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歴史に埋没しかけている音楽
348 名前:ALTECファン 2015/12/08 11:10
「歴史に埋没しかけている音楽」より、「時代に歪められている音楽」こそ重大問題。昨年の12月、ヤルヴィ&ドイツカンマーフィルが来日、4日間通しで聴きに行った。オールブラームス。第二交響曲を聴いたとき、何故彼がチューバを使ったかよく分かった。100人オケでは聴けない澄んだ明るい音がした。100人オケだとDB(コントラバス)は8〜9本。こうなるとチューバの音はDBに負けてしまい、全体にくすんだ音色になってしまう。ドイツカンマーフィルは約50人。DBは4本程度か。チューバがなると明るいすがすがしい音になる。モーツァルト、ベートーヴェンの時代はもとより、ブラームスの時代もオケは50人程度。今は100人。当然音色は全く違う。いわば、「曲名は同じでも違ったものを聴かされている」わけだ。
 なんでこうなったか。この100年の間に、音楽愛好家が増えて、それらを収容すべくホールが大きくなり、大きなホールの隅々まで音を行き渡らせるためオケの人数を増やしたのだろう。結果、原曲の持っていたニュアンスは失われ、我々はどんよりした、厚ぼったい音楽を聴かされているわけだ。考えようによっては、限られた演奏会の回数でなるべく多くの聴衆を集めようとする商業主義によって歪められた音楽を聴かされていることになる。
 100人オケに相応しいのは、R.シュトラウス、ストラビンスキなど。ロマン派では例外的にベルリオーズ。18世紀19世紀の作曲家の音楽は、ドヴォルザーク、チャイコフスキまで、50人オケで演奏するべきであろう。歴史をひもとけば、この見解の正しさが分かるのである。因みに、19世紀末優秀オケと言われたマイニンゲン宮廷オケは48人だそうで、ベルリオーズの理想とするオケの人員数は400人だそうである。

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