創造の動機を辿ると、ビッグバンは寂しさの爆発だった。 神が自分の愛の対象を欲しがったのだ。 当初はそれが恐竜だった。 しかしうまくいかず、泣く泣く氷河期の中に葬った。 次に、予定を練って、ある完璧にかわいい存在のために地上を整理した。 全てはその子らのために。

 なぜぽよぽよざうるすは子供の主観に馴染むか。それは恐竜時代の創造物に似ているからだ。神は人間を誕生させる以前は、実験的にめちゃくちゃなものを創造して楽しんでいたものだ。でも首の持ち上がらないプラキオザウルスや腕が顔の前についているアノマロカリスなど、めちゃくちゃに作りすぎて可哀想になってしまったのだ。そして氷河期で絶滅させてこんどは愛の直接的な交歓を求めて新たにこのまえ思いついた人類というざうるすを進化させるに至る。しかし自らに創造性を持つようになった人間は、自分の言うことを聞かず、好き勝手やっている。人間は創造性をもったので、その創造性を自分に近づけるため、鍛えるためにかわいい子には旅をさせるつもりでエデンの園を追放した。アダムとエバの子はアベルとカインと名づけられた。アベルは予定通り信仰心厚く育ったがカインは神を求めない。神はアベルの供え物は取るが、カインのものは無視した。親の愛は子供の愛へ、祖先の恨みは子孫の恨みへ受け継がれる。人類は親を辿ればみな兄弟であるが(遺伝子を辿るとアフリカにいきつくようだ)、互いにいがみ合い戦争まで起こすところにまで発達してしまう。愛を辿れば神の父性愛・母性愛があるが、侮蔑を辿れば見放されたから認められたいというカインの感情がある。カインはいたたまれなくなりアダムとエバのもとを離れて別の地に行き、そこで子孫を残すが当然カインの血筋を受け継いだその末裔は悪事ばかり働くし神は創造主である自分を尊敬してくれないのでこれを滅ぼすに至る。神はノアの前まではまだ人間に優しくなかったようだ。支配できない自然環境のように。神はアダムとエバの第三の子にセツを生ませた。セツの末裔、十代目にノアが生まれる。その頃には人類は善玉と悪玉に分かれているので、神はノアに山の頂に箱舟を作らせる。ノアは頭が狂っているとされながらも120年かけて箱舟を完成させ、家族と一つがいずつ動物を乗せていった。その他は大洪水で滅んだ。そうして少しずつ濾過されていくのかな。ちなみに聖書において人間の寿命は縮まる一方だが、これは血筋が一定になり薄まっているからであろう。霊的にも薄まっており、やがて神を感じられなくなってゆく。神も、ぽよぽよざうるすの時期のほうがこれからどうしようか楽しかったことだろう。あ、いま気がついた、創造の経験を重ねた神は人類に何を望み、何をしたがっているか・・・