Sound. Geek
絶縁体にPVCやテフロンなどの高分子系を使わないメーカー。
ヴァイオリンの響きが生きている。ソプラノが冷徹に死んでいない。
静電気に無縁な事と誘電率の低い事が大きな理由。それを実感する。






COTTON 1.25sq


Sound. Geek COTTON 1.25sq
湯気がもちあがるような勢いと温度感がある。音が冷徹に死んでいない。それは綿の固有共振音もあるが、情報が損なわれずにフラットに噴出してくる事に由来している。採用されている綿も触感がすごくよい。すべすべな綿。銅のように硬い物に巻くとこのようなすべすべした不思議な感触になるのか。味わったことのない感覚だった。
綿のほうはシルクより廉価だが綿には綿の良さがある。ジブリのDVD「コクリコの坂」のセリフがしっとりしてる。手嶌葵の歌声が録音ともに良くて、センタースピーカーにいろいろなケーブルを使って実験してみたところ、この綿の撚り線が最高にうっとりした。これじゃなきゃダメだと思った。だが…廃版。製造者に問い合わせたけど、もう在庫ないとのこと。製造者もこの撚り線が好きだけど、撚り線の原価が高騰したためらしい。
シルク、綿ともに樹脂系の絶縁体では味わえない良い音。もうこうなったらAmazonで綿を購入し、好きなケーブルのシースを剥いて、糸巻き機を使って自作するしかない。




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