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歴史に埋没しかけている音楽
26 名前:名前欄空白 2003/02/16 12:03
 
・交響曲第9番
第九は勝利の賛歌として発表された。しかし聴衆が聴いたのは古典的な作品であり、親密この上ない対話を交わす語法で書かれた小型シンフォニーだった。「世間はこぞってスターリンを賛美し、私自身もその忌まわしい踊りに巻き込まれた。」作曲は当局を激怒させ、作品を公式に撤回することを余儀なくされた。
・交響曲第10番 
5番に並んで有名。スターリン死後に作曲されたこの曲は「私は人間の感情と情熱を描きたかった」とショスタコが言うとおりシンフォニックで感動的。のちになってこの作品は、スターリンの非人間的な肖像であるスケルツォを含む、重要な自伝的作品であるとみなされるようになった。
・交響曲第11番 
同時代への暗示に満ちた歴史的な絵画とも呼ぶべき交響曲。表向きは1905年の出来事を題材としているが、レフ・レペディンスキーが指摘したように、「私たちがこの音楽に聞いたものは、1905年の冬宮前広場で人民に発砲する警察ではなく、ブタペストの通りを轟音を立てて通り過ぎるソ連軍の戦車」だったのである。管弦楽で引用される革命歌には曖昧さがある。ショスタコの息子マクシムはリハーサル中に父に向かってこう言った。「パパ、このために首吊りになったらどうするの?」子供の心配は杞憂に終わった。政府側の批評家は社会主義リアリズムの勝利としてこの作品を讃えたのである。

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