採用されているフィクスドエッジは、光が結構通過するほど薄い。その分、音の抑圧感が抑えられると思われる。多くのフィクスドエッジは、ガチガチに振動板を抑えている。指で振動板を奥に押さえてもあんまり動かない。フィクスドエッジの音質は、輪郭が明確で音階明瞭で大入力時の安定感をもたらすものだけど、抑えている分、元気はない。JBLは硬いけど最最低域までリニアに沈んでゆくという側面はある。なぜ38cmウーファーはフィクスドエッジを採用するか…振動板が円の中心で前後に振幅して、大入力時にボイスコイルがヨークと磁石に挟まって故障しないために採用されているものと思ってる。必要悪で。でもbeymaの場合、光を通過するほど薄い素材だから、わりと振動板動く。ゆらゆら。何十年と電子オルガンの中でエージングされたKAWAI(河合楽器製作所)の38cmほどは動かないけど、KAWAIと同じぐらいに音色が良い。KAWAIほどクラシックがふわっとしてないけど、フルレンジ接続したときにはKAWAIほどは中域の雑音が出てこない。とにかく音色が良い。セーム革に変更したらどれほど音色がよくなるのか。スペインのヴァレンシアを旅して教会に行ってお祈りしたいな。 |