【バナナプラグのメリット】 ・スピーカーケーブルが酸化するたびに先端処理をしている人は、これ以上ケーブルが短くならない。 ・出来のよいバナナプラグだとSP端子との圧着度が高い。ネジ締めと違い、その強度でゆるまない。 ・写真のタイプのバナナプラグなら熱収縮チューブで密閉すれば導線の酸化が抑えられる。 ・ケーブルの音の違いがわかるのなら機材をとっかえひっかえする頻度が減る。 ・なにより便利。タイプによってはケーブルの延長や分配にも。凸 【バナナプラグのデメリット】 ・接点が増えたり異種素材を介在する事により入射率が落ちたり電位差が生じる。 ・センター部分に使われている素材は主に真鍮で、電気抵抗率が銅よりもかなり大きい[Wiki]。エネルギーの損失が大きい。(真鍮は製造しやすいらしい。スピーカー端子も一般的に真鍮製になる) |
導体断面積が足りてない場合は何重かに折り曲げる。 |
どうせなら先端はなるべく頭が接地するようDRAGON QUESTの「まほうのつえ」の状態にする。 |
【作業の記録】 画像のタイプのバナナプラグは導体を入れる部分の穴径がΦ4mm。Φ4mmもあればMonitorPCのPC-10SやZonotoneの6NSP-4400Meisterも入った。熱収縮チューブで外気を遮断。導体が細い場合は綿を詰め込んだりして密閉。熱収縮チューブはライターで収縮させる。125℃程度で収縮するのでドライヤーでもよい。 |
【所感】 ・バランスが高域に寄り、冴えた音質に変化した。ハキハキしている。 ・真鍮の吸収エネルギーと入射率の低下に関しては直截的には感知できないが、真鍮特有の音を感じる。ブラスがよく鳴いている。 ・しかし空気感を損なっている。酸化したケーブルからとり替えると、はじめトータルとして明らかに向上したように見えるが、ずっと聴いてると今までの酸化した導線の曇った音のままの方が良かったように思えてくる。若干眠れない音である。やはり夾雑物なのか。 【結論】 一番いいのはスピーカーケーブルの導体の末端を金メッキ処理することだと思う。彡★ |
つづく...⇒「銅製」のバナナプラグ |