PLAYER / AMP / SPEAKER / HEADPHONE / CABLE / etc.




PLAYER / BAROMETER / BBS / ver.x.xx

Label Jacket Title / Composer / Conductor / Review / etc.
DECCA マーラー / 交響曲全集 / 小澤征爾&ボストン交響楽団 / CD14枚組 (ケース:プラスチック) / UCCD4235 / 音質:☆☆☆☆☆
主に80年代の録音だがハーシュなところがなく感触のよい音。鮮明ではなくも しっとりとしていてやさしい。当時の小澤征爾の録音にこだわっていたところが余すところなく出ていると思う。ライブ録音が多いけど、セッション録音では客席に人がいる時と音響が同じになるように、天井からカーテンを降ろされているようだ(『芸術劇場』で見た)。実際小澤征爾は観客のいないホールでの練習時にも本番と同じように音が掴めるように、カーテンを降ろすなどしているようで、そういう態度や音への感覚がこのホワーンとした音響につながってるんだと思う。ライブ録音のほうには芸術の一回性や雰囲気があり、日本人の自分にはその演奏はとても親密に思われた。包容力があるというか、攻撃的なところがない。第四番とかとてもマーラーらしい。最近の人はすぐさまに結論めいたもの・鼓舞するような即物的なものを求めるけれど、やっぱり演奏会場まで移動するのも音樂の一部(家に帰るまでが遠足)。そういう哲学もあっての演奏。それと第5番の第1楽章のサビの部分には絶妙なものがあってこれが自分の理想。
小澤征爾アニヴァーサリー・ボックス / CD11枚組 / 武満徹 『系図』、チャイコフスキー Sym No.5、『管弦楽のための協奏曲』、プーランク『グローリア』 ほか / 音質:☆☆☆☆
英語版の『系図』は小澤征良さんの語りがあっさりしていた。PhilipsのCDの遠野凪子の語りは音楽の一部になっていたのだと認識した。谷川俊太郎の詩も英語版にして伝わるのかな。でもその分英語版の方は絶対音楽化していると思う。あと個人的にはチャイコフスキーとプーランクがよかった。あとリムスキーコルサコフの序曲『ロシアの復活祭』も良かった。『シェエラザード』のあとに入ってるから地味な曲にはじめ思えるけど、名曲でした。
Philips シューマン / 交響曲第3番「ライン」 第4番, マンフレッド序曲 / ハイティンク / PHCP-10555 / 音質:☆☆☆☆
シューマンがはぁ退屈と思う人にはマンフレッド序曲
リムスキーコルサコフ 交響組曲「シェエラザード」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」 / プレヴィン VPO / PHCP-10531 / 音質:☆☆☆☆
プレヴィン&ウィーンフィルの奏する「エレガントな音」と言うのがわかる。シェヘラザードという曲は第一楽章『海とシンドバットの船』の冒頭の入りがいきなり元気であるが、プレヴィン&PHILIPSのディスクは全体にわたって湿度感があり、勢いの出過ぎることないしっとりとしたシェヘラザードになってる。
武満徹 / エア,弦楽のためのレクイエム / 小澤征爾 / 音質:☆☆☆☆☆
高校一年の頃、武満徹は亡くなった。クラシックかじりたての頃で、友達に教わった。それでどんな音楽なのだろうと店で見つけて買ったCD。小澤征爾による追悼CD。高校の当時はほとんどの曲が解らなかったけど『系図〜若い人たちのための音楽詩』の語り方はヤバすぎた。遠野凪子のナレーションが白痴っぽさを出していて谷川俊太郎の詩の内容といい電車で聴いていて恥ずかしくなった。でも一人で聴けば恥ずかしくない。あれから15年経って詩の意味も解るようなった。NHKの『芸術劇場』の映像集で、武満徹がルドンの絵について語っていた。インパクトありすぎだった。武満徹の音楽はアメリカのジャンキーには特殊な酩酊感があるようで、本当に彼のことを神だと思っていたようだ。頭がでかくて身体はひょろっとしてて宇宙人みたいだし。
SONY プロコフィエフ / ピアノ協奏曲全集 / ブロンフマン(p)メータ&イスラエル・フィル / 音質:★★★★★
ソニーのエッセンシャルクラシックスの音。すごい果実の味わいがする。同シリーズのBrahmsのピアノ協奏曲2枚組も果実の音がする。
ラヴェル / 管弦楽全集 / CD4枚組 / 8869756229-2 / 音質:☆☆
