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PLAYER / AMP / SPEAKER / HEADPHONE / CABLE / etc.



Portable+Headphone Congeniality
Review / Barometer / Musicality / BBS / ver.x.xx

DAP + Headphone 種類 imp. dB a-technica
AT-HA25D
COWON
iAUDIO 7
CREATIVE
ZEN Mozaic
iriver
CLIX2
KENWOOD
MDR-A7
Nintendo
DSi
SONY
NW-E020F
SONY
NW-E040
SONY
NW-E050
SONY
NW-X1060
SONY
NW-S760
TASCAM
DR-1
AKG K324P カナル 16Ω 103   ♪♪♪♪♪       ♪♪♪♪   ♪♪♪       ♪♪♪♪  
AKG K702 開放型 62Ω 93 ♪♪♪♪♪   ♪♪   ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ @
audio-technica CKS90 カナル 16Ω 106     ♪♪♪ ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ A
audio-technica CKM90 カナル 51Ω 112 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪  
audio-technica CKM99 カナル 16Ω 104 ♪♪♪♪♪         ♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪   N
audio-technica CK90PRO カナル 37Ω 111   ♪♪♪♪ ♪♪ ♪♪♪♪       ♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪  
audio-technica CK10 カナル 55Ω 107   ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ B
audio-technica W10LTD 密閉型 48Ω 100 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪ C
audio-technica AD1000 開放型 40Ω 100 ♪♪♪♪♪   ♪♪♪         ♪♪♪       ♪♪♪♪ D
audio-technica PRO700 密閉型 36Ω 105 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪ E
audio-technica T500 密閉型 40Ω 106   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪     ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ F
beyerdynamics DT990 開放型 250Ω 96 ♪♪♪♪♪       ♪♪♪     ♪♪♪   ♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪♪  
BOSE TriPort IE IE型 - - ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪     ♪♪♪♪  
CREATIVE Aurvana1 カナル 42Ω 115     ♪♪♪♪     ♪♪♪   ♪♪♪       ♪♪♪  
Furutech ADL HP118 密閉型 68Ω 98 ♪♪♪♪♪       ♪♪♪♪♪         ♪♪♪♪      
Goldring GX200SL カナル 16Ω 95 ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪      
JBL Referense220 カナル 16Ω 94 ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪  
marantz HP-101 カナル 16Ω 98 ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪  
