SAEC PL-2000 Powerlink-2000


SAEC PL-2000
SAEC SL-2000 ロジウムメッキか!
SAECの電源ケーブルPOWERLINK PL-2000は、スウェーデンJENVING社が開発したSUPRA LoRADを採用していて高速・大容量・超低ノイズ。不要輻射波を99.9%カットされている。RFノイズも抑えられる。
定価:1.5m…32000円、2.0m…38000円、2.5m…45000円、3.0m…50000円、4.0m…58000円、5.0m…68000円
犬介のオーディオ・レビュー
色も無く特徴も無く、識別作用も無い。国産の美徳かな。そしてニュートラルな渋さがSAEC PL-2000の個性。ヨーロピアンの甘くて響きの濃い音はその時点で個性(という識別)になってるけれど(ヨーロピアンのピアンっていう語感がもうとっくにとろけてる)、透明なところにある個性性は、無為なるうちに慣性的に出て来るもの。オチがなくては落ち着かないところもなく、落ち着いている。電子容量の大きい感覚でまだマージンのありそうな深さ奥行きがありそのゆえ相対的に照度が暗くなる心地にもなる。
慣性任せに出てくるもの…とくに高域が伸びやかで自由だ。一気に透明系となる。弦が擦られる。低域方面は弾力が増し、怠惰でのびのびとした性格はなくなっている。ACROLINKが温泉だとするとSAECは夜空。直流抵抗が極めて低く、許容電流が大きいとのことが作用しているのか、全体的に俊敏な動作をするが、基底にはブラック系の惑星の衝突無さ(宇宙への信頼)が敷衍しているので落ち着地いてる。
ケーブルでは音はそこまでは変わらないが、音の変化を確認するとその変化のかたちから宇宙の原則を追い掛けてしまい、哲学瞑想状態になれる。そのケーブルの宇宙を感じられたならば、音の変化以上に有益だと思う。
犬介のオーディオ・レミニシンス
購入から三年経過。OPSOLUの端子クリンで磨こうとしたらプラグ部がピカピカのままだった。ロジウムメッキされているのかもしれない。今までこんな高品位なケーブルを使ったことないので感動したけど対音質のコストパフォーマンスはよくないと思う。AcrolinkやNanotec-Systemsが最高なので。電源ケーブルの違いはあまりよくわからないが。でも物としての出来栄えは最高クラスです。スリーブも購入時から變化がない。