QUAD 34


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QUAD 34(QUAD 44の簡略型)
QUAD 34 プリアンプ

もふっもふっという柔軟さではなく布団を連想させない透明な軟らかさ。
煙のようにもくもく吹き出る空気感ではなく、平均して見えない酸素のような空気感。

QUAD34 & QUAD606 (パワーアンプ) QUAD34はプリアンプ不足の時代が来ると保管庫から出てくる。中古で手に入れた当初は煙草クサかったけどガリひとつないのは運が良かったかな。
このプリアンプは両エンドにむかってなだらかに減衰する王道のブリティッシュトーンになる。その音色が良くてとてもメロウなトーンでピュアで明るい。抑圧的なところがなく気韻生動してる。このプリアンプをワットチェッカーで測るとなんとたったの1ワット。手のひらサイズのヘッドポンアンプ(HA25D:写真左隅)でも消費電力2Wなのに。これならたしかに電源部が剛健でなくとも問題ない。QUADのプリアンプ33や44/34は原始的な回路のようだが強制的なところも濁ったところもなく出てくる音は元気にピュアっている。その秘密はきっとこの消費電力こそが物語っている…!。
かえるなんて(・└◇┘・)けろけろけろけろ。
QUAD 34 端子群
QUAD 34も長期にわたって製造され、製造年代により仕様の違いがある。初期型はDIN端子を採用している。RCAケーブルの資産は活かせないけど、DINの方が音が良いという意見もあり。
回路などの中身については個人的には本来のQUADの音じゃなくなっても先進のパーツでリストアされている方が良いと思う。オーディオショップで修復されたQUAD 44を聴いてそう思った。抵抗素子やコンデンサなど日々進化しているので。
画像拡大 QUAD 34



たましきものがスポイルされずに産まれてきています。