『ダフニスとクロエ』はやっぱりブーレーズの指揮がキレ味があっていい。ブーレーズの指揮がつまらなく思える。ドビュッシーの『雲』はアバドの指揮が時間の流れに逆らわず自由に高揚していくのがいい・。高校の頃に買ったブーレーズ指揮の『雲』はちょっと堅すぎる演奏だった。だからこの曲がわからなかったのかな。一方で、同シリーズのストラヴィンスキーのプルチネルラはブーレーズ指揮がマイベスト。これじゃないと楽しめない。
Venezia ショスタコーヴィチ / 交響曲全集 / コンドラシン / CD12枚組 (ケース:紙製) / CDVE04241 / 音質:☆
マスターテープによるdropout, distortion, pop and flutterがあり、それはひどいぐらいだけど、歴史的音源を聴いている雰囲気がある。むしろ生々しいぐらい。演奏についてはHMVにたくさんのレビューがある。僕はこのコンドラシンを聴いて、演奏に正しいも誤りもないだろうなどという考えへの固執がほどけるみたいだった。もっとタメがあってほしいところもこれはこれでありだったし、シンバルはペシャァンといってて汚いはずなのに逆にリアルだったり。考え方によっては、マスターテープも凍る地のようなこの音質は、このスピード感で生かされているというのはある。第三番とか もっとゆっくり演奏してほしい場合があるが、Grammofon 4Dなどの豊穣なサウンドならそれでいいだろう。ノリが冷めない。でもこの凍ったサウンドでゆっくり聞かされるとノリは冷める。
ハチャトリアン / 交響曲全集、協奏曲集、仮面舞踏会 / 音質:☆☆
過疎ってるけど聴きやすい音。余計な施しがない。まぁ音質の事はおいておいて、この曲群がすごいです。なんじゃこの曲は!というものばかり。個人的には交響曲第一番の第一楽章がよかった。なんか頭のキテる人なんだと思う。
少年合唱団のCD / 音質:☆☆☆☆☆

作曲家が神性なので教会のホールでは天使の歌声がよく響く。でも最後の曲はPOPSで、人間らしい歌声になり、仲の良い男の子同士、男の子男の子しています。細かなイントネーションから思春期の友愛を感じられる。図書館に置いてあったCDだけど、図書館から消えた。このショタコンめが。小林秀雄の講演CDの第一巻は、借りようと思った次の週に消えた。もうこうなると魔が差してるとしか思えぬ。小林秀雄の講演CDは仕方なく買ったけど、このコーラスのCDはタイトルを失念してるから買えない。図書館から盗んだ人、返却しろー。…後日談:『エターナルフレーム』でした。結構定番なようで、Youtubeでもうpされてました。
deutsche harmonia mundi  Dhm 50th Anniversary Box / CD50枚組 (ケース:紙製) IMG / B0014RIULO / 音質:★★★★★
設立50周年記念の50枚BOX。50 Years (1958-2008)。ドイツハルモニアムンディは高級なレーベルで2000円/枚ぐらいする盤が多いのだけど、きっと古典音楽とか宗教音楽は売れないから限定のBoxにして放出してるんだな。宣伝のほか、多くの人に聴いてもらいたいのだろう。このレーベルは官能的なぐらいに音が良い。甘い音楽性がある。こんないい音なのに放出してしまっていいのか。そして落ち着く楽曲ばかり。バロック曲集は食わず嫌いだった。この値段で買わせていただいて感謝が大きい。ほんと紙のBOXで充分です。環境にも優しいし、この紙ケースの匂いも好きだ。一枚一枚それぞれ別の絵画になる。
Sacred Mvsic / CD30枚組 (ケース:紙製) / B002HNA9LS / 音質:★★★★★
SACRED MUSICではなくMVSICになってるのは、「植字工さんが信仰の篤い人で、曲がったことが嫌いだったのではないでしょうか。」(beim_schlafengehen_hesseさん) とのこと。Yahoo知恵袋 面白かった。
Melodiya ヴァインベルク / 交響曲第4番、第6番 / コンドラシン&モスクワ・フィル / Melodiya:MELCD1000986 / 音質:☆☆
ADDなりに心地よい密度があるけどブツブツいい続ける。ちょっときつい音質ではあるが、何度も繰り返し聴いていると"あっち系"の楽曲で結構好きになれた。このコンドラッシン指揮モスクワフィルの交響曲第六番は名盤で鬼気たぎる演奏だと思う(他をまだ聴いた事がないが)。音楽・演奏ともにまずいこの曲を少年コーラスのやばさが際立たせてる(録音品質は悪いけれど一部のアンティックな音の良い再生装置だとそのやばさと美しさをひきたてる)。HMVのレビューとか読むとヴァインベルクの曲はショスタコーヴィチと言われてる。たしかに第二番第三楽章などは特にショスタコーヴィチであった。でも第二楽章はヴァインヴェルクの名曲だと思う。