maxell HP-CN40A カナル 16Ω 105 ♪♪♪♪       ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪       ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪    
Panasonic RP-HTX7 密閉型 40Ω 99 ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ G
PHILIPS SHE9850 カナル 12Ω 115 ♪♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪     ♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪  
Sennheiser HD-570 開放型 64Ω 102             ♪♪♪♪ ♪♪♪♪       ♪♪♪♪ H
Sennheiser MX-471 IE型 16Ω 119   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ I
SHURE SE110 カナル 27Ω 113 ♪♪♪♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪       ♪♪♪ J
SHURE SE210 カナル 26Ω 114 ♪♪♪♪♪   ♪♪ ♪♪♪♪   ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪   ♪♪♪♪   ♪♪♪  
SONY MDR-NC32EX カナル 20Ω 102     ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪   ♪♪♪  
SONY MDR-EX500SL カナル 16Ω 106 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ K
SONY MDR-XB700 密閉型 24Ω 106 ♪♪♪♪   ♪♪♪     ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪     ♪♪♪♪ L
SONY MDR-SA3000 開放型 70Ω 100 ♪♪♪♪♪   ♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ M
v-moda vibe v2 カナル 16Ω 92 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪   ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪   ♪♪♪♪  
Victor HP-RX700 密閉型 48Ω 105           ♪♪♪♪     ♪♪♪♪ ♪♪♪♪     O
Victor HP-FX500 カナル 16Ω 100   ♪♪♪♪         ♪♪♪ ♪♪♪        
三川イヤホン 木の響き カナル 16Ω 100 ♪♪♪♪   ♪♪♪♪   ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ P
城下工業 SW-HP10 密閉型 40Ω 103 ♪♪♪♪♪       ♪♪♪♪   ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪ Q
Headphone + DAP 種類 imp. dB a-technica
AT-HA26D
AT-HA20
COWON
iAUDIO 7
iAUDIO 9
iAUDIO E2
iAUDIO U2
CREATIVE
ZEN Mozaic
ZEN Style
iriver
CLIX2
KENWOOD
HD10GB7
HD30GB9
HD60GD9
HG-G608
HG-G708
Nintendo
DSi
DS Lite
SONY
NW-E023f
NW-E025f
NW-E026f
SONY
NW-E042
NW-E043
NW-E044
SONY
NW-E052
NW-E053
NW-S754
NW-S755
NW-S756
SONY
NW-A845
NW-A846
NW-A847
NW-X1050
SONY
NW-S766
NW-S765
NW-S764
TASCAM
DR-1
GT-R1
DR-07
DR-100




♪♪♪♪♪  個人的に好き
 ♪♪♪♪  出し切れている
  ♪♪♪ 可もなく不可もなく
  ♪♪   出し切れていない
     個人的にいまいち


ポータブル+ヘッドホン 組み合わせの判断基準
・能力ではなく相性の良さ(注:♪♪♪♪♪でも音質がいいという事ではないです)
