SONY SCD-XB9


SONY SCD-XB9 定価\80000

廉価版SACDプレーヤーの初期モデル。
マルチチャンネルには対応してない。
展示品を2万で買った。
今現在(2002年)最安値のSACDプレーヤーだったかもしれない。


CDの7倍も容量のあるSACDだし
CDの帯域内(〜20000Hz)だけでも6倍の容量はあるし
生のDSDをそのまま記録されたSACDが聴ければいいやと思ってみたわけだけど、
CDとたいして変わらなかった。デジカメの保存形式で言うとTIFFとJPEGの違いぐらい。
同じソースのSACDとCD両方を買って聴き比べてみても
スーパートゥイーターを付けなければたいした違いは感じないと思う。
これはCDの容量で充分だった、ということではなくて
CDのフォーマットがそれだけ高度になっているということだと思う。
静寂感はあった。静けさとはこのことか、とちょっと感動した。
それによって輪郭が明瞭になるのもいい。

SACDを楽しむにはやっぱりスーパーツイーターが必要だったみたい。
オーディオフェスタに行ったときTANNOYの出展で
スーパートゥイーターつけた場合とつけない場合の違いをやっていた。
つけるとなぜか低音がまろやかになった。
それでパニクった。催眠術か?なんでだろう、未だにわからない。
普通のスピーカーは高域が35000Hzまでしか再生できない。
でもスーパートゥイーターで100000Hzまで再生できるようにしても
人間の耳には聞こえない1.5オクターブ分を稼ぐだけ…
それで低音がまろやかになるってどういうことだ? (◔∀◓)?

VRDS25xとCDの音質を聴き比べてみた。
基本的な音調は変わらない。耳あたりも。
しかしXB9の場合、ちょっと出てこない要素があった。隠れている部分が。
あと、ミニコン系のスピーカーだと低音がボンボンいって気になる。
でもSACDではCD再生の不自然感が抜けて安定する。
プレーヤーとしての能力がいまひとつなのではなくて、CDの再生が下手、という感じ。

操作性はさすがソニー。
リモコンの効きもいい。リモコンの方向を気にしなくてもいい。
TEACは早送りとか巻き戻しが遅いしソニーに慣れるとちょっとイライラする。
再生もトラック移動も速いし。快適。
ただ、デザインがものすごくチープ。ビデオデッキレベル。
これでSACDプレーヤーなのか!と思うぐらい。
気に入らないのはそこだけ。










僕になんか買って






小鳥さん
SACD