Brilliant ショスタコーヴィチ / 交響曲全集 / バルシャイ / 音質:☆☆☆
紙ジャケの11枚組。第四番がとりわけ高速に走ってた。音質はやや硬質なデジタルサウンド。
ベルリオーズ エディション / インバル&RSO / 音質:☆☆☆☆☆
ブリリアントなのによい音。黒いBOXは紙ジャケだからうれしい。『キリストの幼時』や『ファウストの劫罰』など深淵から鼓舞を誘う名演と思われ。Spendorのスピーカーでよく聴いてた。
メンデルスゾーン / 交響曲全集、弦楽のための交響曲全集 / 音質:☆☆☆☆☆
メンデルスゾーンを忘れてはいけません。『真夏の夜の夢』だけではありません。メンデルスゾーンの交響曲はBEST100とかで見かけたことがないのでマイナーなんだと思っていたけど、NHK FMではよく流れる。
スクリャービン / 交響曲全集 / ムーティ&PO / 音質:☆☆☆
とても流暢にクレッシェンドが湧いてくるのがよかった。ただジャケットが安っぽい。KOKUYOのMEDIA PLUSの(2枚用)に収納した。
TELDEC ショスタコーヴィチ / 交響曲全集 / ロストロポーヴィチ&ナショナル響、LSO、他 / 音質:☆☆☆☆
ロシア的な旋律の広大さを感じさせるところがある。ほとんどすべてがいい。馴染める。ノリがいまいちに感じるときはあるけど、ゆっくりと演奏してほしいシーンでゆっくりと演奏してくれてる感じがする。URL
ERATO プロコフィエフ / 交響曲全集 / ロストロポーヴィチ / 音質:☆☆☆☆
ショスタコの全集でもそうだけど旋律の雄大さを全体に安定して感じさせるスタンダードさ加減。音質も落ち着いている。小澤征爾のプロコフィエフは若々しい瑞々しさがあるが、ロストロポーヴィチは渋いなぁ。
EMI ヴォーン・ウイリアムス / 交響曲全集 / Handley / Lpo / 音質:☆☆☆
感傷が鋭く素直な演奏のいいBOX。Serenade to Musicが入ってる(秘められた名曲)。音の薄さを差し引いても価値がある。ただCDの解説は見開きの2ページしかないのだから紙ジャケのBOXにしてほしかった。無駄に嵩む。石油資源の無駄だし。KOKUYOのMEDIA PLUSという手段を知らなかった頃は、これがうっとうしかったぁ。(後記:V.ウイリアムスはEMIからCollector's Editionで発売されていて、こちらに同じ音源のディスクが入ってた。プレス工場の機械が向上したのか、心なしかほんの少し音が良くなっている気がしました。紙ジャケ30枚ボックス。HMV
ALBA Leevi Madetoja / Symphony No.2, Juha / Oulu Symphony Orchestra / 音質:☆☆☆☆
マデトヤはシベリウスの弟子の一人で北欧の作曲家です。師であるシベリウスの教えを忠実に守っていて、旋律に推敲を感じて無駄なく、交響曲は1番〜3番すべてが奥深い名作です。管弦楽曲等はいまいちかと思いますが、交響曲の中で特にこの第二番は名曲で、無名なのが残念です。このOulu SOの演奏は、Finnish Radio Symphonyの録音より音質が良く、ナイーヴさや欝さ加減は負けるも全体的なノリは良い感じです。
WARNER MUSIC Leevi Madetoja / Symphony No.2, Comedy Overture / Finnish Radio Symphony Orchestra / 音質:☆☆☆ /
Madetoja=マデトヤ。シベリウスの弟子。シベリウスの晩年の肖像は眉間に七本の皺がある。一つの交響曲を作るたびに増えていったという眉間の皺。七つ目を完成させて七本になった。マデトヤにおいても「余計な音符を書いてはならない。すべての音符が生きていなければならない。」という教訓を引き継いでいることは、三つの交響曲のどれも総てが深く美しいところから感じとれる。マデトヤは日本文化の怪しさ・奥ゆかしさにも触れている。交響曲はその霊性の浸透もあってか、雨の日の水蒸気のような感傷的な趣がある。ドビュッシー的なところあり。主流の西洋哲学のように直截的な感覚になっていない。内側から放たれる深さがある。やわらかでナイーブ。