・感覚的なバランス、心への浸透度。色濃くドライブされているか。
Nintendo DSiは電子音の愉快さ・ゲームとの親和性として
audio-technica
AT-HA25Dは十分の駆動力をもつ平均的な音のヘッドフォンアンプとして
[類機] @ AKG K702, K701, K601, K272HD, K242HD, K121Studio / A audio-technica ATH-CKS90, ATH-CKSLTD, ATH-CKS90NC, ATH-CKS70 / B audio-technica ATH-CK10, ATH-CK100 / C audio-technica ATH-W10LTD, ATH-W10VTG, ATH-W11JPN, ATH-W11R / D audio-technica ATH-AD1000, ATH-AD900, ATH-AD700, ATH-AD500, ATH-AD2000 / E audio-technica ATH-PRO700, ATH-PRO500 / F audio-technica ATH-T500, ATH-T400, ATH-SQ5 / G Panasonic RP-HTX7, RP-HTX9 / H Sennheiser HD-570, HD-270 / I Sennheiser MX-471, MX-571 / J SHURE SE110, e2c, e2g / K SONY MDR-EX510SL, MDR-EX300SL, MDR-EX310SL, MDR-NC33 / L SONY MDR-XB700, MDR-XB500 / M SONY MDR-SA1000, MDR-SA3000, MDR-SA5000 / N audio-technica ATH-CKM77 / O Victor HP-RX900 / P 三川 鋼の響き, 多摩電子工業 S1206, FOCAL v-moda remix audio / Q 城下工業 TR-HP03K, TR-HP03B




組み合わせた感想


機種 実験・レビュー
audio-technica AT-HA25D
ARCAM A65 Amplifier PLUS
ヘッドホンアンプとプリメインアンプ(据え置きのヘッドホンアンプは駆動力に差はなく音色もほぼ一緒だが、多少の違いを書くと)
audio-technica ATH-AD1000 : 解像はほとんど同じでa-technicaのアンプのほうには肩が抜ける感がある。
audio-technica ATH-CKM90 : ケーブルの長さは60cmでポータブルを想定されているモデルだけどデッキでは一気に明瞭になる。違いは出ない。
BOSE Triport IE : a-technicaでも奇麗に整ってるけどARCAMのほうが太さが出て魅力的に思えた。
Goldring GX200 : ウォークマンでも好音質ではあるけど据え置き型でやっと本領を発揮する。SHUREとかv-modaとかと同じく鈍感な機材ゆえに。
Panasonic RP-HTX7 : やはりa-technicaのほうが肩の力が抜け落ちる。ARCAMでも音は大差ないけど肩の力は抜け落ちなかった。
marantz HP101 : どちらも甲乙つけがたいほど良い。a-technicaはホールトーンまで聞き取れる。歌声のあとに余韻が続く。ARCAMは歌声の最中に甘美な吐息がある。数パーセントぐらい解像度が落ちる気がした。アコーディオンの音もキーボードの音も少し円くなり、アコースティックギターもタッチが優しい。marantzは微妙な差異を描き分けた。またmarantzの実力を引き出せた。
SHURE SE110 : a-technicaよりARCAMのほうが角が取れてほどよい。
SHURE SE210 : どちらかというとARCAMのほうが甘さがあっていい。
SONY MDR-EX500SL : 素直に応答する。a-technicaでもしっとりと鳴るところが安心出来る。
SONY MDR-XB700 : 甲乙つけられないけどARCAMのほうが低域方面においしさがある。
SONY MDR-SA3000 : 共に肩の力が抜け落ちる。でも無機質トーンゆえ意外にアンプの性格をより分けられず。
v-moda vibe v2 : 音量を上げても下げても変化が少ない。このv-modaは僕の中ではウォークマンでは鳴らせないイヤフォンの代名詞になっていたけど、据え置きのヘッドフォンアンプでは高域までしっかりと透明にドライブされる。JAZZなどでまだ鈍重なときはあるけどメリハらず落ち着いていて聴きやすい音を出す。オーディオテクニカ自体がコヒーレントにドライブする、そしてこのイヤフォンはこのたまらないゆるさで応える。抜群の相性でした。
