た・ば・こ



我々は今までになんども禁煙をした。
そのうちに我々は断言してもよい気分になった。
禁煙をすると、感受性が戻り、自分は青春真っ盛り?と勘違いが出来るということを。
たばこは体以前に自分の宇宙を蝕んでいるという事実を見るも見ないもあうさかの関。
「創作には必要不可欠、煙草は思索の翼」と太宰を気取るジャンキーもある。
確かにこれも正しい。軽い覚醒剤なのだから。
でも高校生のたばこは気持ち悪い。もうそろそろその流行はやめてほしい。
なんでぎこちなく尻上がりの語調で、ぎこちない素振りをしながらも
たばこに手をだしてしまうんだろ。
青春がもったいない。
そのうちたばこにも慣れてきて、おいしさを悟ったような口調になる。
マラソンに慣れる過程も原理は同じだが、
走ることの気持ちよさを悟っても自慢はしないのはなぜ。
強い意見に従い、権力にかまける心の弱いところに
たばこが普及する不思議があるのだろうか。
たばこは二十歳からというのも正しい。




普通、どれだけ苦労やストレスがなくても歳になれば必然と心が無味乾燥してくる。それが老いという現実。

誰ひとりいない公園でベンチを見つけたら吸いたくなる。
禁煙半年経ってもそう思う。