SHARP SM-SM10



SHARP SM-SX10


デジタル プリメインアンプ
定価240000円(2005年)
11.2MHzの超高速スイッチングLSIを搭載した1ビットデジタルアンプ。
シャープの技術を結集した最終のデジタルアンプという評価。
S/N比 109dB(CD)
定格出力(1kHz) 100W+100W(4Ω)、50W+50W(8Ω)
消費電力 実測で20W程度
外形寸法 幅430x高さ90x奥行454mm
重量 9.0kg







爽やかな音。はじめ詰まったところを感じた。SD-NX10でも聞いた詰まり感。使っているうちに気にならなくなったけれど。
比較・・・Nuforce STA-100よりも空気感は出ているけど前へ飛び出てくるリアリティはない。優しい音のつくりなのかもしれない。KENWOOD LS-NA9を鳴らしたらAura VA-50のほうが愉快でよく歌う。musica pow62と比較するとmusica pow62のほうが一聴したところ鳴りがよく感じる。シンプルの極みのアンプで純度が高く音色が豊か。でもSHARP SM-SX10は透徹とした解像で、使い続けるとそのリアリティの高さがわかりはじめる。Gail model4を鳴らすと2wayなのに3wayのような細密画が見えてくる。musica pow62は分解能がいまいちでオーケストラの音が重なり合うと崩れる。







SHARP SM-SX10はDIATONE DS-1000ZAを鳴らすと3wayの具体性がちはやぶらずに聞こえる。DIATONEは音が悪いで有名なところがあるんだけどトランジスターアンプのせいではないかとすら思った。DIATONEの技術は先進的すぎたのだ。B4Cドームとか。それをSM-SX10のようなデジタルアンプで鳴らすと実力が発揮されて良い音に思える。真空管も生々しくて良かったけど忠実な解像をそのまんまに引き出すのはデジタルアンプ。なんだよっ。

僕のメインのELSOUND(エルサウンド)のアンプと比較。SHARP SM-SX10は空気感もよく出るけど硬さは感じるようになってくる。ELMUSE7やEPWS-5sのようにふっと声が出てくるような柔らかさはない。解像度は高いけれど何故か、ヴァイオリンがすっと出てくるような生々しさはそれほど感じない。でも安定感は抜群。低音はデジタルアンプである分SM-SX10の方がしっかりしている。全体的に見るとELMUSE7がハイエンドの音であるため うーん。相性もある。SONY SS-HA1を鳴らすとSM-SX10のドライブ感はたまらなく良い。ELSOUND EPWS-5sではSS-HA1の高音がもったいないし正確スピーディな低音が出ていない。

結論
musica pow62 << Nuforce STA-100 << EPWS-5s < EPWS-6mk2の出川電源搭載モデル ≒ SM-SX10 < ELMUSE7




アンプ一覧。書いてることがイミフなホームページではござるが、ぜひ苦労してお熟読ください。


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