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流行のスピーカーについて
1 名前:C40 2004/12/13 13:00
 現代のスピーカーって、小口径がほとんどになってしまいましたけど、小口径のメリットって考えたことありますか?
 ①音場再現性を高めるためスピーカーの幅を狭くする手段。
 ②振動板を軽量化し、反応の早い音を求めるため。
 ③省スペースのため。
 ④開発コストなどが安く、安価で購入できるため。

 ①②は音質を追求するうえで、前向きな考え方だと思いますが、現実的には③④の理由で小口径SPを選択される方も多いでしょう。
 では、①②を追求すれば、大口径SPよりも優れた音質が得られるでしょうか。・・・これは、理論的にも間違いではなく否定できるものではありませんが、スピーカーの動作を総合的に考えると現実的にはこれだけで良い音がするとも言い切れないところです。

 ま、このように小口径にもメリットはあるのですが・・・逆
にデメリットは、どうでしょう?
 ①空気を充分駆動出来ないため、低音やエネルギー感の再現が  困難。(空振り)
 ②能率が低く、アンプに多大な負担をかける。
 ③低音不足を補うため、箱に手間とお金がかかる。
 ④音圧が低いため、リスニング環境の影響を受けにくく、鳴ら  しやすい。

 皆さんはどちらをお好みでしょうか?
 ワタクシは低音から高音まで、音楽の生々しいエネルギー感を再生したい方なので、大口径ウーハー、ホーンスピーカーが大好きですが・・・まあ、人それぞれ好みがありますから、他の傾向のものを否定するつもりはありません。
 ただ、悲しいことに最近はこの「エネルギー感」が再生できるものがめっきり少なくなってしまったことに淋しさを感じてしまいます。
 低音のゴリっとした質感・・・小口径ではなかなか出せませんよ。
 
 ※30cm未満のウーハーは小口径と考えます。 

2 名前:ミソスープ 2004/12/13 16:32
私は小口径派です。
確かにタンノイ、JBLやB&Wの上位機種で聴く軽い低音は好きです。
しかし小口径は夜中でもそこそこのボリュームまで上げることができます。
通常学校なり会社なり、帰ってきて家で聴くのは夜です。
大口径だとどうしても低音が出て近所(or家族)迷惑になるため、結局満足できるボリュームで聴けるのは土日、祝日だけになり、
それでは寂しいかと思います。
私は13cmのウーハーなので小口径の中でも特に小さい方ですが
いつでも好きな時に音楽が楽しめて非常に満足しています。
みなさんはどう思いますか?

とは言ってもこのことは小さいスピーカーを買った後に
初めて気がついたことですね(笑)

3 名前:C40 2004/12/13 18:06
 ミスソープさんありがとうございます。
 確かに、小口径SPは思いついたとき気軽?に聴けて、ボリュームもそこそこ上げることができますね。
 では、小口径の方がなぜボリュームを上げられるのでしょうか?・・・ワタクシの考えでは・・・音圧が高いSPの音は遠くまで届きやすい(浸透力が強い?)ためではないかということです。
 逆に言えば、小口径などの音圧が高くないものでは、音の浸透力が弱いということでしょうか。
 いずれにしても、夜間やむをえず小音量で聴かなければならないときでも、バランス良い音で聴きたいものですが・・・
 バランスと言う点においては、大口径SPの方が優れているとは思いますが、他人の耳を気にすると、ミスソープさんのおっしゃるとおり浸透力が弱い方がありがたいですね。
 もっとも、大口径で重い振動板を用いたものでは、小音量時に切れの良さは得られませんしね。
 
 でも、考えようによっては、この「音圧=音の強弱」って音楽の要素として重要なものじゃないでしょうか。どうも音圧の低いものは、この起伏が平坦になってしまうように感じられるのですが。

4 名前:龍の雲 2004/12/13 18:56
C40さん

>ただ、悲しいことに最近はこの「エネルギー感」が再生できるものがめっきり少なくなってしまったことに淋しさを感じてしまいます。
> 低音のゴリっとした質感・・・小口径ではなかなか出せませんよ。

激しく同意します。私はクラシック、ロック、JAZZ、歌謡曲となんでも聴くのですが、このうちロックだけは昔のように気持ちよく聞けません。ダイナミズム、スピード感がいまいちで楽しめない日々がずっと続いています。

