Sound. Geek SG-2 NeoClassic |
ケーブルを何十本も持っていると費用対効果なにそれになってくる。もはやケーブルの総額はスピーカーの価格を超えている。~(゚゚∀゚゚)~ オバカチャン 費用対効果で見ると、モガミとかカナレで自作したRCAケーブルや、Nanotec-SystemsのMS207やSP79、aet EVO-0605S等の選択になると思う。それらは万能型な再現性をもっている。うっとりすることは少ないが。 うっとりするケーブルは研究費の賜物なのか高額なものが多い。たとえばNanotec-SystemsのMS#207(入門用)とGS#201(中堅)の場合、解像度は僅かな差であるが、その僅かの差はすべて音楽にとって有益なエレメントが含まれているかのように、GS#201では音楽の馥郁が深い。たとえるなら「ふくよかな水」。安いところではONTOMO MOOKのふろくケーブルもうっとりする音が出る、けど解像度は落ちる。完全に趣味で遊び路線のケーブル仕様。でも音いいですよ。 サウンドギークのケーブルはうっとり傾向ではないがすっきりする度合いが突き抜けてる。絶縁体が綿とシルクと和紙とワックスで自然素材。誘電率がほぼ0。静電気ほぼ0。電磁界のないストレスフリー感。 SG-2 Neo Classic(撚り線の初期モデル)の音質:上位モデルのSG-1と比較すると、SG-1の方が解像度が多少高くくっきりしている傾向。楽音に潤いがある。リッツ線の賜か。ホール感は撚り線のSG-2 Neo Classicのほうが多い。しっとりとしている。アグレッシブなパートはSG-2 Neo Classicの方が五月蝿くない。SG-1の音を精油で例えるなら『ジュニパー』『サイプレス』『ネロリ』。SG-2 Neo Classicは『ニアウリ』『スターアニス』『グレープフルーツ』。温度感:低め。色:ねずみ色、水色、レモン色。 SG-2 Neo Classic(単線のスターガット仕様)の音質:ふんわりした心地はなくなるけど張り合いのある音になる。別物。外装はブラックに変更されている。 |
センターの芯が純銅製のRCAプラグで作成。 Nanotec-Systems MS#207からこのSG-2 Neo Classsicに差し替えた時の心象は、MS#207の「もこもこ感触」が消えた、解像度(音の量)は変わらない、分解能は高い。常にウェルバランスなNanotec-Sysystemsの音に比べると、サウンドギークのケーブルは特徴のあるf特性になるが、響きは非常に自然。静かな音で好色性は少ないが、樹脂の音が耳にヘタリつくような違和感から解放される。弦の素直な伸び具合、出ない低音、優しいドビュッシー、ハスキーなクリスタル・ケイ。アンプで例えるならMUSICAL FIDELITTYのA3とバランスや傾向が似てる。 Nanotec-Sysysysmsの上位モデルGS#201はウェルバランスで馥よかな音だけど、個性はある。SG-2は中高音に特徴があるけど比較的 無個性に感じる。個人的にはGS#201のほうが幸福感を感じる音だけど、SG-2はオーディオのことを考えたくない時には理想的。CANAREとかMGOAMIが微妙だと感じるようになったらSG-2推奨。 |
SG-2 Neo Classicは2芯+金属メッシュシールド、太さΦ3mm程度なのでヘッドホン用ケーブルを自作した。適所かもしれない。肩の力の抜け落ちるほどすっきりとした音になった...。導体径がΦ0.18mmと細く導線も20本と多いので断線もしにくい(ヘッドホンケーブルで単線はやめたほうがいいです)。ただテトロン糸の外装シースがバッグや財布のバリバリ両面テープや手のささくれにひっかかって、徐々に毛細な繊維がほつれてゆく。SG-2はもったいなくてあまり使ってない。それがデメリットである。 |
関係のない追想・・ケーブルは上流と下流で音が変わるとかいうコピペを見たけど疑問があり。多くの人は人の説を鵜呑みにして「実験」してないと思う。ケーブルの音の違いを楽しむなんて集中力の要る事だから、仮に、ちょっと実験して苦労して悟るとその事はもう疑えなくなってしまう。それを普遍的な事にしてしまう。個人的にはプリアウト⇔パワーアンプ間のラインケーブルが一番変わる。そこが一番楽しめる。上流とか下流とか、いかにも説得力のある説を信じてはいけない(まぁ環境にもよりけりかもしれないけどね。集合住宅だと電源ケーブルの違いがわかってしまう)。CDP+プリメインアンプならRCAケーブルにこだわる必要はないと思う。ヘッドホンアンプの出力は、最大にして据え置きのCD Playerと同じぐらいの大きさなので、ヘッドホン・ケーブルでは実使用時に音質が変わるが、国産のCDプレーヤーに繋いだラインケーブルとかではそう変わらない。外来ノイズ等の影響が最小限になるように、相対的に大きな電流・電圧で送り出しているんだと思う。 |