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歴史に埋没しかけている音楽
243 名前:若葉 2006/02/13 21:31
私にとって、この意味で、ショパンは「やばい」かもしれません。
(音楽的には正しくないと思いますが、心象ですから、仕方ないのです。)

ショパンのピアノ曲のいくつか(代表例としては有名な「革命」)を聴くと、あるフィルムがだぶります。
第二次大戦の緒戦、ナチス=ドイツ軍の侵攻に対して、ポーランド軍が昔ながらの騎馬で出征してゆくフィルムです。
圧倒的重機の時代、これは弱く、おろかしく、私たちからすると結果は目に見えています。
ショパンの時代のポーランドも、それと大差ありませんでした。大国に対して膝を屈するより他ありません。
しかしショパンは、弱々しくも高々と、こぶしを振り上げます。
その「心」の強さを思うとき、私は気高いと感じます。
そして同時に、ポーランドの人々のかなうはずのない願いが、なんとか、かなわぬものかと思うのです。
ピアノが音階をかけ上がり(あるいは跳躍し)、鐘のようにハンマーが鳴り響くとき、現代の私の心はかき乱され、そんなことが思われます。

スメタナの交響詩「わが祖国」(有名な「モルダウ」を含みます)にも、同じ思いを持ちます。
終曲で、勇者たちはブラニークの山に眠り、それに見守られるチェコの人々は行進曲(ユーモラスな旋律)にのって平和に暮らしますが、歴史をみるに、ある意味あるわけもない世界だったと思います。
しかし、あるわけのないことを思わざるを得ず、そしてそれを思うスメタナの、また人々の心は、美しいと思います。

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