LUXMAN DA-100 DA-200 ラックスマンの高音質ヘッドホンアンプ搭載DAC。クリアであるうえに厚みのある音が出る。据え置き型CDデッキの光出力なら鼓膜が痛くならない。パソコンではどうあがいても鼓膜は痛くなる。
ALPHA MODEL205VM Japan : 70年代か80年代のヘッドホン。外観は無骨であるも、Made in Japanでしっかりと造られている。音もすごく良い。このアンティックヘッドホンはDA-100とすごく合っていた。空気感や音像の厚みなどがよく出る。ヴォーカルはエコーが入っているような具合で耳で音を追求された結果こうなっちゃったみたいな具合なのでむしろ好ましい。最新のヘッドホンに比べるとレンジは狭いが至福な深みを感じる。
Panasonic RP-HJE355 : パナソニックのイヤホンは真面目な造りをしているのか高級なヘッドホンアンプのドライブにも追随してくる。ポータブルとここまで音質が変わるイヤホンは珍しい。MaxellのHP-CN40も同じ。XL-Sの名を冠しているだけある。
Panasonic RP-HJE150 : 廉価モデルだが意外にも追随する。中高域の諧調に特化したモデルだが全体的にしっかりとした音で鳴るようになる。パナソニックはしっかりした実力がある。
PIONEER SE-CE511 : 解像度高いけどポータブル時の時ほどは傑出した感覚はない。開放ダイナミック型のイヤホンで爽やかな鳴り口なのでポータブル機でこそ無駄なく威力発揮すると思う。
SENNHEISER CX-500 : ポータブル機限定のチューニングなのか、音質は飛躍的にはUPしない。元々ある音像の粗も目立つ。期待ほど至福を感じない。
三川イヤホン 鋼の響き : ラックスの音に追随して満ちている。低域の深いモデルだが高域も埋没せずさりげなく出ている。
城下工業 Sound Warrior SW-HP100 : ALPHAのヘッドホンのように化ける事はなかった。普遍的な音で鳴る。リニアに高域も延びる。SONYのMDR-SA3000とAKG K-702とあまり区別つかない。現代のヘッドホンは技術が収斂していて みな同じような音を出す。
LUXMAN P-700u バランス接続とアンバランス接続の違いについて。所感。P-700uはオーディオフェスタのブースにて試聴した。バランス接続にしてみてSENNHEISER HD-650の本当の良さが聴けた。滑らかで充溢していてハイエンドオーディオの愉快がある。解像に凹凸感が増し、それでいて強調感がなく優しい。ものすごくゴツいケーブルを使用されていたけどケーブルによる処ではない。アンバランスの接続になると機械的なきつみが感じられた。凹凸感が減るのはアンバランスの性格に基づくところだと思うけど、HD-650が完全には解放されきってはいなかった。羽を広げていない。アンバランス接続の音なら20万円出したいとは思わなかった。4chのブリッジドライブが活かされたSennheiser HD650の音は本当にジューシーだった。相性問題はあるかもしれない。AKG Q-701は若干よくなった程度だった。
Blossom BLO-0299 BLOSSOM BLO-0299はバランス駆動が可能。音色的にはAUDEZE LCD-2や昔の柔らかい音のヘッドホンで至福さが出ると思う。城下工業 SW-HP100SONY MDR-SA-3000をシングルエンドで鳴らした場合、PanasonicのCDプレーヤーSL-PS700が僅かに広がり感で勝る。LUXMAN DA-100は優等生の音でどんなヘッドホンでも塩梅よくドライブできている。alpha MODEL SDH-205VMの場合はBLOSSOM BLO-0299とLUXMAN DA-100が良い。とはいえポータブルとは違い、据え置きのヘッドホン出力はブラインドでも区別がつかないぐらいに駆動できている。バランス駆動とシングルエンド駆動の音質的な差は大きいが、ヘッドホンアンプは能力的に収斂完了している。
musica hpa60 SONY MDR-SA-3000は正直な音で、パソコンで使うとすぐ耳が痛くなるけどバッファアンプに真空管を搭載されているmusica hpa60だと痛くならない。
