SONIC IMPACT Model 5065 Gen 2 T-Amp |
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駆動力:DIATONE DS-1000ZXを駆動してみた。この難しい3WAYも気分よくドライブはできた。浸透圧が低く表面的な音だけど音速は早い印象だった。低域もそのまんまリニアに振動する。 音質:ほんのりと湿度を感じるクリアネス。中域は明るいひよこの音がする。デジタルアンプのリニアなバランス感覚で軽いノリの音。DS-1000ZXの低音はコクがなく軽い低音ながらもそれなりに気分よく鳴っている。高域はシャリシャリ言いながらも軽快に鳴っている。全体にこざっぱりとしている。アナログのように無意識が踊るシヴァ神度は低いが、音色には無機質ながらもファンタのようなおいしさを感じる。 比較:ROTELのRB-1080に比べるとピアノ協奏曲のピアノが明瞭に前に出てくる(ほかは埋没する)。Flying Moleの黒モグラに比べると解像は甘く、簡素な鳴り方になる。低~中域はAdytonのような空気の濃ゆい音は出ない。でもデジタルアンプながら熟酥味があり、やはり全体的に快い調べがある。前作のNo.5066とは音質はさして変わらないようだ。デジタルチップも同じTA2024。付属品にAC電源が付いた。 その他:筺体はプラスチック製でまったくチープな代物だけどその分気軽に扱える。PC用途としてはSCYTHE等の同等品より音質がいい。解像度は同じだが無機的じゃなかった。電池駆動の場合、単三8本で駆動する。ポータブルとしては微妙で単三電池は2本でも駆動できればよかった。本体は軽すぎるぐらいなのに。単三電池8本の重みに制振効果が期待できそうなほどアンバランスな重量感。 端子:入力端子はステレオミニジャック。ステレオミニジャック⇔RCA端子の互換パーツを使ってCANAREのRCAケーブルで接続したら、鳴り口が軽くなった。接点は増えてるけれど、外来ノイズは減るから、一長一短。 録音:マーラー交響曲第六番第一楽章(小澤征爾) / KENWOOD Model CM-5 マーラー交響曲第十番第五楽章(インバル) / KENWOOD Model CM-5 / / |