5 名前:C40 2004/12/13 19:26

 ミソスープさんありがとうございます。
確かに、小口径SPは思いついたとき気軽?に聴けて、夜間ボリュームも上げやすいですね。
 では、小口径の方がなぜボリュームを上げられるのでしょうか?・・・ワタクシの考えでは・・・音圧が高いSPの音は遠くまで届きやすい(浸透力が強い?)ためではないかということです。
 逆に言えば、小口径などの音圧が高くないものでは、音の浸透力が弱いということでしょうか。
 
 夜間やむをえず小音量で聴かなければならないときでも、バランス良い音で聴きたいものですが・・・
 バランスが良いと言う点においては、大口径SPの方が優れていると思いますが、他人の耳を気にすると、やはりミソスープさんのおっしゃるとおり、浸透力が弱い方がありがたいということでしょうね。
 それに、大口径のなかでも、重い振動板を用いたものでは、小音量時に切れの良さを得るのは難しいですしね。(振動板が重いものは低音を出すために、わざわざ重くしたものです。JBL130Aなどの軽い振動板のものでは、軽い低音は得られても、重低音は無理なのです。)
 
 でも、考えようによっては、この「音圧=音の強弱」って音楽の要素として重要なものじゃないでしょうか。どうも音圧の低いものは、この起伏が平坦になってしまうように感じられるのですが・・・。

6 名前:C40 2004/12/13 19:28
 3を修正するつもりが5になってしまいました。おハヅカシイ次第であります。

7 名前:C40 2004/12/13 20:24
 龍の雲さんありがとうございます。
 オーディオマニアの中には、暗黙の了解といいますか・・・ロックは音が悪い・・HIFI装置で聴くべき音楽ではないという意識が未だにあるようですが、ロックで育ったワタクシとしてはこれは否定したいところです。
 逆に、ジャズやクラシックなどより、再生が難しいかもしれないと考えています。音が悪いと思っていたのは、装置を使いこなすウデが無かったものと今頃反省しております。
 ちゃんとした装置で、躾けがよくできていれば、惚れ惚れするようなロックが体感できますよ。
 ロックへの思いが強すぎて少々脱線してしまいましたが・・・やはりある程度音量を上げることができるようなら、大きいスピーカーのほうが有利ということでしょうか?
 
 しかし、音場再生を考えると、一概にそうとは言い切れない面もあり難しいところですね。
 普通なら音場再現性を良くしようとする程バッフルの幅を狭くする必要があり、その結果大きいユニットが積めないということになってしまいます。
 一時期、コンデンサーやリボン型などの巨大なプレーナー型スピーカーなんかも流行ましたが、これは指向性やスペースの問題もあってほぼ全滅状態で、これに取って代わったのが今流行のトールボーイ型で、音場再現性のために生き残ったのがこれでしょう。

 ただ、このトールボーイタイプが流行しているのは、ユーザーがこの音場再現性を追求したためならよいのですが、ドーモ考えるに・・・・流行だからとか、省スペースだからという不純な?選択理由も多いようで、大口径派のワタクシとしては、淋しさを感じてしまいます。(「省スペース」は不純な理由ではなく、やむを得ずですね・・・失礼しました。)
 ちなみに、ワタクシ昔は4畳半でJBL#4343を使っていました。常識的な方から見ると、バカバカしいとしか言いようがないでしょうけどね。
 

8 名前:ミソスープ 2004/12/18 00:11
私は若輩者であり、それほど専門用語ついての知識はありません。
そのため的外れな答えをしているかもしれませんが、ご容赦ください。
また、私は映画重視の構成のためアンプが弱いことも考慮に
入れて読んでください。

>小口径の方がなぜボリュームを上げられるのでしょうか?
>ワタクシの考えでは・・・音圧が高いSPの音は遠くまで
>届きやすい(浸透力が強い?)ためではないかということです。
>逆に言えば、小口径などの音圧が高くないものでは、
>音の浸透力が弱いということでしょうか。
つまり大型のスピーカーは能率が良いから、ボリュームが少なくても
よいということですか?
そうであるなら、私の使っているスピーカーは90デジベル(メーカー公表)で、
それほど低くくはないと思います。
私が言いたかったのは、「小口径だと重低音が出ないため、ボリュームをあげても
近隣への低音の漏れが少ないからボリュームを上げることができる。」
という意味でした。
実際夜中に映画やSACD等を聞いていても近隣や家族には
「そうなの?」と言われるくらいです。
一方で同じ集合住宅に住む知り合いはJBLの大型スピーカーで
非常にバランスのとれた良い音が出ているのですが、
「昼と休日くらいしか満足できない」と嘆いていました。