CREATIVE Zen Mozaic WalkmanとかiPodを買うならiriverとかCREATIVEを購入し、浮いたお金でイヤフォンを手に入れたほうがいいという意見をよくみるけど、高級機ならともかく、CREATIVEの"Zen Mozaic"(ZN-MZ16G)の場合はそれなりの音にしかならなかった。同社のBA型の"Aurvana"をあてがっても 相性は良いけど能力相応の音だった。Zenは清楚で現代的であっさりした音で、ふっとい音のAurvana in-earを合わせれば塩梅は良いと思ったけど、結果的には味の抜けた音楽性になる。もともとの特質だろうか。Zenは音は悪くないけどアンプが少し弱いのでイヤホン/ヘッドホンを選ぶ。SONY MDR-SA3000は帯に長したすきに短しなところがあり、SONY MDR-XB700は低域のトーンがあまり魅力的でない鳴り口になり、Panasonic RP-HTX7ならちゃんと鳴る。このRP-HTX7はWalkman NW-E040でも悪くないが普通すぎる音になる。Creativeならそんなにワイドレンジでも高解像でもないので音域に過不足が生じないし、またZen Mozaicの音色ならばHTX7にTechnics的なトーンが宿る塩梅になる。逆にSONY MDR-SA3000は無機質ながら超高精細な音なので、無機質でもフラットに素直な音で鳴らしたい。カナル型イヤホンではCKS90は良いがCK90PROは圧迫感が出てしまいもったいない。Philips SHE9850は高域がこなれず中途半端で SHURE SE210は鳴らせない。底が見えてしまう。v-modaも低域がすべてを覆ってしまってグルーミーなときがある。marantzのHP-101は波長が合っているのかそれなりに聞き応えのある音で鳴ってくれた。Walkmanほどは素直に響かないが、音楽が心に届くようになる。BOSEのTriport IEは鳴らしやすい。またJBLのReferense220は定価1万クラスの中ではもっとも音数の少ない軽量な音で(抽出的な造形)、パーシャルに採掘されたものをバランスよく聴かせる傾向。全てを出すのではなくBOSEと同じく巧みにチューニングされた側面が強いので、お互い無駄が出ず、Zen Mozaicとの組み合わせでは功利的にも好感のもてる音になった。出てくる音には生命感がある。Referense220に限っては音圧レベルが94dB/mWと低いが、DAPのVolumeを上げられるので(デジタルボリュームの弊害は減らせる)、その分生々しくなる。Zen Mozaicはよいパートナーさえ見つかればすごく安くよい音が手に入る。でも不完全燃焼な気分に陥ると、逆に高くついてしまう。
Nintendo DSi アコースティック ⇔ エレクトリック。まだ空気に放たれたことのない電子音に正しい音はない。振動板が答えになる。その音が良いかどうか。電子音の波形は単純で覚えやすく、振動板で媒質の粗密波に復元するのは自然界の音より遥かに容易で、覚えた音がユキビタスに決定しやすいので電子音ではオーディオ機の音の個性をチェックしやすい。主にドラクエW、X、\、ポケモン不思議のダンジョン、ポケモンブラック、クロノトリガー等で比較。シューティングとかアクションだとまた所感が変わってくると思う。ちなみにDSiよりDSi LLのほうが良いアンプを搭載していてピントの合った厚い音が出ます。ヘッドフォンでプレーする方はDSi LLがお薦めです。
AKG K324P : 多くの音を出してふくよかなタッチではあるけど、モニター的だからか、DSiがダイレクトに増幅してしまう高域方面のざらつきを嗅ぎ取ってしまう。電子音によく伴っているノイズ。はじめは気になる。
AKG K-702 : DSiでは駆動力が弱いけどゲーム音は親しみ易く、装着感も着心地がいいから長時間やっててもストレスにならない。ヘッドフォンアンプの駆動力の足りるパソコン用としては☆☆☆☆☆。
a-technica ATH-CKM90: このモデルはTrebleとBassを絞ったようなピラミッド型で中域の密度が濃い。アコースティックの音楽再生ではシルクタッチなトーンに味わいを見いだせるが、DSでその要素はあまり引き出されない。街などでは優しい世界を醸すけど、低音が出ないのが迫力に欠ける。
a-technica ATH-W10LTD:作られていない素直な音で楽しめる。レンジに余裕があるしあらゆる電子音に強調感がない。
a-technica ATH-PRO700:目立つ音と埋没する音はあるけどBA型シングルのイヤホンのように初めから出ないわけではなく、ピコピコした選択音等がフィールド音の全体的な背景の厚みに負けているような印象になる。低音域の充溢感はこれに勝るものはない。その低音の質も良い。音色の馨しさや幻想的な要素ではなくストレートな迫力で楽しめる。ただDJ用で、ハウジングの締め付けが強いので長時間はきつい。
BOSE Triport IE : ポケダンのギルドの音楽では、シンバルのような音や低音の打楽器が"びしっばしっ"とよく聴こえてきびきびと行進曲風になる。ピコンピコンという効果音は甘い響き。
JBL Reference220 : 甘い音色になるが、V-modaやSHURE SE110に較べると普遍的な鳴り方をしている。ブライがヒャダルコを唱えた時などはキンキンと氷の音が冷たすぎるけど、フィールドを歩くとひよひよした雰囲気で、教会で仲間を生き返らせる音は深遠な癒し系。ポケモン時の探検隊・闇の探検隊のまぼろしのだいちの神秘的な音もしっとりしていてよかった。
