Technics SU-C1010





Technics SU-C1010 バッテリー駆動型プリアンプ 〔SU-C1000の三世代目〕
ゴールドのパネルにブラウンの窓がなかなか新しい基調。
音はシンプルな回路そのもののピュアな音。
二世代目(SU-C1000MkU)に比較するとかなりクリアーで無機質な音だけど
テクニクスの音楽性はちゃんと保持されている。
フェーズが整えられて音が浮き立つ。風船が中高域に。。




+++― 比 較 ― +++

プリアンプはすべての音を通過させるのが理想だけど、ただのボリューム(パッシブプリ)ではぬらりひょんになる。ROTEL RC-1090とELSOUNDのパッシブプリが95%の通過特性とすると、テクニクスのSU-C1010は85-90%ぐらいでSU-C1000〔初代〕は70%ぐらいに後退する、反面プリとしての音は濃くなる。ただTechnicsはver.3になっても魅力は高く、プリとしての妙趣がある。
落ち着いているうえトーンがおいしいのはSU-C1000MkUで、これが一番所有しておきたい個性がある。でもSU-C1000MkUは75%ぐらいに音は後退するので、解像度やS/Nなどのスペック的なことをトータルで見るとやっぱりSU-C1010に人気が出やすいのかな。機材に合わせ易くて、ぶっちゃけLUXMAN C-7fよりもいいと思ったし。(SU-C1000〔初代〕とSU-C1000MkUは音の後退度は大きく変わらないが、テクニクストーンはSU-C1000Uのほうが濃厚で擢んでてる)。