ドビュッシー / Jeux, Khamma, 聖セバスチャンの殉教 / Conlon / Rotterdam.po / 音質:☆☆☆
ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』なら日本人の子どもの繊細な種類の仔が聴いても苦しくない。そしてこのCDに入っている曲目もすばらしい。ジャポニズムの影響を受けた作曲家には曖昧な流れがある。『聖セバスチャンの殉教』の感傷は不思議さに満ちている。音質は録音レベルが極端に小さいがやさしい音。
ミヤスコフスキ / 交響曲全集 / スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団 / 音質:☆☆☆☆
紙ジャケなのはうれしいけど16枚とも全部スヴェトラーノフの同じ写真。同じのが何人いるんだ。こうなるとあと500円高くても良いので別々のイラストをプリントしてほしかったと思う。あまりに曲が多くてミチョランマになるが、HMVに投稿されているレビューを頼りに優先順位を決めると、19番とか20番とか27番が名曲らしいのでまず聴きたい。それか静かな音楽が好きな場合はLentoとかTranquilloの楽章のみをDMP(Walkman等)に抽出するなど。
Ultima Series Leevi Madetoja / 交響曲No.1-3, Kullervo, Ostrobothnians, Okon Fuoko etc. / Finnish Radio Symphony Orchestra / 音質:☆☆☆
フィンランドの作曲家。管弦楽曲の「オコンフオコ」という作品から察するに、Madetojaはジャポニズムの影響を受けている模様。ドビュッシーの『Kahma』や『聖セバスチャンの殉死』のような、抽象的かつ繊細な旋律があります。受動的な音楽作品が多く、主張してこない感じです。交響曲No.2が一番の名作だと思うけど全部の交響曲を聴いてほしい。録音が少ないからか、この円盤はWarner Classicと中身かぶってる。CHANDOSレーベルのCHAN6626とも多分中身一緒。Sakari, Petri指揮。このUltima Seriesは廃盤。
ONDINE メラルティン / 交響曲全集 / 音質:☆☆☆
オスカル・メリカントやレーヴィ・マデトヤ、セリム・パルムグレンらと並んで20世紀初頭のフィンランド音楽の黄金時代を築いた作曲家。いかにもドキュメンタリーな壮大さ、大地の振動を思わせる低音の効果と映画的要素・・・そういう傾向に飽きてしまった人はもう一度新たに楽しめる。雄大な背景に、同じ旋律を二度と使わない意図が見えてきそうなほど色とりどりの新しい副旋律が出て来て、論理的になってしまった人を10歳若返らせる。
Synnara ユン・イサン / 管弦楽曲集 / 金洪才&東京交響楽団 / NSC147 / 音質:☆
今まで買った中で一番音質がひどかった。世界のSAMSUNGがある国のレーベルだけど。でもお隣の国の方であるし、苦しまれた人生の追悼に聞いてみるのもよし。
Capriccio ドミトリ・ショスタコーヴィチ / 100イヤー・セレブレーション / SACD / 音質:☆☆☆☆☆
SACD Hybrid。このレーベルは知らないけどなにやらショスタコーヴィチのことを祝っているようだ。交響曲第3番や13番の抜粋が非常によく、隠れた名曲もたくさん見つかる。
RCA プロコフィエフ / アレクサンドルネフスキー Film Score / Yuri Temirkanov & St.Petersburg Philharmonic Orchestra DDD / 音質:☆☆☆☆
映画の音声が入りスリリングに盛り上がる。これが一番好き。はじめ中古で買ったCDで一人暮らしのスペース問題で売ってしまったけどあとから新品で買いなおした。ほかのアレクサンドルネフスキーの演奏では気に入らず。
サン=サーンス / 交響曲第3番『オルガン付』、ドビュッシー『海』、イベール『寄港地』 / ミュンシュ&ボストン響 / SACD / 音質:☆☆☆☆
いかにもドイツ的なイベールの寄港地。感傷抜きにされたようなタイトな演奏。『オルガン付』もドイツ風になってる。
メシアン / 幼児イエスに注ぐ20のまなざし / P.ゼルキン / 音質:☆☆☆☆
一見メロディーになってないし観念的哲学的な音楽なのかと思ったけどそういう聴き方では無理だった。感覚的な聴き方でよかった。素直に音を受ければ気持ちのよい音楽になる。ゼルキンさんの演奏が良いのかな。メシアンは霊性が高い。
