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スピーカーのエージング方法には、布団でスピーカーを包み、大音量を出すというのがあるけど、それよりも優しく賢い方法があった。杉ちゃんとMocaさんに教えてもらったけど、モノラル再生で、片chを逆相に接続し、向かい合わせで再生すると音が消える。なるほど〜ってかんじ。(SONYやBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンとも同じ原理。またアインシュタインは京都の知恩院に訪れたとき、梵鐘の真ん中に立つと鐘の音は「干渉」により小さく聞こえるのは本当かどうか確かめた。僕も確かめた。)とはいえ僕は小音量で鳴らすのが好き。杉ちゃんの話にも影響受けている。ユニットは皮膜的なものなので、ソースに感応する。普段聴く音量でエージングするほうが、普段聴く音量の強度・繊細さ・色素などさまざまな要素で馴染んでくれるはず。
オーディオはたまにしか電源入れてないと音の流れが悪いようだ。一日、CDをリピートで流しておいたらすごい滑らかになっていた。”昨日の夜はもっとごわごわしてたはず。”なんだかよくわからんが、アンプに電子の滞りでもあったのかな。あるいはこのスピーカーのXPP素材は凝固剤に固まったり乳化剤でふにゃふにゃになったりするものなのかな。
ブラックと茶の二種類を同時に購入して、エージングについて研究してみた。10年前のモデルになるので期待できる。まずはブラックのほうを、50時間ぐらい鳴らしておいた。エージングにはハイドンとペルトとラストサムライとジャズのCDをリピートで鳴らしておいた。アンプはトライオードでも鳴らした。一週間後、SP端子のAにブラック、Bに茶を接続し、慎重に聞き分けた。音の出し始めは、厚みが違った。ハイドンの場合はアクセントの周辺に海がある/ないの違いがあった。茶のほうはアクセントのみが浮き立っていた。でも10分ほどしたら僅差になってしまった。ジャズの大音量では黒のほうが闊達か。心持ち落ち着くので、よく振動しているということか。まだ流してなかったペルトのヨハネ受難曲でも、はじめは茶は声楽にハリがあったはずだけど、やはり一瞬で違いがわからなくなってしまった。もっとケチればよかった。結論:初期エージングは10分で90%。携帯の充電みたい。ソースに順応するというのは、確信はないけどあるように思った。
200321
画像。
後ろ。頑丈な突き板仕上げなのでキャビネットによる差はない。
網。久々にトランペットを鳴らしてみたけど前あった音割れがなくなっていた。自然治癒。
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- Joyful Note - Modified by isso