オートトランス式ATTトランス アモルファス ACS-10




富士通製のセレクター。







オーディオフェスタ2020でラックスマンの#CL-1000 とPhasemationの#CM-2000 が眠れるほど音が良かったので、パッシブしか作れないけどトランス型ボリュームを作ることにした。ブログにも「トランス型ボリュームさえあればプリアンプ要らない」とか書いてあった。

材料:アモルファスのトランス(日本製)、富士通のセレクター、真鍮ではなく純銅製のRCAジャック、ホット側は絶縁体が綿の線材、コールド線は廃材、RCAプラグ、ケースは黒檀、はんだ、ネジ、ほか。計4万。









音質:これさえあればプリアンプに悩まないというのは本当だつた。素材は2万円/台なので5.1ch分の6台作ってしまいたい。滑らかな音。あらゆる楽音が自然に鳴ってる。金属皮膜抵抗は高音が綺麗でテンションの低い音だけど、アモルファスのトランスは中域が濃密で死んでない。アクティブ・プリアンプのような音。5万円以下のプリアンプでここまで良い音のものは使ったことがない。パッシブなのに十分に生命感あふれる。

配線は面倒くさかった。トランスの端子部が折れそうになるので注意。あと∞(E)にコールド(アース)を接続しないとインダクタになってしまうのか? ローパスフィルターになってしまう。入力は0dB(巻き始め)に接続しないと回路に悪さをするらしい。トランスでボリュームを下げたあとセレクターで選択してRCA出力なので、接点が増える。なので直接トランスからRCAケーブルを引っ張った。ボリューム調整できないけど、音質チェックのため。結果は非常に芳醇。

補足:トランス型ATTプリ(パッシブ)はプリアンプのように生命力が溢れる音。なのでプリアンプ使わなくても良い。むしろバッファアンプすら介在しない方が生命感が高かった。原理は不明。音の信号は繊細だ。いつかmusicaのCuculo-la [インピーダンス変換器] でも音悪くなるか実験してみたい。
余談:接点抵抗切替式の音量調節アッテネータの場合、ボリュームを右に回して最大∞に接続されれば、バイパスされているから音質の劣化はないと思うけど、可変抵抗の一般的なボリュームの場合、最大∞にしたら音質は劣化するのかどうか。QUORAで質問しても答えが出ず、自分の感覚に頼って実験してみたら、可変抵抗の一般的なボリュームの場合は音が抑圧的になりました。完全にバイパスされた感じの音ではなく、抵抗を通っている音になる※1。S.M.S.Lのデジタルボリュームでも同じく劣化しました。

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