小澤征爾 / メシアン トゥーランガリラ交響曲、 ミュンシュ / ルーセル バッカスとアリアーヌ / 音質:☆☆
HMVのレビューを見るとトゥーランガリラの方ばかりが名演だと言われてるけど、2枚目のルーセルの『バッカスとアリアーヌ』の演奏は、反則技といえるほど良いです。というのも電子音みたいな音が入ってる。この音はほかのディスクにはないし、これでないと満足できない。もうドラクエのサントラかと思った。サンプリングが悪すぎてそういう音になってるのかな。でも小澤征爾&武満徹の『音楽』に書かれていることの裏付けになるようなCD。音楽が慈しまれてる。
Grammophon マーラー / 交響曲第9番 / バーンスタイン&ベルリン・フィル / 音質:☆☆☆
この不安定感に戦慄がする。迸ってる。
マーラー / 交響曲全集&歌曲集 / バーンスタイン&VPO、コンセルトヘボウ、NYP、他 (16CD) / 音質:☆☆☆☆
バーンスタインのマーラーの録音は初期と中期と晩年に分けられるけど、晩年のバーンスタインのマーラーは、もはやバーンスタインの演奏になってる。
LONDON   プロコフィエフ / ロミオとジュリエット / ショルティ指揮 / TAPE / .wav / 音質:☆
この鬼気たぎる爆演。ヤフオクの音楽-TAPE-クラシックのカテゴリでいいものないかと漁って中古で落札したもの。最近(2011年現在)、クラシックのカテには新品のテープが出品されなくなってきた。本当に音がいいとか演奏が貴重なものは収蔵してしまうので、出回る中古のほとんどはCDで聴いたほうがいいようなものばかり。でもこのテープはしつこく収集してよかったなぁと思える逸品でした。音悪かったけど。
NAXOS ショスタコーヴィチ / 『ステパン・ラージンの処刑』、交響詩『十月革命』、他 / シュウォーツ&シアトル響 / 音質:☆☆☆☆☆
ショスタコの秘曲。竜頭蛇尾。冒頭だけでも名曲なら買う価値はある。HMVのレビューを見ると名演らしいので、NAXOSでいいと思う。ちなみにステンカラージンの曲はグラズノフにもある。こちらもかなりの名曲。モチーフが同じだと、ちゃんと同じような激しさになるんだなぁ。
BUSONI / トゥーランドット組曲, 「ファウスト博士」のための2つの習作 他 / ウォン&香港フィルハーモニー管弦楽団 / 音質:☆☆☆☆☆
ナクソスで当たりを引いたのは10枚ぶりか。オペラ的な要素を一切感じたくない人向けの幻想的な曲群。三十代までは世界を形成し易いだろう。それ以上になると入り込みにくいだろう楽曲。
バーバー / 管弦楽作品集1 / ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 / 音質:☆☆☆☆☆
『弦楽のためのアダージョ』=Barberというぐらいに有名なので、この人名が人の名前であることを忘れていた。発掘すると交響曲1番か2番か確かめてないけど、なかなかの名曲がある。悲歌のシンフォニーのみのグレッキと同様、印象ががらりと変わる作風になる。とはいえいわゆる現代音楽ではなく、〔ダイナミック〕で〔感動的〕な音の繋げ方がアメリカンな気持ちよさ。頭使いたくない土曜の夜に 氷のグラスを片手にカランカランしながら聴ける。コカコーラだけど。
メトネル [Medtner] / ピアノ協奏曲 他 / 音質:☆☆☆☆☆
ある日NHK FMのクラシックで流れていて、この曲はどこのラフマニノフだろう…、と思ったのをきっかけに作曲者名を聴き逃さずCDで手に入れた。演奏されていた個所はまだわからず。あれはピアノ協奏曲何番だったんだろう…。NAXOSで当たってみたけど音質が滑らかで水のように流れるピアノが心地よいので、ラフマニノフを期待して外れていてもBGMとして聞ける。
Water Lily Acoustics Yevgeny Svetlanov (1928-2002) / ピアノ協奏曲 / SACD / WATSA75 / 音質:☆☆☆☆☆
スヴェトラーノフのピアノ協奏曲。スクリャービンの交響曲と一緒に入ってるのに頷ける。ラフマニノフとかATCのようにムーディーな楽曲だけど、ありふれた感じをうけない。自分の人生からくる咆哮を素直に表現するとこうなる個性で描かれてる。カントの「哲学を学ぶことはできない、哲学することを学びうるだけである」 は「音楽を学ぶということはできない。音楽することを学びうるだけである」に言い換えて違和感ない。~(゚゚∀゚゚)~ ある!
