Van den Hul VDT-T4




Van den Hul VDT-T4
(価格\4800/m程度)
SCMC-OFC…Silver Coating Matched Crystal(MC)-OFC 通常の無酸素銅と比べ、結晶体が大きく相互に密に接触しているため、結晶体境界面で発生する伝送ロスが極めて少なくなります。さらに、銅線全体を弾力性に優れた高純度の銀でそっくりコーティング。 一本づつコーティング保護する手のこんだ構造が、信号のロスをより一層少なくしています。
HULLIFLEX…特別に開発された樹脂製の外皮膜。外皮膜を通して生ずる金属の酸化や帯電、振動などによる音への悪影響を極力防止します。 PVC(ポリ塩化ビニール)に比べ柔軟性、耐久性そして耐熱性など経年変化に優れています。しかも燃焼時などにおける有害物質の発生も少なく環境にも考慮された樹脂です。 特に四季の変化がある日本の気候にとっては非常に優れた耐久性を発揮します。
LSC…Linear Structured Carbon 線形構造のカーボン。
MC(Matched Crystal)…通常のOFC(無酸素銅)に比べ、結晶体が大きく相互に密に接しているため、結晶体境界面で発生する伝送ロスが極めて少なくなります。
○ 構造:平行多重撚り線
○ 芯線材:SCMC-OFC+LSC
○ 芯線材使用数:296本撚り×1対
○ 外皮材:HULLIFLEX
○ 最大外径:6.5mm / 21mm(幅)




【ケーブル日記】
VDT-T5(画像上)は可もなく不可もなくだったけど、茶色のVDT-T4のほうはS-HE10のような無機質なスピーカーでもVan Den Hulの恩恵を感じる。ザラザラした感触が消えてこんもりした弾力感が。そしてS-HE10でもほのかに薫るVan Den Hulの音色。色気ではなく気品がある。精油でいうならサイプレスや真正ラベンダー。
 VDT-T4は、Van Den Hulの良さを楽しめる最低限の実力がある。VDT-T5の倍額ともあり芯線が倍数入っている。抵抗値が低くなり解像度が充分に確保される。古河電工の極太のμ-S1と比べても窮屈さを感じない。
絶縁体の重みによるものか(共振周波数の誘導か)、中域〜低域に重心があり弾力性もぶいんぶいんで基調は濃厚だが、高域方面は意外と鮮明。
HULLIFLEXという皮膜は、Sound.Geekのように自然素材で誘電率ゼロの絶縁体のケーブルの爽やかさとは、また違った爽やかさがある。
ノードストのフラットラインの場合、声のエコー感がいたく澄んでいる。こちらVDT-T4は濃密なエコー感になる。見晴らしは落ちる感じで重心が低くなり深みが増し小型ブックシェルフでは恩恵を受けにくいが、KENWOOD S270のように低めの音が出て響きも良ければそれなりに威力は感じる。ドラクエ9のサンディのテーマのフルート?の音もその他の音に埋没せずひょっこり出てくる感があって良かった。ヤフオクであまり見かけないので



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