ONKYO D-77RX






やっぱり大きいスピーカーは使ってみると余裕が違う
トールボーイより低域の幅がある
ウーファーが多くの帯域を受け持っている分
ミッドレンジとツイーターに余裕がある
ここに77番ありきという感じ
伸びやかな弾性のある感触
そしてとてもおいしい音

個人的にはニアフィールドで再生するのが乙でした
また、クラシックもニアフィールドだとたまらなく良い音です
2014年現在今もたいせつにしています
背後のSP端子は銅製にすると更に音が良くなりました
でも今思うと、内部配線とSPケーブル導体密着させる風に(以下略)







バイオクロスコーンのミッドレンジ

”木材パイプのコーン紙は軽量で、固有の共振音が少ない利点を備えています。
この木材パルプコーンの特質を活かし、さらに強度の問題を改善したのが
バイオクロスコーンです。バイオクロスコーンは北極圏に近い高緯度地域で
産出された、強度の高い木材パルプに、天然の繊維質の中で最も強靭な
ホヤの繊維を添加して漉きあげた理想の振動版です。”

"振動板には、北米産のパルプを主原料に、自然界に存在する繊維質では最も強靭とされるホヤの繊維をブレンドし、
さらに厚みを持たせ強度を高める事ができるノンプレス製法で漉き上げた、バイオクロスコーンを採用しています。"

D-77FXUを髣髴とさせるヴォーカル。そして微温的空間
しかし弦楽はFXUのようにすぼんでない
やわらかいし愉しいし躍動感がある
伸びやかで弾性のある感触に導かれている
グルコサミンに満ちている
特にニアフィールドだと良い。その音が痩せない
その細胞の結合が、エントロピーの法則によって拡散しない


ウーファーの周波数帯域は25Hz〜2300Hz
締まりは緩いけどゆったりした低音
分解能は甘いが屈託なく充溢して鳴る
高域方面を支えるような低音でとても安心感がある

次のD-77FRXかその次のMRXからは普通の3WAYのクロスオーバーになった
D-77FXUは2WAY+ウーファーでほんと声の帯域がよかった。やさしかった
RXもあの頃と同じ2WAY+ウーファーの構成
FXUよりは明るくなったが依然 ビンテージな音調
輪郭が甘く感触も甘い
これは音楽が痛くならない

ウーファーとミッドレンジのエッジは15年でボロボロになるけど
D-77FXとD-77RXとD-77FRXは交換してでも使う価値がある
エッジがボロボロなD-77RXの相場はYahoo Auctionで\6500程度
エッジを修復してあるものは\23000程度
僕はセーム革で修復しました
鹿さんの命、無駄にはちない




ONKYOのバイオクロスコーンのウーファーに当たった太陽の光はとても柔らかで、奥行きがあった。なぜだろう。
PIONEER S-HE10との比較ではD-77RXの方が量感がかなりある。質感も心地よい。S-HE10の方が分離感はある。



D-77RXは長いこと使ってる
組み合わせるアンプは
Classic系ならmusica int30 or int60m or Raicho Lucido
BLOSSOM BLO-0299 or musica ATT60 + ELSOUND EPWS-5S
Jazz系ならPIONEER C-90a + M-90
Pops系ならTechnics SU-C1000II+SE-A1000II or ROTEL RB-BX980
などが良かった。
値段の高いアンプならたくさん良いものがある。
しかし同じONKYOだからといって
A-9070(S)A-9050(S)A-7VL(S)A-5VL(S)等で鳴らすと味わいが後退。
その点、D-77MRXでも同じです。ビックカメラで確認してね。


エッジは\4000〜 セーム革の\10000など各種あり。やる価値あるSP。
エッジ交換



録音集




tukipien reminiscences