>夜間やむをえず小音量で聴かなければならないときでも、
>バランス良い音で聴きたいものですが・・・
上の返答と重なるのですが、夜中限定でなくとも「バランスの良い音」
と指摘されると痛いですね。
確かに13cmのせいか低音は出ても、重低音は出ません。
特にジャズは低域で「もっと出てくれ」と思いますね。
しかしクラシック等他のジャンルになると上手に隠しているせいか、
全く気になりませんし、最初にも言ったように
何時でも聞ける喜びの方が大きいですね。

>このトールボーイタイプが流行しているのは、
>ユーザーがこの音>場再現性を追求したためならよいのですが、
>ドーモ考えるに・・・・流行だからとか、省スペースだから
>という不純な?選択理由も多いようで、
>大口径派のワタクシとしては、淋しさを感じてしまいます。
私のスピーカーの選択基準は「ピアノが綺麗」「クラシックが聞けるレベル」
「5chが出来るスピーカー」でした。
そして半年くらいかけ40万円代までのほぼ全てのスピーカーを
視聴した結果、今のスピーカーを選択しました。
当時の私は小口径、大口径とは考えず気に入った音があれば、
無理してでも大型を買うつもりでした。
しかし、当時はたまたま中古を考慮に入れてなかったため大型は候補に無かったですね。
今は「何時でも聞けること」という基準が加わったため、小口径派になりましたが・・・。

9 名前:C40 2004/12/19 14:07
ミソスープさんのおっしゃるとおり、重低音の響きはご近所に一番気を使うところですね。なので、浸透力が弱いほうが好都合というワケです。わかります。
 それから、休日などしか思うように聴けないという方のお気持ちも、痛いほど分かります。

 ミソスープさんがお持ちのスピーカーは、能率90db/wでしたら、いまどきなら結構高い方でしょうね。
 カタログ上の能率表示というのは、メーカーにより測定方法が大きく異なっていますから、これはあくまでも参考程度にご覧になって、あまり気に(信用)される必要はないと思います。
 また、再生可能周波数帯域についても同様です。例えばアルテックの銘機604同軸ユニットを積んだシステムなんかですと、20HZ~2万HZというような表示がされていますが、実際に聞いてみると中音域ばかり張り出していて、ラジオ並みの狭帯域に聴こえてしまいます。
 小口径のSPユニットもお金をかけて、バスレフのチューニングや箱の形状などを上手くすれば、かなり低い帯域まで再生可能なものもあります。
 ただ、大口径と小口径の大きな違いはその(特に低音の)エネルギー感です。バスレフ効果などで周波数的な満足は得られても、このエネルギー感については、元々持ち合わせていないものと、元から充分に持ち合わせているものでは、そのクオリティなどに歴然とした差があります。

 音楽を聴く際、この低音のエネルギー感が無くても確かにキレイな音は出ます。しかし、低音は音楽の基礎です。低音エネルギーの強弱をデリケートに再生できなければ音楽が死んでしまいます。基礎の無い家がすぐ倒れるように。
 ピアノを聴くにしても、低音のエネルギーがなければ、グランドピアノのあの巨大な金属の骨格から発する生々しい音はだせません。

 でも、映画をご覧になる際には、さほど気にする必要は無いかもしれません。
 人間の感覚は、聴覚よりも視覚の方に神経が集中していますから、映像に集中してしまうと、音の良し悪しはあまり気にならないからです。
 AV使用でも音を気にされる方は、一旦画像なしでリスニング環境などの調整をされた方が良いかもしれませんね。

 ま、ご近所への迷惑を気にする場合は、ミソスープさんの方法がベストかもしれませんね。
 大型スピーカの場合ですと、トーンコントロールなどで低音をカットすればカンタンにできます。
 でも、出せるときには出したいもの・・・皆さんは、その備えがありますか?

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