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歴史に埋没しかけている音楽
267 名前:若葉 2006/02/21 10:58
頃合いを見計らって、一つ釈明したいことがあります。モーサンさんが、
>モーツァルトのVコンチェルトは私「も」あまり好きではありませんが。 (引用中のカッコは私がつけました。)
と書かれていますが、私、むしろ大好きなのです。誤解なく書き込むのは、難しいものですね。
>>253の「ひじょうに趣味の良い、悪趣味」は、主は、趣味の良さにあります。悪趣味(いたずら)さえも趣味良い、(天性の)洗練をスゴイと言っているのです。
Vn協よりも、Pn協(たとえば最終なら第27番)の方が優れている、とか言われると、両方好きな私としては困ってしまうのですが・・・。

Vn協第5番(トルコ風)で最もよく知られているのは、グリュミオー(Vn)、サー・コリン・デイヴィス(Cond)、ロンドン・シンフォニーによる録音です。
グリュミオーのソロには、考えられる、あらゆる賞賛が与えられています。ここでさらに付け加えるなら、指揮も、ロンドン・シンフォニーも絶妙だと思います。
この曲では、トルコ風のモチーフは「単なる異国趣味」ではありません。ピアノ・ソナタの「トルコ行進曲つき」(教科書でも出てきたあの曲)の愛らしさとは、明らかに異なるものです。
仮にピアノ・ソナタの方をおもちゃの兵隊とすると、こちらはもっと軍隊調。「お上品な」方々が眉をひそめたくなるぐらいの、野蛮さがあります。(トルコは、時代がずっと前ですが、ヨーロッパを席巻しウィーンにも迫っています。)
まばゆいばかりの美しいVnソロを、少し暗転させただけで、遠くにトルコのとおぼしき砂煙が上がる。
一瞬なので「まさか」と思っていると、今度はいきなり、ずっと近くで行進を始める。隊列は長刀?で地面を踏み鳴らし、中央では名人が早業で剣を舞わせる。攻められる方からすると、あぁ強そう・・・「悪趣味」ですよね。

と言うものの、あくまで夢の、虚構のお話だから「いたずら」なので、本当に凄惨な場面になってしまっては元も子もありません。
その点、グリュミオーの端正で輝かしいソロとあいまって、ロンドン・シンフォニーは、絶妙なバランスです。カチッとしていて、ドロドロしたところがありません。
逆に言うと、だからこそここまで、めくるめく面白さで演出できたのかもしれません。飽きることのない演奏です。

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