TDK CA-QL601



CAQL601
TDK SUPER ACCURATE CABLE CA-QL601 Japan
4芯でスターカッド構造のスピーカーケーブル。6N-PC OCCを採用してる。絶縁体はPTFE(テフロン)とPVC。
今だと値段いくらするのか古き良き日本のハイグレードな構成。TDKっていうのがなんかいい。ノスタルジックである。

RCAケーブルにCA-QL201等という型番があり、これは80年代のモデル。オーディオケーブルがブランドと化す前の時代の製品で、質実剛健なケーブルのありよう。耐熱温度が高いのだろうか、カーステレオに使っている人もいる。暗所に保管していたのもあって2022年現在も樹脂に変質を感じない。
【ケーブル日記】
工業用ゴムのやうな深い伸びやかさがある重厚な響き(ELSOUND EPWS-5, ONKYO D-77RX)。
それはとてつもないゴムの音である。
低音をみっちりと弾く。
スピーカーによってはいまいち冴えた音を感じられない。
TiGLON MS12SP2に比べて空間再現性が落ちる。解像度量は同じ。
やや近視眼的で集約した音。それもまたいい。
KHD Sir Tone 5.5sqに比較すると弦の太さがありパースペクティブ感は減る(SONY SS-HA1)。
先進的な組み合わせで使ってみても冷淡な音ではなく、気品を感じられる(SHARP SM-SX10)。
ヴァイオリン協奏曲でヴァイオリンの音がMonitor PCのCobra M8よりもしっかりと出てきて、空気感は減る。
自社製法導体「D-on Cu5」を使用して導電率110%(計算値)のKHDのケーブルの方がすっきりしているけど、TDKの方が弾力感があって心地よく聴いていられた。




オーディオアクセサリーのレビュー 一覧表へ
 CABLEの比較一覧...