audio-technica  ATH-AD1000




ATH-AD1000

ATH-AD1000 定価40000円
音楽的├◇+◇+◇+◇+◆┤モニタ的
濃厚 ├◇+◇+◇+◇+◆┤あっさり
高分子├◇+◇+◇+◆+◇┤素粒子
軟質 ├◇+◇+◇+◇+◆┤ 硬質
 Jazz ├◇+◆+◇+◇+◇┤Classic
文系脳├◇+◇+◇+◇+◆┤理系脳



ATH-ADシリーズはおのおののモデルに個性がある
ATH-AD400もATH-AD400なりによい音
ATH-AD500は中域に音樂味がある
ATH-AD900はストレスフリーな鳴り口
ATH-AD2000はオーディオ的快楽を持ち合わせている

このATH-AD1000は質実剛健な傾向の音で
滞りのない演奏とまじめな音調で日本らしいよさがある
ATH-A1000Zのような密度濃い音楽性はないものの
異次元へと飛翔する飛び具合は開放型ならではです
フラッグシップはATH-AD2000になるけれど
AD1000はこの価格でフラッグシップぽい音が聴けるので
サブで買いごたえのある型番かもしれません

2012年にATH-AD1000Xにモデルチェンジ
ATH-AD1000よりは音樂味が増して音がぬくとい
中域の色香が増しています

ATX-A1000Z等のアートモニター・シリーズの高級モデルは陰影や凹凸の造形が3D的だけれど
ATX-D1000Xほかエアーダイナミック・ヘッドホンは平面的にドバーッと音が出てくる
音の勢いが滝みたい。そういう持ち味を活かして音作りがされてる
廉価ヘッドホンでは白黒の文字だけだったものが
ATX-AD1000Zになると音が熟れてきて絵が描かれている具合

前世紀からの流れを汲むADシリーズの筐体はすでに完成しており
装着感が良く、イヤパッドの圧力は絶妙
ただATH-AD1000に於いてはPCでの使用には向いていないかもしれません
自分の所有機の中では特にSONY MDR-SA3000
その超高域の再現性のせいか皮膜的な通過特性のせいか
かなり鼓膜と頭が痛くなります
AD1000もそれと同様で、パソコンとかポータブルオーディオでは
有髄神経が若干疲れやすい機種でした