Arte Nova プフィッツナー ( Hans Pfitzner ) / Von Deutscher Seele / 音質:☆☆☆☆
プフィッツナーは有名らしい。隠れた名作曲家を見つけ出した達成感でいた。でもヴァイオリン協奏曲がNHK-FMでN響楽団の演奏で流れた。結構知名度があるっぽい。
Ecm イザイ、ウジェーヌ(1858-1931) / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ / 音質:☆☆☆☆
Ysayeという作曲家名と曲名でジャケ買いをしたものだけど、冷徹すぎる曲だった。こんなんでも人気があるのだから世の中よくわからない。ずっと聴いてれば共感ニューロンの働きで僕にもわかるようになるかなぁ。
 BIS アルヴェーン / スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」、他 / ヤルヴィ(指)ストックホルム・フィル / 音質:☆☆☆☆☆
スウェーデン狂詩曲第1番、ウプサラ狂詩曲、ダーラナ狂詩曲、交響詩「岩礁の伝説」。一人で過ごす日々の感傷になる。
ラウタヴァーラ / CANCTUS ARTICUS(極北の歌)/ 音質:☆☆☆☆☆
夜明けの群青色の森や夕暮れをイメージするような曲。遠近感があり、冷ややかな響きもいい。タヴナーに似ているけれどぜんぜん違い、かなりツボにはまった。
ラ・スパーニャ / 音質:★★★★★
1980年 アナログ最晩年の録音。長岡鉄男絶賛のディスクで、緻密で豊かな音。手持ちのCDの中で一番音質を楽しめる。クラシックではない。
シベリウス / 全集 / ヴァンスカ、ヤルヴィほか / CD15枚組 / BIS1697 / 音質:☆☆☆☆☆
全集というけどカッサシオンOp.6はなかった。初版は[シベリウス:交響詩「海の精」](BIS KKCC-2345)に入っているのだけど。それは名曲だし、その改訂版が聴いてみたかった。「1905年から手を加えられた改訂版は、基本素材のいくつかの順序を変え、短かった終結部が長くされている」ようだ。この曲は特にその終結部が良いので、名曲には間違いないのだけど、「改善の要あり」のまま出版されることがなかった作品なので、埋もれたままのようだ。このボックスの音質は中の上。角の丸まった冴えない音。あとCDの入れ物がペラペラの白い紙製で印字できない。円盤に印字された曲目はおおまかで、トラックの確認が取りにくかった。値段を考えると仕方ないけど。
秘曲:クレルヴォ交響曲…NAXOSにも良い演奏あり / 音詩『森の精』(The Wood Nymph)…後半に入るとすごく良くなる
Gala ルーセル / Padmavati / 音質:☆
インドのようにノリが良い楽曲だけど、秘められた名曲。ルーセルはインドに旅したことがあり、その造詣がちゃんと出ています。バッカスとアリアーヌよりさらに激しいけど、ルーセルの音楽が好きな人は絶対に気に入ると思う。但し 音はひどい。
DENON イベール / ジャンフルネ / 音質:☆☆☆☆☆
寄港地の旋律の流れがいい。盛り上がり方がすごいスムーズで静謐だ。ペリアスとメリザンドも。フランス風の感傷で上昇気流。
マーラー / 交響曲第十番(D.クック復元版) / インバル / 音質:☆☆☆☆☆
男の子も女の子も若い方がいいが、音楽とかの芸術家は晩年に近づくほど神に近づく傾向がある。そして晩年を通り抜けると音ではない音楽になってしまう。このマーラーの第十番はまさに死に際の交響曲。晩年を過ぎようとしていて、音楽的にはぜんぜんなってないが、ある種の凄みが聴かれる。ドヴォルザークの新世界やマーラーの第九番、シベリウスの第六番などは、至高の形に集大成された交響曲であるが、一方で、マーラーの第十番は 死にかけている。ショスタコーヴィチにおいても第14番が死をテーマにした懊悩の表現なら、第15番は 走馬灯になっている。その人の魂に乗って音楽が顔を出す。個人的にはマーラー第十番は演奏機会の多いadagio以外の楽章が好き。このDENONのCDではクック復元版で全楽章が聴けます。
