1000円だけど美しいケーブルが創れた。


オーディオアクセサリーのレビュー 一覧表へ