− シンクロニシティ − 偶然とは思えないことがある。何の前触れもなしになにかに遭遇したりする。それをシンクロニシティーという。シンクロニシティは「意味のある同時生起(コインシデンス)した現象」「意味を持つかのようにむすびあわさった偶然のパターン」と訳され、カール・グスタヴ・ユングの作った用語。宇宙を知ったアインシュタインも解明こそできなかったがこの研究に没頭していて、相対性理論の一部に考えられると本に書いてあった。以心伝心も同じ原理だろうか。中学一年生のとき、乗ってる飛行機がほかの飛行機にぶつかる夢を見た。その後中学の社会の先生が授業で、飛行機は地上の移動よりも遥かに安全性が高くて、離着陸の11分が魔の11分と言われていてその時間帯に飛行機事故の8割は集中しているけれど、飛行機同士でぶつかることはないんだよーと話した。言われてみればそりゃそうだ。車とか自転車と違って「高度」があるし。飛行機同士が衝突する確率なんかは天文学的な数字になる。 シンクロニシティは時間も空間もない素粒子のスケールで起こるものだと思うけど、どのやうな同時性になるんだろう。人間の誕生から原型として有している共通要素が、ある形質に触れたときに単に同じような知覚を催すものか。それとも好きな子に接近したくなるように、愛によって互いは結びつき、同時性は起こるんだろうか。 拡大と収縮を繰り返す宇宙は収縮後、収縮しきれなくなってビッグバンを起こす説があるけど、同じビッグバン暦***年の何月何日何分は、やはり同じことが起きているのかな‥。鉄腕アトム |