クリプトン CARBON-DIATONIC SETTEN No.1


NEKKEN カーボン接点復活剤 Setten No.1(ネツケン)


この接点復活剤使ったら感動した。近未来的な黒い液体。金属の表面には傷とかミクロの凹凸が無限にあるけれど、これに入ってるカーボンの粒子は非常に細かいのでそれを満たしてくれるとのこと。クリアクリーンのCMを思い出すね。アパガードのようだね。
ピンジャックと端子に塗ったらつるつるすべすべにはまった。抜き差しが気持ちいい。スピーカーケーブルと端子に塗っても端子を締める時にくきゅっくきゅっという感触で締まる。こんな締まり具合は初めてだ。
ただし濃く塗り過ぎると昔の重量級アンプみたいに重い鈍臭い音になるので薄く塗るのがコツのようだ。接点復活剤じゃなくて接点賦活剤かな。
トゥルトゥル滑らかな音質。まさに、空気のかすれた部分に微粒子が満たされていた。色気が出た。ノイズもよく出るようになった。CDプラズマシートよりも効果がわかる。
ごく微量しか使わず、無くならないから貸してあげてもいいよ。返してくれるなら。("・∀・")


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カーボン
(炭素;C)は二酸化炭素の炭素だし、すこぶる一般的な材料だけど、調べると結構不可思議な特性を持ち併せる物質のようだ。

パンの焦げは炭化物。汽車ぽっぽーの黒煙もカーボン。炭の黒さは鬱陶しいけど、黒い特性を活かして文字になる。鉛筆の芯、習字の墨、そして新聞の文字。カーボン粒子は自由電子をスムーズに流しやすく、TechnicsのSU-C2000のボリューム等にも使われている。まさにローテクからハイテクまで。
炭素化合物は有機化合物。プロパン、コールタール、ベークライト樹脂など炭素を骨格としている。それから車のタイヤ、放電加工用電極、カーボンファイバーなどが生まれる。ダイヤモンドの次に硬いというRADOのクリスタルガラスもカーボン製だったと思う。ダイヤモンド相応の硬度をもつ材質でしか傷がつかない。軽量で強靭な先端材料としてのカーボンは、航空機材のジュラルミンにとって代わる。またカーボンナノチューブが新世代のメモリやHDDに適用されるとのこと。
温暖化の主役。でも防止の主役でもあるカーボン。木炭などのオールドカーボンは強力な土壌改良材として見直され、ニューカーボンの代表であるカーボン繊維系複合材料(CFRP)では機体の軽量化による燃費削減とか、寿命を迎えつつある高速道路の支柱にはCFRPの薄い板を外部に覆うだけでよいことがわかってきた(再建用コンクリート製造しなくて済む)など。しかし加工には莫大なエネルギーを要するらしい。
昔は胃薬にも使われていたカーボン。真白な薬包紙に真っ黒な粒が入っていたらしい。この木炭には思わしくない異物を吸着する効果がある。熱帯魚の水槽の浄化器にも入れていたなぁ。カーボンは生体不活性に優れており、骨の充填や人工歯根にも使われる。カーボメディックス社では心臓の弁まで作ってる。またガラス状カーボン電極は、ppb単位の極微量物質を検出する医療器の高度センサーにもなっている。ppm=100万分の1、ppb=10億分の1。
特殊な形で高度に活性化されたガラス状カーボンは、高い容量のコンデンサーの中枢材料として、電気自動車への応用も研究されている。空気を利用する燃料電池(火力発電の代替)の心臓部にも使用される。これらの大きな用途が実現されていけば、温暖化防止にかなりの役割を果たすことになる。
人工ダイヤモンドはフィルム形の場合多結晶なので、やはり電気的な特性が不安定で実用化は困難だった。でも最近、神戸製鋼(株)の研究陣によって、単結晶並みの性能をもつ電界効果トランジスタの試作が成功し、集積度向上のネックになっていた基板大型化の問題を解決したと報じられているようだ。耐熱性、化学的安定性、熱伝導性、耐放射線性などに優れる素子としてやがて市場に出てくるだろう存在。
昔から水の浄化に用いられた炭の効果の本質は、その多孔質ゆえの吸着作用で、この吸着力そのものが土壌の改良に役立つ。土中の湿気の吸着と放出を促す点では土にとっての「肺臓」と言える。そんなクラシカルな使い方も先進的にまた見直されているところ。備長炭とか木酢液もカーボン。KEFのKHT900ACEは多孔質の活性炭を充填することであの形状から豊かな低音を出すことに成功している。それは一体どんな低音なのだろう。オーガニックな音なのかな。

参考文献:「カーボンのはなし」(山田恵彦)


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後記 - - SETTEN-PROというモデルが登場した。「”SETTEN No.1”と比較して、カーボン・コート・ダイヤモンドの超微粒子の混入量が8倍となっています。 これに伴い、電気の導通面積が更にアップ。より安定した、長期間の性能を発揮します。」


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