edel サンデルリンクBOX (16CD) / マーラー:交響曲第10番, シベリウス:交響曲第6番, エン・サガ, ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 他 / 音質:☆☆☆☆
チャイコフスキーの悲愴よりシベリウスの第六番が好きな人はこのボックス。音も演奏も静謐です。シベリウスの第六番はBISレーベルにVanskaの指揮があるけどそちらの方はノリとテンポがよい。サンデルリングは静かで冷たく機械的です。"En Saga"も感情表出にはならずシリアスに抑揚しています。このボックスでは選曲が一つの性格に沿っていて、サンデルリンク&ベルリン交響楽団の演奏には静かなクレッシェンディスムを感じます。魂に熱いものを持ちながら抑制して熱さが保たれてる。Shostakovich Symphony No.10など悠然な高揚をする。ほんとうに教科書的。機械的という意味じゃない。嫌いなところがない。[URL]
ケーゲルBOX (15CD) / オルフ:カルミナ・ブラーナ, シェーンベルク:グレの歌, ストラヴィンスキー:交響詩“うぐいすの歌” 他 / 音質:☆☆☆
上のBOXより全体的に録音は古い。ケーゲルのこのBOXはとりわけカルミナ・ブラーナがよかった:参考html。15CDにもなると、買ってから10年経つけどまだ未開発の曲があることを発見される。
Solstice アンドレ・ジョリヴェ / 交響曲第三番、ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲 / 音質:☆☆
僕の愛蔵書である『はじめての音楽史』(音楽の友社)に掲載されていた作曲家。未知の領域を検索して、購入していった中で、一番おしゃれだった。フランスの作曲家。
Disky コンスタンティン・シルヴェストリ ザ・コレクション / Constantin Silvestri / 10CD / 音質:☆
リムスキー・コルサコフの『シェヘラザード』の第四楽章がほとばしってる。 。全体的にこんな速度でいいのかという異端具合である。円盤が金属板とかガラス板で出来てるような音だけど、スリリングな演奏なので噪音でも味付けになっている。
PENTATONE PENTATONE THE FIRST 10 YEARS / PTC 5186 500 / 10SACD+1 / DSD, Stereo Multi-ch / 音質:☆☆☆☆☆
ハイブリッドのSACD/CDをCD専用プレイヤーで再生すると結構最悪な音がする。自分のCDP-XA5ESだけかもしれないけど普通のCDのような音が出ない。録音年代が新しくて録音の品質も良くて綺麗だと思うけど何か詰まってる。抜けが悪い。薄い音がする。SACDで聴く前にヤフオクで売ってしまった。オーディオのイベントなどでは結構ペンタトーンクラシックスは評判がいいのでSACDで聴かないといけなかったな。
音楽の友社 お薦めのCD:レコード芸術の付録CD "Monthly Highlights"。とか言ったらアレだろうか。レコ芸自体は1300円そこそこなのに、CDが聴ける。ハイライトで聴くのが好きな人もいるはず。
KING RECORD 交響組曲「ドラゴンクエスト」場面別I~IX(東京都交響楽団版)CD-BOX / KICC 96339~48 / 音質 ☆☆☆☆
箱の質感は良いけどCD一枚一枚のジャケットのデザインがいまいち簡便だし、ブックレットも見開き1ページのペラペラなので、いっそのこと紙ジャケのBOXにしてくれた方がよかった。箱だと幅が10cmほどあり、CD収納庫で場所を取って仕方がない。紙ジャケのBOXなら厚み3cm程度におさまったはず。録音が新しいのか音質が良いです。さすがKING RECORD。一般的なクラシックのCDに比べて、コンプレッサーが強くかけられていて、DSPで馥よかにさせたみたいな音傾向になってるけどかなり濃厚な音になり見違えってます。カーオーディオとかポータブルでいい感じだ。
