フロントパネル
20年以上使っているけれど壊れる気配がない。
充分に熟したプレーヤーで音にも古さを感じない。
この機器は当時どの雑誌でも最高評価だったもの。
鮮度は最新の機種に劣るも低域の情報量、全体のエネルギー、
耐久性、構築の剛健さなど廉価モデルにはないものがある。
日本のCDプレーヤーは堅実なのかどれも結構似た音をしているけど
(どれもアキュレートで冷たい。空間再現の違いがクラス間の違いになる感じ)
このソニーのプレーヤーだけは温泉のようにぬくとい音を出す。
操作感が極めてよく、早送り巻き戻しは一時停止時なら50倍くらいの早さ。
これは今まで使った中では最速。しかもその動作が円滑。
また、リモコンにはスローの早送りと巻き戻しのボタンがある。5倍速くらいかな。
背面のRCA端子には出力が2系統ある。
Variable端子のほうはヘッドホンのVOLUMEと連動する。
Variable端子のほうは少し音質が落ちる。
XA5ESはCDに自分でインデックス等を付けることができる。
CD200枚分まで本体にメモリーすることができる。
インデックスの場所は1/30秒単位で設定可能。
一曲が長い場合など、すぐに目的の場所に移動できる。
また、嫌いなトラックをスルーする設定もできる。
CDプレートの開閉の動作と機械音が絶妙。
サーチは普通の速さ。再生まで5秒。
本体のボタンの感触が官能的。
そこまで追求してそれを完成させる美学が感じられる。
というと大袈裟だ。
CDプレートは構造的に厚みがあるので
地面置きにしてても誤って踏んでバキッといってしまうことはないだろう。
ピックアップが移動して読み取るのではなく
コンパクトディスクを動かして読み取るという面白い構造。
なんでこのページは画像の大きさにバランスを欠いているんだろう・・・・
そのことに気が付きましたか。
そうです、まだ音のバランスについては述べていないのです・・・
そのバランスはソニーの割にナローレンジではないと評価されていた。
しかしHi-Fi調になることもなくむしろ落ち着きがある。
ということはバランスはよいということですね。
では画像の大きさがバラついてるのはなぜか…
なんでこうなったのか。
パソコン意味不明。
(2001)
録音してみました
https://youtu.be/jCZvUWBboqo
SONY XA5ESの場合
https://youtu.be/HGHZTxUdneE
Pioneer PD-10の場合
普通にスマホでその違いが捕獲できた。
このとおり、XA5ESのほうが分厚い。
PD-10のほうがあっさり。
Youtubeだと音が多少おかしくなり、
PD-10のほうが洗練されている風に聞こえる。
リアルで聴くとXA5ESのほうが肉が感じられて好ましい。
生ファイルはこちら
PIONEER_PD10A.mp4
SONY_CDP-XA5ESA.mp4