marantz HP101 : 特にエレクトリックに特化しているわけではないが、これでゲームやると、日本製品らしい透明さにmarantzらしい清楚な音楽性が感じられる。DQW『のどかな熱気球のたび』:そっけなくも端正に温かい。天空の城:決して無神論の唯物観に陥ることはなく、清楚な気分で楽しめる音域がある。ドランが仲間になった時の音にも品のよい躍動があった。カナル型なのに低音のD.レンジが広く、街の風景の低音はふくよかで、戦闘でも闇雲には鳴らない。陰影がよく描き分けられる。クロノトリガーの鐘の音もすっきりと澄んでいる。
SHURE SE110 : 不思議な再現性をなす。部分的には 話し声や雷の効果音や打楽器は ちはやぶってる。球体にまとまる君ではなく各々が単独で行動している。だがおおよそのトーンは 優しくしっとりとしてる。SONYのように滑らかではないけど慣れれば階調の粗さは気にならず、むしろ電子音のサウンドトラックではこの分解能の低さが幻想的な風合いを醸している。音域は狭いが太いサウンドで、それは優しいざわざわ感とか雨のようなしとしと感が幾重にも織り成したもの。サウンドの全体は微妙に時間軸がズレているのか 基音はエコー的な成分としても働き 擬似的な空間性を作る。アコースティックの場合はその響きは自然ではないかもしれないが、振動板が音源のエレクトリックなら、ぜつにょうに広い印象になる。音色は白が基調で 厚い響きには品があり『ポケモン不思議なダンジョン』は よりパステル調の華やいだ世界になる。
SHURE SE210 : このヘッドフォンはWalkmanの中でもX1060でなければ鳴らせないアンプ喰いのモデルだけど、ドライブに難しさのない波形の単純な電子音ならばDSiのアンプでも問題なさそうだった(DSiのアンプが強力だとは考え難い…)。ポケダンはSE110より落ち着きをもったサウンドになる。各々の楽音もまとまり、いやな効果音は出ない。でも 悪くはないけど、普通になってしまってSHUREとしてはつまらない。分解能の高さなどが単に無駄になる。
SONY MDR-EX500SL : ルーシアが仲間になったときもしっとり。せかいじゅの葉を手にいれたときも植物のしっとり感も通様相的に。SONYはよく推敲された音で歪みやストレスは取り除かれており、トーンは正格で、聞き疲れしない優しい音を出す。高級機というだけあってMDR-NC32EXよりも階調がなめらか。
SONY MDR-NC32EX :違和感もなく特別なところもない普通の音だけど日常的に使える要素はある。ネックストラップ型なので普段ポータブルを首からぶらさげてる人はそのままDSにジョイントするだけでよい。ノイズキャンセリングがあるのでゲームの中に入り込みやすいかも。
Panasonic RP-HTX7 :ポータブル型ヘッドフォンだけど低音のD.レンジはさすがにmarantzのHP101以上と思えた。DJ型ほどではないがここまで低音が入っているのかという音を出す。リニアに整っている。一番教科書的だった。音色としては醒めた音だけど カナル型のような耳元感がないし ゲームの中への広がり感がある。
PHILIPS SHE9850 :ドラクエ6は軽快な音がして、歩くスピードがいつもより速い錯覚があった。最低域まで伸びないのがシングルBA型のATH-CKM90と同じく残念なところだけど、高域方面はすっきり伸びるのでストレスフリーに楽しめる。BA型特有の馨しさ(繭のような凹凸)は電子音との親和性は高くなく、ドラクエの世界を期待ほどはヒューミッドに彩らない。効果音は乾燥している。Dレンジが低いのか、電車の中で音量をあげてしまうとドンシャリ感になりがち。また、音圧が高いのは良いけど、DSのVolumeコントロールは1押しで大きく変化するので、大きすぎたり 迫力の抜けた音量だったりで、その中間に設定できないことがあった。
Victor HP-RX700 :質感の良いポケモンブラックの電子音が、空間的な広がりをもって弾む。その点がカナル型にはない魅力。
v-moda vibe v2 : 管弦楽再生ではおよそ空気感という要素をなおざりにされるけど、反面 電子音への適性性は最も高く、Nintendo DSiを最良の音でやれるものと思えた。SHUREと並んで独特な音を出すけど 音の全体は一つの球体にまとまっていて逸脱するものがない。一つ一つの電子音はサイズが小さく しっかりした形状で 男の子の勃○のように硬い。低音もよく弾む。音楽再生では低音は過多にもどぉんどぉんとくるこのイヤフォンだけど、ドラクエ戦闘中の低音などは邪魔にならずに締まっている。theta[シータ]の効果音は官能をタッチする。帰りの普通電車ではv-modaでDSiをやりながら 携帯をして、TOVENのミル挽きコーヒーをちゅびちゅび呑みながら帰るのが贅沢です。 詳細:v-moda. vibe ver.2 +.
