Nanotec-Systems  H&H CONTACT PRO (HHPR10A)

Nanotec-Systems Contact PRO ... 「電気導通面の酸化被膜を除去し接触不良などを改善し酸化被膜の再形成を防ぐだけでなく、細微粒子化した金属粒子が接触面に入り込み接触面積を増加。また金属粒子の電気抵抗の低さから新品時よりも電気抵抗を低くすることが可能になります。オーディオにおいてはこの抵抗差で音質が変化しますので、G0LD(金)、SILVER(銀)、H&H(金銀混合)、COPPER(銅)を好みに応じてご利用下さい。また利用箇所に応じて、ハケ塗りのPRO、ペンタイプのPENを使い分けるとより効果的です。」(Homepageより)




CONTACT PROは金、銀、銅、金銀Half & Halfの4種あるが、オーディオフェスタでナノテックシステムズの中の人にどれがいいか聞いてみると、人気があるのは金のものと金と銀のHalf & Halfのもののようだった。導電率を考えると銅と銀が一番良いが、銅よりも金の方が面白いみたいだ。固有共振音が違う。CONTACT PROは熱研のSetten No.1と同じ狙いのオーディオアクセサリーだが、ナノテックの場合は金・銀・銅なので、導通性カーボンよりよく導通する。あと導体の酸化を防ぐ効果もある。




 H&H CONTACT PRO 取扱説明書



H&H CONTACT PRO 取扱説明書 U その効果

H&H CONTACT PRO 取扱説明書 V 動作原理

H&H CONTACT PRO 取扱説明書 W その様々な使い道

これを使うと豊穣な成分が増す。通電性が良くなるのか、機材の購入当初に感じていたあの耳の歓び。まさに小学校時代、ハミコンのカセットの接触が悪くて友達が「こうすると直るよ」とか言ってツバをブブーっとやって復活させたあの裏ワザを彷彿とさせる(その時僕は最悪な気分だったけど)。購入後半年、久々に使ってもやっぱり変わるなぁという印象。
RCA端子でも音質の変化は味わえるけど、H&H CONTACT PROをバナナプラグのランタンの部分の隙間に流し込んだら音が充溢するのがよりわかった。空中に溶けてゆく感覚が味わえる。
自分は銅製のバナナプラグを見つけて以来、スピーカーケーブルにはバナナプラグを取り付けていたけど、以前はダイレクトにスピーカー端子に導線を取り付けていた。その状態に戻っただけナノだけど、それまで聴いていた音から変わると恍惚する。電子が多く通過するようになり、音の成分に満たされて、空中に溶けてゆく感覚なのなのである。

あまり厚く塗りすぎるとスクワランオイルが導電率を下げるから極力薄く塗り伸ばした方がよい。でも結構べったりでも良い感覚はする。熱研のカーボンナノ粒子の場合は塗りすぎると音が重くなったがこのナノコロイド液では顕著ではない。熱研とともに接点の凹凸をナノの通電素材が埋めてくれるものだが素材の違いで出方が違う。ちなみにパソコンのメモリーの接点に塗ってティッシュで拭いたら汚れが取れて真っ黒になった。動作が滑らかになった。PIONEER S-HE10のファストン端子に染みこませても音が良くなった。
CONTACT PROのデメリットとしては抜き差ししているうちに液がいつの間にかとれてしまう事。たびたび塗らないといけない。





(実  物  大)
この小さい容器のさらに2分目ぐらいまでしか液体入ってない。これで4000円ナノである。貴金属の様な扱いになってしまう。液体をここまで重宝して扱うなんて初めての経験だ。プラグに塗ってもミクロしか使わないけどスピーカーケーブルの末端に染みこませると結構すぐに無くなりそう。酸化防止になるので導体面積が細ければこれで末端処理できてしまう。手に付着しても良い。ナノなので軽く人体にも侵入してくるだろうけど金と銅は無害といって差し支えない。銀も過剰摂取しなければほぼ無害らしい。