For Life Music Geisha Girls Show 炎のおっさんアワー / 音質:☆☆☆☆☆
ダウンタウンのコントが電波ほとばしってる。プロデュースした坂本龍一もすごいと思う。
双葉社


わが家の宗教を知るシリーズ / 真宗大谷派のお経 CD付き / 定価1800円
浄土真宗のお経も音程の上下が心地よい。この冊子の付録CDは比較的若い声でマイク録音された教科書的な作り方で、いまいちつまらん歌い方にはなるけど、功徳力はある。ある日、睡眠不足すぎるときに電車でMP.3プレーヤーで聴いてたらプラーナが流れてきて救われた。疲れてるから余計な思考の所作は棄てていて、もう阿弥陀に他力しよう、楽なれるならなんでもいいからと。ありがたかった。体は疲れたままだけど楽に仕事ができました。浄土真宗のプラーナは自我の働きが鎮まってないとわからないかな。他人が音楽とか哲学を語るのを見て、犬が犬に反応するかのような。他力本願はなかなか難しい。衆生は純粋ではないよくわからない動機から論理的であろうとするものであるし、信念なく人の目目を気にしたいかにも権威的な溺者の論理に定説を譲っているものであるので。宗教とは面倒なものでもあるかもしれないけれど、そこに精神修養の動機が入れば意味のあるものになる。唯物的では思考範囲が狭くなる。思考が固まれば総ては"ファンタジー"になってしまう。新奇性追求が必要。
わが家の宗教を知るシリーズ / 曹洞宗のお経 CD付き / 定価1800円
付録CDのお経がつまらんのは仕方ない。お経なんかは大祭でライブ録音されたのが一番よい。芸術の一回性がある。とはいえこの冊子では三人(一人が子供)で読誦されてるので上の浄土真宗よりは面白いかな。息継ぎのリレーとか。三人の僧の声が完全に揃っているので『観音経』のねんぴーかんのんりきの"ねん"で、音が一瞬止まる時がある。それがいい。そういう音韻が東洋の美。
新潮社 小林秀雄の講演集 / 第六巻 『音楽について』 / 定価4620円
「音楽」に惹かれてこの巻を選ぶと期待を裏切られるかも。この第六巻の講演は彼の愛蔵のレコード演奏が大半を占めていて、思想のエッセンスは乏しい。第一巻から聴いてほしいです。第二巻〜第五巻も何度でも聴いてほしいものです。いきなりこの第六巻を聞くと、そんなもんか、で終わってしまわないか心配だ。講演CDはたくさん拝聴しましたが、小林秀雄が一番面白かった。
Victor <COLEZO!> 自然音 日本の野鳥 / VICG-41163 / 音質:☆☆☆☆☆
鳥に手で触れたり看病したことのある人ならこのCDのよさがわかると思う。でも都会人には退屈な代物であるからに無理して聴かなくてもいい。Track.2-ヨタカ 人間の音楽を聴いたあとに聴くと、そこにもっと溜めがあってもよさそうなのにと思う。休みなくすぐ次に入る。鳥は無為自然だなぁと思う。鳥は頭で考えてない。ポッポッポッポッポッポッポッと鳴き続ける。ちなみにこのCDがこの一覧の中でたぶん一番霊性が高い。自然環境のCDは形而上の快楽にダイレクトに亙らないが、職場のOMNIで流していたらすごい霊性が清まった。鳥の声に心がゆるんだのかな。気がしゅんしゅんと神社の感じになった。単に神社に縁が濃いからかもしれないが。EURO方面は一度しか旅行したことのない僕には本場の教会の霊性は一面的にしかわからないけれど、教会に縁のある人ならJosquin Des Prez(ジョスカンデプレ)やG.Muffatのミサ曲を聴いて、キリスト教的霊性に深く清まるものかもしれない。でも旋律にも音魂というものはあるが、自然そのものの音には適わないような。
※ヴァルター・ベンジャミンによると、複製芸術ではアウラは稀釈されるが その分 礼拝的にならず,批評的に作品に接するようになるものらしい。もしプレヴィンでもブーレーズでも、それを生演奏で聴くことが出来れば,複製芸術では導かれない結論が出てくるはず。この一覧のページは複製芸術の世界での印象を書いているのみでござります。その点,悪しからずご了承ください。





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