一覧の注釈 SONY NW-E020 / E040+SONY MDR-NC32EX:スティック型ウォークマンとこのネックストラップ型(NC付)イヤホンは典型的な組み合わせで最高の使い勝手でした。音質も素直で聴き疲れなく、欲を持たなければ十分に良かった。車両でNintendo DSをやるときもNW-E020はストラップで繋いだままミニプラグを外してDSに挿せばそのまま手の位置で使えた。
SONY NW-E040+Sennheiser MX-471:MX-471はダイナミック型イヤホンで 爽やかに鳴らしやすいが、SONY E040ではコヒーレントな分、やや簡素な響きが目だった。
SONY NW-E040+v-moda vibe v2:解像は問題なく出るけどv-modaの甘美な音が出ない。
SONY NW-E040+SONY MDR-EX500SL:「ふくよかな水」になる。最高の組み合わせ。はじめからこの組み合わせで最適化されているような塩梅。
SONY NW-E020F+Goldring GX-200SLGX-200SLはクリアーなE040よりE020の方が音楽性に合う。本領はヘッドフォンアンプでないと発揮されないけど。
SONY NW-E020F+城下工業 SW-HP10:スティック型のポータブルでも軽く鳴る。TASCAMでは粗っぽさが少し出てくる。
CREATIVE ZEN Mozaic+Goldring GX-200SL:ゴールドリング(英国)は解像度は甘いが音楽性が合うと魅力的な音が出る。Zen Mozaicとの組み合わせではZenの安い響きなど追っ払う豊かな音に満ち、Creativeの色香が生きる。
CREATIVE ZEN Mozaic+SONY MDR-SA3000:この中では最も駆動の難しいヘッドホン。開放型ゆえに音がすぐに抜ける。悪くはないけどZen Mozaicの機械的な部分が目立つ。
CREATIVE ZEN Mozaic+三川イヤホン 木の響きこのイヤホンは自由闊達な音でとても鳴らしやすく、Creative等の平易な音のDAPでも果実の実りのある音でよく謳う。
SONY PSP+三川イヤホン 鋼の響き音のカバレッジが広い反面 エレクトリックは平均的に薄まってる。穏やかなゲームサウンドになる。
SONY NW-E050+Philips SHE9850:音は馨しいが、なにかエッセンスの抜けているところは気になった。
KENWOOD MGR-A7+marantz HP101:すこし張り合いのない音だけどPIEGAのようにどこまでも通過していくようなシームレスさがある。
KENWOOD MGR-A7+SONY MDR-SA3000:音質自体はマッチしていてMDR-SA3000が音素に満ちていてクラシック等もスムーズだけど、可聴帯域外に追いやられた成分をリニアに拾うのか、30分ぐらいで耳が痛くなった。MDR-SA3000は10kHz以上の音が目立つので、パソコンにも向かない。
KENWOOD MGR-A7+三川イヤホン 鋼の響き:☆☆☆☆か ☆☆☆☆☆か なんとも言えないけど、どちらかというとMGR-A7の長所の「素直・真面目な音」を見方を変えたときになる短所の「元気さを感じない」音になってる。階調性はスムーズ。
KENWOOD MG-G608+三川イヤホン 木の響き:ケンウッドのポータブルは濃厚なイヤホンにはマッチしない。AKG K-702やmaxell HP-CN40は合う。
SONY NW-A760F+三川イヤホン 木の響き:この低音はものすごい。サブウーファーより質感が高いしズドーンと沈む。
SONY NW-X1000+三川イヤホン 鋼の響き:親和性高い。X1060の無機質でハイフィデリティーなサウンドがつんざかない。まろやかで滑らかになる。アンプの実力が高いほどピュアに出てくる。
TASCAM DR-1+audio-technica CK90PRO:テクニカのアドバンスド型のカナルは高域が円く整う。ダイナミック型のヘッドフォンは堅かった(ATH-ES10やAD1000)。
TASCAM DR-1+beyerdynamics DT990PRO:AKG K701はSONYやKENWOODのポータブルでもギリギリ音量が確保できるけどDR-1だけは音量が充分に確保できる。もっちりした基調とも合う。
TASCAM DR-1+城下工業 SW-HP10:TASCAM DR-1は厚みはあるけどナノレベルでは整ってない音で、リニアな再現する城下工業ではノイズが気になる。基本音は有機的だけど帯域的に残念。