PIONEER S-HE10
1991年頃の名器







定価 130000円/pair (発売 1991年頃)
往年のパイオニアの名器 (380×680×410mm, 28kg)
2WAYバーチカルツイン方式(ホーン+25cmウーファー)
出荷台数は少ないと思う。ヤフオクでアラートをかけても月に1セット程度しか出品されない。中古の価格相場は、状態の良いもので3万円(ONKYOのD-77FX〜D-77FRXが2.5万円程度)。状態の良いものは半年に1セット程度。背面の板がネジ止めなのが良い。内部配線やエッジの修復などは比較的楽。キャビネットは無水エタノールで拭くと×。ワックス?が取れてしまう。








すごくワイドでクリアで分離感が高くダイナミックな音。情緒的なところがない。中学生のころ憧れたスピーカー。ダブルウーファーは見た目ほどは低音が出ないが、ボリュームを上げると弾むような力強い低音が出てくる。小音量時の低音の量はONKYO D-77RXの半分ぐらいかもしれない。OVAL WAVE SHORT HORNというホーン型のツイーターは、はじめヴォーカルのサ行がつんざくように聞こえた。やや強い高域。内振りに設定されている事もあり冴えた音がする。低音をマイルドにするのは簡単だけどこの高域を抑えるのは難儀そう。配線材を太めの柔らかな音のものに変更すると良いだろうか。SPケーブルで良かったのはmonitorPC Cobra6S。リニアリティの高いスピーカーなので、ケーブルの良さを引き出す事はできる。
クラシックは意外といける。S-HE10はやはりクラシックよりはジャズ向きだとは思うけど、繊細で分解能の高い系の音で、パイオニアの当時のセパレートアンプのC-90&M-90のようにもっちりとした音を期待すると期待外れになるが、そういう太い音のアンプと組み合わせるとちょうどいい塩梅なのかも。





ネットワーク系は抵抗が使われておらず、それにより純度の高いあけすけな音が出てきている。音圧98dB/m。
ファストン端子は非メッキ。変色している。接点にナノテックシステムズのコンタクト・プロを含浸させると音が滑らかになった。片チャンネルだけ含浸させた段階で、耳を接近させて左右のスピーカーをよく聞き比べるとわかった。ミクロには大きな差。ユニットから耳を離すとそんなにわからないけど。